新卒1年目｜IPO体験記①～そもそもIPOとは何か～
こんにちは、1年目のUです。
私は現在、経営支援事業本部でIPO支援の案件に携わっています。IPOの実務に興味を持っていらっしゃる方は多いと思うので、今回はIPOの概要から実際に実務をやってみて得た気づき・学びについて書きたいと思います。
この記事を読んで、
１．そもそもIPOとは何か
２．IPO支援の内容
３．IPO実務の面白さ
について皆さんにお伝えできれば嬉しいです。全３回の連載となるので気になる内容についてご覧ください！
また、「大企業に就職するかベンチャーに就職するか」という悩みを抱えている就活生も多いと思うので（私もそうでした笑）、IPO実務を通じて気づいた「大企業とベンチャー企業の違い」についてもお話したいと思います！
１．IPOの概要
まず、「そもそもIPOって何？」という方も多いと思うので、簡単にイメージを掴んでいただければと思います。
（※今回の説明はあくまでイメージを掴んでいただくための説明であり、実際はより複雑且つ難解な要素を含みます。）
▶IPOとは
まず、IPOとはInitial Public Offeringの略で、簡単に説明すると「これまで未上場だった会社が、新たに上場すること」を指します。
▶IPOの目的
企業によって目的は様々ありますが、基本的には「資金調達の手段」としてIPOを目指す企業が多いです。
厳密にいえばもう少し複雑な仕組みになっていますが、分かりやすいイメージとしては、会社の株式を証券取引所という市場で、新たな投資家（一般投資家）に買ってもらうことで、資本金（事業資金）を調達するのです。
▶IPOのプロセス
全体の流れとして、以下の3Stepでイメージしてください。
Step①. 証券取引所への申請
Step②. 証券取引所の承認
Step③. 株式公開
ただ、実務的にはざっくり以下のような難点が存在します。
Step①. 証券取引所への申請
→証券取引所へ申請するためには、証券会社審査部による厳正な審査を通過し、「証券会社からの推薦」を受ける必要がある。（推薦してくれる証券会社のことを主幹事証券と呼びます）
Step②. 証券取引所の承認
→証券取引所から改めて厳正な審査が行われる
Step③. 株式公開
→IPOが実現できたとしても想定より資金を調達できない可能性がある
今回はIPOとはなんぞや、についてのみの内容になったため物足りなさを感じられた方も多いと思います…。次回は『２．IPO支援の内容』について結構多めのボリュームの内容をお届けさせていただく予定なので楽しみにしていただけると嬉しいです。ぜひご覧ください！
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