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【人はなぜ玉手箱を開けてしまうのか?】〜「心を読み取る言葉のマジック」から

今日は無料でゲットできる冊子から、心を読み取る「言葉のマジック」。


■絶対に開けてはいけない玉手箱


「絶対に開けてはいけません」。日本なら乙姫が浦島太郎に与えた玉手箱を想像するだろう。そもそも開けるための道具を与えておきながら、開けてはいけませんと言う。気になるじゃないか。作戦か?「開けさせる」ために言っているのではないのか?
もし開けてまずいなら渡さなければいいじゃないか!

しかも、どこか背徳感のにおいがする。開けるものなのに開けてはいけない。開けるという悪いことをしてしまいたい衝動に駆られる発言ではないのか?これは心理操作じゃないんだろうか


■もちろん開けてはいけないパンドラの匣


ヨーロッパでもパンドラの匣は「開けてはいけない」と言われ渡される。
普通に会話をしているなら、例えば母親が子供に「急に道路に出たら車に轢かれることもあるから出ちゃダメよ」と言ったのなら、それは禁止以外の意味がない。
ところがこの背徳感満載の匣や箱は、禁止ワードを使いながらそれを破らせようとする意図が背景に見える。

しかも。
禁を破ってものすごい不幸を与えていることを、ちょっとどこかで喜んでやしないか?「あーあ、開けちゃったよ。馬鹿だねー」というニュアンスが含まれているんじゃないか?相手がわかっている罠にかかってニヤリとしているんじゃないのか?


■言葉から真意を読み取る言語心理学


こうした「言葉」と「状況」から、その言葉を発した相手の心理を読み取ることができる。言葉は心を表す。もし箱を開けさせないなら、絶対に渡さなければいい。
何かの事情、例えば脅迫されているなどの理由で渡さなければならないなら、もっと言葉を継ぐだろう。短い言葉しか伝える時間がないのなら「私を信じて」「とにかく開けないでお願い」という渡し手主体の言葉を使うはずだ。「絶対に開けちゃダメよ」という発言は責任を相手に丸投げしている。

このように、使う言葉によって相手の心理や意図を読み解くのが言語心理学だ。
そして箱の話はまだ終わらない。

▶️ 次回コラム「希望」に続く🤭


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