見知らぬ子どもに「あの人、目をパンチされたのかな?アザできてるよ」と盛大に目の下のクマをいじられた
僕の目の下のクマは、すごい。
下とかじゃない。サークルになってる。
ドラクエに出てくる魔王の城は毒沼に囲まれているが、ちょうどアレだと思ってもらっていい。
ちょうど魔王の城と同じ。例えてるとかじゃなくて。ちょうど同じ。
その見知らぬ子どもは、「ほら、こんなに大きなアザだったんだよ!」とママに残酷な報告をしていた。
「こんなに大きなアザ」を両手を使って表現した時のジェスチャーが「PS VITA」ぐらいのサイズだった。
子どもにとって僕のクマは、PS VITAらしい。
顔をハミ出てるみたいだ。
僕がこの自分のクマの異常に気づいたのは小学校4年生の時だ。
クラスの保健委員の子が、授業中に突然先生にこんなことを言い出した。
「先生、島崎君が寝不足みたいで気分悪そうです!保健室に連れていきます!」
僕はその日、その年で1番ベストコンディションの日だった。
前の日はぐっすり寝て朝もスッキリ目覚めた。
試合とかあったら間違いなく決勝に行っていた。
保健委員は僕のクマの濃さだけでドクターストップの判断を下したのだ。
それからと言うもの僕のクマは猛威をふるった。
毎日のように「昨日夜更かしした!?」と確認された。
「砂漠の我愛羅じゃん」と言われたこともあった。
体調不良で倒れた友達のために慌てて担架を運んできた先生が僕を連れて行ったこともあった。
もう、そういう村の出身なんじゃないかと疑っている。
クマを消す女子用のアイテムを購入したこともある。
肌が黒くなれば相対的に見てクマが目立たなくなるんじゃないかと考えて日サロに行ってギャル男になりかけたこともある。
幼馴染である相方からは「ずっとクマ見てきたけどずっとやばい」と言われた。
だいたい「ずっと見てきた」はもっと夢とか叶った時に言えよ。理解者みたいに言うな。
最近ではそういうイジリもなくなってきたが、ゴリラJAPANクリエイティブチームのイラスト担当モソシから、急に本記事の見出しにも使っているイラストが送られてきた。
クマ以外にも問題がたくさん起きてるんだよ。
四天王キクコの孫じゃねぇか。
「ゲンガーと遊んでおきな」じゃないんだよ。
もう二度といじんな。
どうやったらクマをなくせるか、徹夜で考えます。
倍面白くなります。僕をサポートで支配してください。よろしくお願いします。