江川 知弘

作家/熊本県出身/短編小説『お母さんの煮しめ』(2023)、『ヒロとネズミイルカ』(2…

江川 知弘

作家/熊本県出身/短編小説『お母さんの煮しめ』(2023)、『ヒロとネズミイルカ』(2024)/【賞歴】※第2回ラジオドラマ原作シナリオコンテスト[大賞] ※第4回短編小説コンテスト[大賞] ※第7回絵本出版賞 ストーリー部門 [奨励賞]

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短編小説『お母さんの煮しめ』 (1章)

※7分で読めるショートストーリー 『お母さん』シリーズ3部作🥇(1章) ◇あらすじ 小学生のれいちゃんの大好きなもの、それはお母さんが作る煮しめ。 お母さんの作る煮しめは、他の煮しめとは違う。全体的に色が茶色く、決して華やかではない。でも、味がよく染みていてとっても美味しい。 そんなある日、れいちゃんは好物の煮しめをお弁当に入れて学校に持っていくのだが……。 ◇登場人物 れいちゃん……小学5年生。名前は令菜(れいな)。 お母さん………れいちゃんのお

    • プロフィール

      江川知弘(えがわともひろ) 1996年、熊本県八代市生まれ。作家。 短編小説・短編集『お母さんの煮しめ』(2023) を出版。幻冬舎グループ主催の第4回短編小説コンテスト大賞を受賞。続く第2回ラジオドラマシナリオコンテスト 大賞を受賞。2024年、合同会社MKz Squareの企画・製作にてFMラジオドラマ化が決定した。 ▷脚本 ・ラジオドラマ『お母さんの煮しめ』(2024)  ※第2回ラジオドラマシナリオコンテスト   大賞 [受賞]  製作:MKz suquare

      • 【予想と結果発表】アカデミー賞2024🏆✨

               2024.3.10 ※私の予想の仕方は、各批評家協会賞、映画祭、前哨戦である英国アカデミー賞(BAFTA)、ゴールデングローブ賞、各組合賞を統計的に分析し、近年の受賞傾向や映画界のトレンドを加味しながら個人的な好みも入れつつ予想を行っております。 以下、私のアカデミー賞2024の予想です。 今年は何部門当てられるでしょうか。 2024.3.11  ㊗️ 受賞結果が発表になりました!!! さて、予想と受賞結果を照合してい

        • 【新着】ダニエル・ローガン / スターウォーズ・ストーリー

          皆さんはこの俳優をご存知ですか? 彼は、かつて『スターウォーズ』シリーズで後に銀河最強の賞金稼ぎとなる若きボバ・フェット役を演じたダニエル・ローガン氏だ。 本記事では、ダニエル・ローガン氏の演じてきたボバ・フェットというキャラクターを中心に、ボバとダニエル氏のスターウォーズ・ストーリーに注目していきたい。 ダニエル・ローガンとは 彼はニュージランド出身で現在はアメリカで活躍されている俳優である。 彼の俳優キャリアは子役からのスタートだった。そして、いきなり抜擢された大役

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        短編小説『お母さんの煮しめ』 (1章)

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        • 『お母さん』シリーズ3部作
          3本

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          幻冬舎グループ主催 第4回短編小説コンテスト・大賞受賞しました🏆✨

          先日行われた幻冬舎グループ主催の 第4回短編小説コンテストにて 私の代表作である 児童文学・短編小説 『お母さんの煮しめ』が  なんと、、 大賞を獲りましたー!!!🏆✨✨ 2019年から執筆活動を独学で始めてきましたが、諦めずに書き続けてきてよかったです。😂 受賞作は下記URLよりお読みいただけます。  受賞作↓ 『お母さんの煮しめ』

          幻冬舎グループ主催 第4回短編小説コンテスト・大賞受賞しました🏆✨

          短編小説『ステイ』著者:樹立夏/原案:江川知弘

          短編小説『ステイ』  著者:樹立夏  原案:江川知弘  企画:樹立夏 【あなたのために短編小説、書きます】 ⬇️ 本編 ⬇️ 本編はこちらのリンクからお読みいただけます。 Special Thanks 樹立夏 Steven and E.T.

          短編小説『ステイ』著者:樹立夏/原案:江川知弘

          短編小説『お母さんと私の夢』(最終章)

          (あらすじ) 25歳になった令菜(れいな)。幼き日に抱いていた夢は、いつしかどこかへと消え、そして私はそのまま大人になってしまった。今の自分と葛藤する中で、思い出すあの頃の記憶。そして仲間、お母さんの存在。 (登場人物) ▫️令菜……25歳、会社員 ▫️お母さん……令菜の母親 ▫️かんた……令菜の同級生 ▫️ともかず……野球部の先輩     お母さんと私の夢 25歳になった私、名前は令菜(れいな)。 あれからすっかり大人になってしまった。 (この前までは小学生だ

          短編小説『お母さんと私の夢』(最終章)

          短編小説『ラ・ホーリ/理不尽に立ち向かうインド料理店』

              1章 unReasonable (理不尽) 田舎のレンタルビデオ店でレジをしている僕、26歳独身。 僕は先月まで九州で建材商社の営業マンとして働いていたが、会社内の極悪理不尽な待遇から耐えきれず自主退職。 どういった理不尽なことがあったかは下記報告書をご覧ください。 残念ながら、会社によって僕の訴えは揉み消されてしまいました。 理不尽に屈してしまった、結局その後何もやり返すことができず、心が病み、人生にいきなり躓いてしまったこの時代についていけない男。みんなは理不

          短編小説『ラ・ホーリ/理不尽に立ち向かうインド料理店』

          短編小説『お母さんへ、明日の朝メシ』(2章)

          ※5分で読めるショートストーリー   『お母さん』シリーズ3部作🥈(2章) (あらすじ) 毎晩寝る前になると、息子ともかずは、私あてに朝ごはんのリクエストを手紙にして書いてくれる。私にとってそれはともかずとのヒミツの交流。毎朝、私が起きてともかずのベッドへ行くと、枕元にその手紙は置いてある。さぁ、今日は何が書いてあるかな? (登場人物) ▫️ともかず……私の息子  ▫️私 ……ともかずの母親      お母さんへ、明日の朝メシ ある朝。
 7才になった息子とも

          短編小説『お母さんへ、明日の朝メシ』(2章)

          短編映画『7/17』※TOKYO FD FILM FESTIVAL グランプリノミネート

          【スタッフ】 監督•脚本•製作•編集:江川 知弘 撮影:江川 知弘、石田 皓人 音楽:Teada 制作:ET PICTURES 【賞歴】 ▪︎スマートフォンフィルムフェスティバル(SFF)   撮影賞 [受賞] ▪︎東京フェイクドキュメンタリー映画祭(TFDFF)   グランプリ [ノミネート] ▪︎オイド映画祭東京(OFFT)   入選 ▪︎恵那峡映画祭(EFF)   入選 【上映館】 ▪︎渋谷シアターイメージフォーラム ▪︎高円寺アンノウンシアター ▪︎大阪はっ

          有料
          100

          短編映画『7/17』※TOKYO FD FILM FESTIVAL グランプリ…

          長編小説『さよなら、黄昏のブリックロード』

          (概要) 世界的シンガーソングライター エルトン・ジョン(作曲)とバーニー・トーピン(作詞)が生み出した名曲『Goodbye, Yellow Brick Road』から着想を得て、オリジナルで描かれたリアルで切ない残酷な青春ホラーストーリー。  ※R15+  ※WebメディアKAI-YOU.net 掲載作品 1章 リトル・チルドレン 2章 ビューティフル・デイ 3章 孤独な狩人 4章 シュガーベア ⬇️ 本編 ⬇️

          長編小説『さよなら、黄昏のブリックロード』

          【レポート】東京コミコン🗼4年ぶりに参戦✨

          2022年11月25日(金)に幕張メッセで開催された東京コミコン2022に参戦しました。その1日の体験レポートをその時の感情のままに書きました。真面目でかっこいい文を書こうとかそんなのここではどうでもいいです。ただただ楽しいコミコンの素直な気持ちを文章にただ書いてます。よかったら気楽にご覧ください。🙇‍♂️ 2018年以来、4年ぶりのコミコン。(2019年のコミコン以降、コロナ禍により2年間は現地開催中止) 私は映画オタクなのでコミコンが死ぬほど楽しみで大好き!普段おとなし

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          E.T.はいつもココにイル

          はじめに 私の名前は、江川 知弘 (えがわ ともひろ) と言います。 ローマ字で書くと「Egawa Tomohiro」 なのでイニシャルは「ET」だ。 そんな私がまだ子供の頃、学校ではノートや体操着にイニシャルを記すのが流行っていた。 私は名前のイニシャルが「ET」であったため、クラスメイトから“E.T.”と呼ばれ、馬鹿にされた。 正直、私はE.T.が嫌いだった。 その当時、私はまだ『E.T.』を一度も見たことはなかったが、なんとなくあの手足の長いしわしわの姿の宇宙人と

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          短編小説『涙のグリース・ライトニング』

                涙のグリース・ライトニング   絶望と悲しみの先で、男は踊り出した   ※本作は2018年7月17日に起こった     事件を元にした実話である。 カレンダーを1枚めくり7月を迎えた。 あと17日。 大学が夏休みに入ってから僕のカレンダーの予定はバイト、バイト、バイト……週末は人生で初めてできた彼女とのデート。 そしてまたバイト、バイト、バイトの日々。 7月17日は僕の誕生日、その翌日には彼女と付き合ってからちょうど“1ヶ月記念日”を迎える予定だ。

          短編小説『涙のグリース・ライトニング』

          児童文学『ア・フィッシュパンケーキ・ストーリー』

            ア・フィッシュパンケーキ・ストーリー 昔むかし、ある国の小さな町にとってもいじわるでよくばりなジョージというおじいさんがいました。 歳で仕事をやめてからはこれといってやることもなく、毎日が退屈。 そんな毎日が嫌になったジョージは、ある頃から町に出てきては人々を困らせたり、いじわるなことばかりするようになったのです。 ある朝、ジョージは思いつきます。 「そうだ! この町のありとあらゆる海や川から魚を取り、ひとりじめにしてやろうと!」 魚はこの村の名物であるとともに、人々

          児童文学『ア・フィッシュパンケーキ・ストーリー』

          短編小説『あの夜、4人の友達』

          ◇あらすじ 友達のアキラが自殺した。自殺の原因は不明。 ある夜、葬儀が行われる斎場で久しぶりに顔をあわせることとなったかつての高校時代の四人の男友達。彼ら四人は、斎場の喫煙ルームでアキラとの思い出話を語り合う。 (アキラの死の謎に関わっている人物がこの四人の中にいる…) ◇登場人物 ・歩六(20)あゆむ、男、大学生。 ・拓磨(20)たくま、男、大学生。 ・真樹(20)ま き、男、大学生。 ・喜一(20)きいち、男、職業不詳。 ・アキラ(享年20)故人。 * *

          短編小説『あの夜、4人の友達』