エスカ/Esca

帯同家族として自称サバティカルタイム中の女医もとい絵を描く人。臨床医/MPH→オンライ…

エスカ/Esca

帯同家族として自称サバティカルタイム中の女医もとい絵を描く人。臨床医/MPH→オンライン診療/産業医/医療系シンクタンク→期間限定で欧州に住みArt in Healthの研究をかじりつつ、イラスト/デザイン/漫画など創作時間を謳歌中。夫と共に2歳児のほっぺを愛でます。

最近の記事

【ワーママの本棚】No.4 『マルチ•ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』

こんにちは、スキマ時間にKindleアプリで読書している30代の元ワーママ(駐在帯同により自称サバティカルタイム中)です。色々読んだ中で刺さった本をさくっと紹介する記事をシリーズで書いていきたいと思います。 ___ 『マルチ•ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 あなたは、一つの仕事や趣味に没頭するタイプですか?それとも、一見すると各々が全く関係なさそうに見える、興味関心の幅が広いタイプですか?もし後者であり、多くのことに関心を持って行動す

    • 【ワーママの本棚】No.3 『妊婦本。自分らしくいつもどおり』

      こんにちは、スキマ時間にKindleアプリで読書している30代の元ワーママ(駐在帯同により自称サバティカルタイム中)です。色々読んだ中で刺さった本をさくっと紹介する記事をシリーズで書いていきたいと思います。 ___ 『妊婦本。自分らしくいつもどおり』 ワーママ読者の多い雑誌Veryなどで活躍されているスタイリスト金子綾さんの本です。 私は第一子出産後にVeryで共働きやワーママの特集をよく見かける事に気付き、おしゃれワーママの生態を知るべく楽天マガジンでよく読んでいまし

      • 【ワーママの本棚】No.2 『無能の鷹』

        こんにちは、スキマ時間にKindleアプリで読書している30代の元ワーママ(駐在帯同により自称サバティカルタイム中)です。色々読んだ中で刺さった本をさくっと紹介する記事をシリーズで書いていきたいと思います。 ___ 『無能の鷹』 二回目の投稿は、いきなり漫画です。 ジャンルとしては、見た目通りのお仕事漫画…というよりは、まごうことなきギャグ漫画。最近、空港で読み始めて笑いをこらえきれず、読む場所を選ばなかったことを後悔した本です。 主人公の鷹野は、見た目はめちゃくちゃ

        • 【ワーママの本棚】No.1『LIFE SHIFT(ライフ•シフト)ー100年時代の人生戦略』

          こんにちは、スキマ時間にKindleアプリで読書している30代の元ワーママ(駐在帯同により自称サバティカルタイム中)です。色々読んだ中で刺さった本をさくっと紹介する記事をシリーズで書いていきたいと思います。 ___ 『LIFE SHIFT(ライフ•シフト)ー100年時代の人生戦略』 第一回目のおすすめは、やっぱりこれ! 5年前、転職活動のため社会人になってから公務員試験の受験勉強を始めた幼なじみに勧められて読みました。 当時は自分の人生が100歳まで続くなんて長期の視点

        【ワーママの本棚】No.4 『マルチ•ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』

          描く人を応援したかった私が、自分が描くことを許すまで

          私の毎朝の習慣は、iPad miniで絵を描くことです。と胸を張って言えるのはここ半年程のことで、その前に毎日のように少女漫画の絵を描いていたのは小学生の頃まで。中高一貫の進学校に進学してからは、美術部でたまに「見栄えの良い絵」を目指して何かを描いていたぐらい。大学生の頃は、「自分は絵を描くより見る専門だから!」と言い切って、自分での制作はほとんどしていませんでした。 私が高校生の時、大学生になった時の目標は「医療とアートをどちらもやる人になる!(そのために今は医学部受験を

          描く人を応援したかった私が、自分が描くことを許すまで

          デンマークの家にはカーテンがない

          デンマークの家にはほとんどカーテンがありません。いや、実際には夏の長い夜にしっかり寝るための遮光カーテンなどはあるのですが、日中にカーテンを閉めている部屋はほとんど見あたりません。 日本では、通り沿いなど人目につく窓は日中でもレースカーテンが引かれており、外から家の中が見えることはほとんど無いと思います。じゃあ何故デンマークの人々は昼間もカーテンをせずにいるの?部屋の中見えちゃうんじゃないの?と思います。ええ、見えちゃいます。 どうやら、デンマークの人々はある程度部屋の中

          デンマークの家にはカーテンがない

          サバティカルタイム何して過ごす?女医が経験した3つのテーマと考察

          わたしは医師という長い修行期間を要する職業を選んだ割に、浮気せずに一つの事に長年取り組むことは苦手です。臨床の仕事はもちろん大事ですが、時々無性に何かを生み出したくなる。日々の生活に多様性が欲しい。 なので帯同家族としての生活では、ふだん出来ないことにチャレンジして、何が自分に合うか実験したいと思っていました。初めての海外生活を楽しむのと同じぐらい、サバティカルタイムとして普段できない仕事や趣味に没頭してみたい!と。 私が2022年3月に病院での勤務を退職して現在に至るま

          サバティカルタイム何して過ごす?女医が経験した3つのテーマと考察

          めだかの学校とHIGH SCOREと祖父

          小学生の私に、隣の家に住む祖父は毎月「りぼん」と「なかよし」を買ってくれていた。私は毎月末になると、まだかまだかと祖父の家に顔を出す。祖父は本屋さんとすっかり顔馴染みで、毎月「りぼん」と「なかよし」が入荷したら電話で教えてくれるぐらいの間柄になっていた。 今日それを思い出したのは、あの頃好きだった二つの少女系ギャグ漫画は今どうなってるかな?と、ふと思い立って検索したから。そしてなんと、検索した漫画は二つとも、あの頃のまま!健在した。 一つめは、「めだかの学校(森ゆきえ先生

          めだかの学校とHIGH SCOREと祖父

          女医が結婚するために社会人3年目で大学院に行こうと思った話

          私は医学部を卒業して2年間の初期研修を終えた後、すぐに公衆衛生大学院に進学しました。 公衆衛生大学院は医師のキャリアの一つと捉えられることも多く、珍しい選択肢ではありません。でもたいていは、社会人6年目以降に進学する人の方が圧倒的に多くいます。 初期研修を修了すると保険診療、いわゆる医師としての仕事ができる資格が貰えます。しかし実際には、専門分野に特化した知識と経験を身に付けるため、その後も後期研修医として働くことを選ぶ人がほとんどです。後期研修後のキャリアは人によって様

          女医が結婚するために社会人3年目で大学院に行こうと思った話

          15歳で現代アートが好きだと思ったあの時のことを、15年後に群馬の原美術館ARCで思い出した話

          私たち家族(私、夫、娘1歳)は休日によく美術館に行きます。こないだ群馬へドライブに行った先で、15年前の15歳の時に現代アートが好きになった場所の記憶が蘇ってきました。 私は現代アートが好きです。何故好きかというと、「私と同じ時代を生きている人が、私と同じ人や物を目にしながら生きているはずなのに、私には思いもよらない視点で世界を観ている事を教えてくれるから」。 美術を専門に勉強した事はないし、自分で制作することも最近はほとんどありません。でも自分で自由に動けるようになっ大学

          15歳で現代アートが好きだと思ったあの時のことを、15年後に群馬の原美術館ARCで思い出した話