イタリア:レッコ/Leccoで1人Enjoyトレラン合宿#3(Monte Barro 922mへのプチ縦走登山)
翌日は予報通りの雨だったが特にやることもないのと雷ではなかったので雨具を着て山に入ることにした。雨の日にわざわざ山に行くのはどうかとも思うが、山に入っていて雨が急に降りだすこともあるし、トレラン大会も雨での開催もある。雨の山に慣れるという意味では、雨の日にあえて行くのも意義はあると思う。それに雨の日は雨の日にしか見れない木々の表情や石畳の雰囲気もある。とはいえ(さらなる天候の悪化や足を滑らせる等)リスクがなくはないので、本当は電車でさらに奥に行って少し高い山に行きたかったが、地図で見てLeccoの街から橋を渡った西側にある里山(っぽい)の方に行くことにした。エスケープも多そうなので天候悪化しても逃げ道はありそう。イメージとしては下記画像で左下の黒丸がある道は山の外周トラバース道みたいな感じで基本的には気持ちよく走れる森のトレイル。Monte Barroと書いてある左の南北の軌跡が稜線部分で小さなピークがいくつかある。
ということでまずはLeccoの街を出て橋を渡るが早速雨足が強まってきた。
湖沿いの幹線道路の脇に入った石段のところが登山道で案内板もあるのでわかりやすい。
11:45ごろ、登山口からスタート。パン、チーズ、ゆで卵、オリーブをランチに、柿の種を行動食に持参。しばらく雨に降られながら濡れた石段を登っていくと、平らな道に出て建物もぽつぽつと目にする。
しばらく走りやすい道が続いたのち、少し細くなり登りになると左手湖側の展望が開ける。もっともこの日は雨だが……、手すりなども整備されていてこのあたりまでは気軽なハイキングでも楽しめそうである。
さらに進むと案内版のようなものがあるところにつく。ちょうどぐるっと山をまわって山の南側にきたようだ。
雨あしが一時的に強まったのでここでしばらく雨宿りをして、弱まってきたので稜線側に登ろうと試みた。ルートは305の標識である。上に行かずにまっすぐ進めばぐるっと稜線を囲んで山の周囲を一周できるようで、散策に気持ちよさそう。12:45過ぎに稜線方面に向けて登りをスタート。少し上ると直ぐに後ろ側の展望が開ける。
15分ほど登ればMonte San Michele 760mのピークである。
ここから先のいくつかのピークが進行方向に見える。1000mに満たないが、岩っぽさもありなかなか雰囲気のある稜線である。左右も湖や街の展望がよく、360度の展望である。ここからⅡCorno 803m, ⅠCorno 815mそしてMonte Barro922mへとちょこちょことアップダウンを繰り返す。
各ピークの手前で少し岩場はあるが全体的に危険なところはなく気持ちよいコースの印象。繰り返しだが標高は低いが、展望がいいことやアルペンムード漂う岩壁が見えるなど高度感がありプチ縦走気分を気軽に楽しめるコースだと思った。
下りも稜線の西側含めいろいろルートがとれるようだが、今回はまっすぐ進んでCippo Alpiniと地図上へ表示のある十字架のところを経て、周回の走れる森コースに戻って、そこから雨もやんでいたのでランチを食べたり少し適当にコースをくるくるまわって散策などをした。
稜線まで登らずともこの森の中のコースを歩いているだけでも気持ちよく、ところどころ開けた芝生の公園のようになっていたり、Leccoの街が見える展望台になっていたりするので、Lecco観光の折に天気が良い日、すこしハイキングがてら足を延ばしてみるといいと思った。
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