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ずぶ濡れ子猫つよし保護日記

2日前に保護した子猫について、ご心配いただいている方へ現状報告です。

つよしは、元気にしております。
昨日から自力で食べられるようになり、食事量も増えました。心配していた排泄ですが、昨夜からおしっこもうんちも出るようになりました。

現在の心配は、ふたつ。
・体重減少(保護時520g→503gに。おそらく回虫に栄養をとられています。下痢もはじまりましたので、回虫駆除の錠剤をもらいにいきます)
・足のふらつき

足のふらつきは保護時からありました。ただ栄養状態が悪く、衰弱しているためと考えていたのです。ところが、食べられるようになり、活発に動けるようになっても治らず、どちらかというと悪化しています。特に朝の動き始めはふらふらして安定して進めません。

動物病院では小さくて検査できないので、様子見になりましたが、ネットで調べると小脳変性症の可能性がありそうです。

小脳の神経細胞が変性してしまう先天疾患で、非進行性と進行性があり、後者の場合は、時間の経過とともに症状が重篤化していきます。根本的な治療法はないそうです。

もし、子猫のふらつきについて、以下のことをご存じの方は、コメントいただけると助かります。
・同じような症状で、小脳変性症以外の病気をご存じの方がいましたら、お教えください。
・ふらつきのある子猫(小脳変性症)を育てている(育てた)方のブログやYouTubeを収集しています。ご存知でしたら教えてください。

今は、進行性でないことを祈るばかりです。
進行性でなければ、室内猫として生きられると思います。

いちばんの問題は、先天性の小脳形成不全ならまだよいのですが、猫汎白血球減少症ウイルス(猫パルボウイルス)による小脳変性症の恐れがあることです。母猫が妊娠中に猫パルボウイルス感染し子宮内で胎児が感染した場合、もしくは早期新生子期に感染すると胎児の小脳が影響を受け、先天性の小脳形成不全となるそうです。

感染すると死亡率が高く、他の個体へも爆発的に感染が広がる恐ろしい病気です。糞便へ直接接触すればもちろんですが、体、被毛や物(食器や床、カーペットなど)に付着したウイルスにより感染することもあるそうです。

先住猫のさつき・めい・かんなは、1階、つよしは、2階に分け、接触はさせず、食器などの共用はしていませんし、手洗いは行っていましたが、衣類やスリッパはそのままでした。つよしを抱いていた服でほかの子が甘えたこともあり、うつしてしまった可能性を捨てきれません。

私たちが悪いのですが、完全室内飼いなので近年ワクチンをうっていませんでした。間に合うかわかりませんが、明日3匹は接種させます。服もスリッパも靴下も上と下で分けました。

最悪全滅です。それがいちばん辛く胸が裂けて散り散りになりそうです。

子猫の保護は、簡単なことではないと知りました。さつきとめいも乳飲み子から育てましたが、床下で生まれ、病気はありませんでした。今回もそんな展開を予想していましたが、甘かった。しっかりしなければ、この子達の命を守れません。

どしゃ降りの中、2階で仕事をしていた私に、なぜか細い子猫の鳴き声がきこえたのか。ペアガラスの窓を閉めていたのに。

もう一度同じ場面になっても、見捨てることはできない気がする。

最善を尽くします。

いつも神様に祈る前に全力を尽くしてきた。

つよしも生き尽くしてほしい。

がんばろう。








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