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29歳夏、ウィーンで学んでいた全日制UXデザインコースを無事に卒業しました。

ご無沙汰してます。常々投稿したいなぁと思いつつ、タイピングしながら睡魔で思考停止してしまう日々が続いていました。笑

5月からウィーンにあるTalent Garden Innovation SchoolにてUXデザインを中心に学んでおりました。全日制の学校は8年前に卒業した文化服装学院振りです。

きっかけは、コロナ禍を機に夫婦共に仕事を失い勤め始めたWeb関係会社のテクニカルサポートエージェントを今年3月末で辞めたこと。

詳細は以前のnoteに書いていますが、約一年間は私のみが働いていたので、海外の地でロックダウン続きであったこと・好きな内容の仕事ではなかったこと、その他プライベートな事情も加味して、経済的にも精神的にもかなりしんどい期間でした。

なので「今後はこれまで経験してきたファッションデザイン・演劇・サービス等の経験が活き、自分に資質にも合い、世界中何処に居ても今よりは余裕を持って生きていけるスキルを身に付けたい」と考え、夫の再就職が決まった次の月末に仕事を辞めました。

その後は少し羽根を休めながらのリサーチ期間。が、中々的を絞れない...と思っていたタイミングに夫が「君にピッタリだと思う」と見つけてくれたこのコースの内容を気に入り受講することにしました。

実はUXデザイナーという仕事を知ったのはその時です。

正直、{詳細はよくわからないけど漠然と合いそうだし、その周りのUIデザインやグラフィックデザインも学べるというからUXデザインが向いていなくても潰しがきくだろう。}というような気持ちも無きにしも非ずでした。

そして結果的にその選びは大正解で、やっぱりこのクラスを受講して本当に良かったと思っています。

ウィーンの学校ですが授業はドイツ語ではなく英語且つオンラインで行われた為、クラスメイトはオーストリア、ドイツ、又はイタリアに住む10名で、なんと全員が違う国出身でした。

気にかかっていたのはグループで行う企業プロジェクト。当然これまでも人々と共に複数の場であらゆる仕事をしてきましたが、UXデザインはめちゃくちゃチームワーク。「自分のコミュ症と英語力でUXデザインスキル初心者がライブ感満載のチームワークの中でやっていけるのか」と。。

その後始めてみて案の定、スピードや具体的な説明を要される際の英会話の壁には幾度となくぶつかりました。「自分は皆と円滑に話せない役立たずだ」と、恥ずかしながら初期は授業後メソメソと泣いて夫に面倒臭がられていました...笑

そんなメンタルも段々と気の持ちようで大丈夫になっていきましたが、聞き間違えてトンチンカンな返しをし恥をかくなんてしょっちゅうで、これからも長らくはそうなのだろうと思います。

とはいえ幸い現代ではオンライン上で簡単に翻訳ができ文面を送信することだって可能なので、周りに忍耐してもらった場も多々あるとは思いますが、なんとか!はなりました。

言葉を足すとすれば、その前にテクニカルエージェントとして働いていた一年間社内公用語としてほぼ文面でも毎日英語を使用していたこと、リモート仕事慣れもしていたこと、UXデザインとは違うとはいえ過去にデザインを学び仕事にしていたということが穴埋めとなっていたようにも思います。

こう振り返ると、やはり飛び込んでみるものだなぁ、と思います。特に対象となる学びや仕事の要件に対して「これには自信がないけどこれなら出来る」があれば結構イケる。

歳を増す毎に少しずつ保守的になっていきやすいけど、子供の頃なんて土台なく学び始めたのですものね。痛いのは嫌だけど、痛みを乗り越えることよって成長出来ます、よね。

このコースのお陰でUX/UIデザインのスキルが身に付けられたこと、情報設計、ビジュアルデザインが共に好きだということ、デジタルデザインが自分の資質に凄く合ってるということがわかったので、仕事が決まる前から大収穫。また更にUXライティングにも興味が湧いています。

それから言語の他にも文化や価値観の違いを感じる場面は多々ありながらも、最後はやはり人と人。否定ではなく理解、理解出来なくても愛し赦し合うこと。

オンライン仕事であろうとこんなにも人と近い距離感で四六時中会話することは夫以外とは久しぶり!だったので頭悩ませることも多々ありましたが、それってちゃんと目の前の人やこと・自分と向き合えたという証拠でもあると思うので、終わりよければ全て良しです。

現在はポートフォリオを作成中で、8月から就活を始めたいと思っています。

主にウィーン市内の企業を受けるつもりですが、フルリモート可能な日本の企業もあれば受けたいと思っている(出来れば英語使用希望)ので、採用情報がもしあればお知らせ頂けると嬉しいです♡

日本は猛暑日が続いていると聞いているのでどうかお身体ご自愛下さい。

由梨乃

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