見出し画像

未来を見通すということ

未来を見通すことは難しいようで、実はそうでもないのかもしれない。
「未来を見通す」つまり「未来を予想する/想像する」というレベルであれば多分、誰でも見通せると思う。
ただ、それを自分たちが実行できて、見通した未来を実現できるかどうかは別問題。

そんな中、最近の気になるニュースはやはりこちら。

◯Magic Leap,Inc.との資本・業務提携に合意
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/04/26_00.html

このニュースが出た直後にNewspicksでの自分のコメントは以下の通り
https://newspicks.com/news/3854961?ref=user_121663

XR系のグラスでいちばん重要なのは、「視覚の奪い合い」を誰が制するかということだと前々から思っていたし、日本ではドコモが5Gでやるべきという話を主張していたのに、誰も聞き入れてくれなかったのが残念なところ。。。

そしてもっと気づかれてないことは、視覚の奪い合い≒時間の奪い合いだということ。そう考えると視覚の奪い合いって実は超重要なファクターのはず。

今まではPCの時代にはポータルサイトが、スマホの時代にはアプリが起動画面の最初をどう取るのかの戦いだったけど、XR系のグラスはそれらより更に手前のスーパーポータルともいうべき視覚の奪い合いになるので、誰がいち早くそのスペースとプラットフォームを奪いに行くかという戦いになるはず。

本当は、ドコモ自身がMRグラスを製造して、MSのSurfaceのような立ち位置をとり、通信、ハードウェア、プラットフォーム、アプリをマルっと取りに行くのが現時点ではベストな選択だと思うけど、そこまでは振り切れなかったので中途半端な感じに終わるかもね。。。

あと、MagicLeap発表時からあるデバイスのクソダサい感じはどうしようもないけど、そこは時間が解決してくれるだけなので、むしろその分野にいち早く張っていっていち早く面を抑えに行くのが重要ではないかと思う次第。

この発表から1ヶ月半近く立っているけど、こう書いた思いは変わらず、この主張はどうにかしてドコモさんには届けたい今日このごろ。

別に古き良き時代を思い出すということを言うつもりはないけど、ここまで踏み込んでやっとi-modeの復権、ドコモの復活が実現できるのではないかと思う次第。

当然、XRグラスなんて面倒なものがスマホほど普及するの?という大いなる疑問は持たれてもしょうがないけど、おそらくどういう形になるかわからないけど(ひょっとするとSAOのオーグマーのような形状とか)、多分これは進んでいく道だと思う。

ということで、僕らはその未来が見通せたと仮定して、そこからバックキャスト的に逆算して今、何をしていくべきかは慎重にかつ早急に考えていかないと、海外勢にやられっぱなしのビジネス的にも面白くない世界が続いちゃうなーというのが正直な気持ち。

あ、別にMagic Leapを否定しているわけじゃないよ。
僕も大いに期待しているデバイスなので、早く使ってみたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?