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アラサー女 漢方内科で泣く 前進するのは少しづつでいいよね

やっぱり私は辛かった。
思いっきり泣きたかったんだと気づいた。

*このnoteでは流産の表記が出てきます。妊娠中の方や苦手な方は
そのままこの記事を閉じていただくようお願いします。


初めて漢方内科に行ってみた。
理由は後輩からの勧めだった。

私は2023年に半年間で2度流産をしている。
どちらも稽留流産という出血のような前触れはなく
病院へ行って初めて赤ちゃんの心拍が止まっていることが分かると言うもの。

無事に心拍が確認できていたし、つわりだって続いていた。
それぞれ8週、11週での診断だった。

悲しかったし、しんどかった。

言い表すことができないぐらい。

流産手術後、産婦人科医からは

「2度流産をしても、普通に出産する人もいるから。
 一度生理を見送れば妊活して問題ないですよー。」

と言われた。

え?それだけ?

正直、もうちょっとないの?とか思ってしまった。

でも別に医師の言うことは間違ってない。
事実を述べているだけ。

その後自分でも色々と調べてみたが
不育症の検査を勧められるのは3度の流産後が多いそうだ。

私たちは結婚してすぐに夫婦ともにブライダルチェック済み。
私は毎年、子宮頸がんや乳がん検診を受けており
婦人系の疾患も持っているわけではない。

今の段階では特別なケアをする対象ではない。
医師として正常な判断だ。

でも、やっぱり怖い。

実際に2度目の妊娠の時は毎日不安だった。
お腹の子はちゃんと元気にしているかなって
常に考えていた。

検診の日は緊張でいっぱいだった。

私は嫌なことがあってもすぐ忘れるタイプだけど
これだけはトラウマ。

妊活や仕事、たくさん考えすぎたのかストレスなのか
私は年始からずっと頭痛に悩まされていた。

そんな折に冷え性に悩んでいる後輩が
漢方内科に行ってよかったという話を聞いた。

そういえば、私の母も2人目がなかなかできず
漢方を飲み始めたら私を授かったと聞いたことがある。

「私も漢方飲んでみようかな」

すぐに診察予約をした。

病院は新しく綺麗だった。
問診票を記入するように言われ、当てはまる項目にチェックをしていく。

頭痛、肩こり、不安が多いなど
今の自分に当てはまる症状にチェックをいれ
特記事項に “2度の流産後から不安を感じることが多い“と記入。

その後、診察前に看護師からのヒアリングで
チェックを入れた項目について詳しく聞かれた。

特記事項をみた看護師さんは、PCではなく私の方を向いて

「辛かったよね。同い年だから余計にわかるよ。
 本当に辛かったよね。」

そう言ってくれた。

私は思わず泣いてしまった。

励ましたり鼓舞するわけではなく、客観的に見て
私の状況を辛かったよねと言ってくれたのが心に沁みた。

あぁ。私やっぱり辛かったんだ。
ちゃんと泣きたかったんだって思った。

すごく辛かったけど、そんな私の様子を見て
家族や友人まで悲しむ姿を見るのは嫌で
「もう大丈夫」って口癖のように言っていた。

無理に前を向くことに急いでいた。

泣くの我慢してたんだ。
無理をさせてごめんね。

泣きながら自分に謝った。
私はこんな時まで周りに気を遣っていたのだ。

泣きながら今の状態や落ち着いたらまた妊活したいこと
全部を包み隠さず伝え医師から漢方を処方された。

もちろん、漢方を飲めば妊娠しやすいって言うわけではない。

少しでも体の状態を良くして不安や頭痛を感じる頻度を減らすこと
女性ホルモンの動きを活性化するのが目的だ。

私にあった漢方を調合してもらった。

体質改善をしよう。

こう思えただけでも大きな一歩だ。

流産手術後から1ヶ月が過ぎた今、
正直まだわからない。

妊娠したい気持ちと、妊娠が怖いと言う気持ち半々。

でも急がなくていいや。

これでも一歩前進なの。
少しづつでいい。

久しぶりに泣いてスッキリした。
たまには泣いてみるのもいいね。


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