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エッセイ

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エッセイ集。 私の思いを書き綴ります。
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2020年4月の記事一覧

ない物ねだりが悪いことではないけど、それを言い訳にし続けるのはよくない

私は昔から、周囲の目ばかりを気にして生きてきました。

もちろんそれは、「調和を重んじている」といえば、少しはプラスになるのかもしれません。
しかし逆に言えば、自分の意思を持っていないとも言えます。

何度もチャレンジしようと思いながら、結局いつも自分のやりたいことをやって失敗することを恐れている。

今の仕事は、自分がやりたいと思っている仕事ではありません。
それは、世の中の人のほとんどがそうだ

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言葉の力は受け取る側に依存することを忘れてはいけない

言葉が持つ力は、私たちが思っている以上に大きい。
それは、文字として表すにしても、言葉として発するにしても、どちらでも同じくらいの威力を発揮すると私は感じています。

でも、伝えたいことが伝えたいと思っている通りに伝わるとも限らないというのが現実だったりします。

声には、"抑揚"がつけられます。
それが相手に与える影響は大きいですが、同じように話されても、受け取る側の捉え方によっては全く別物のよ

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何も考えられなくなるくらいに落ち込むことはそう多くない

人は落ち込んだときに、どんな人を見て安心感を得るのだろう。

例えば、仕事で失敗をして、自分の力不足を認めざるを得なかったとき。
どんな人といれば、少しは気持ちが軽くなるのでしょうか。

頼りがいのある人。
自分には足りないものを補ってくれることに安心感を抱く。

自分と同じように失敗をした人。
自分だけではないんだという意味で安心を与えてくれる。

そして、自分以上に失敗を繰り返している人。

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母は偉大だということは、ふとした瞬間に気付くもの

『何事も最後までやり通しなさい』

小学生の時、私が母に言われていた言葉です。
その言葉を受けて、私はピアノを二歳から十二歳頃まで続けました。
嫌々ながらも、約十年間習い続けました。

「やめたい」と言い続けても、どうしてもやめさせてくれなかった母が、当時の私はとにかく苦手でした。

ただ、私もそれなりに大人になり、母のことをきちんと分かるようになってからは、子供がやめたいと言っていることを続けさ

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自分に”しか”出来ない仕事なんてほとんどないということは喜びか、悲しみか

在宅勤務の時間が増え始めている今。
自分自身の業務を洗い出したり、周囲と共有したりすることがこれまで以上に増えてきた。

一人で完結していたことも、状況によっては代理対応をお願いしなければならないことが出てきたりもする。

”自分にしかできない業務”
と思っているものが、きっと誰しもあるはずです。
だからこそ、出来る限り出勤を減らしてという国や会社からの要請を受けても、出社をする人たちは後をたたな

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何かが欠けているからこそ生まれるもので世の中はあふれている

思いのままに生きることができれば、人は悩むことも苦しむこともないのだろうか。

自分のやりたいことが、何の障害もなく出来る。
それは、多くの人が思い描く幸せの形なのかもしれない。
反対されることもなく、ただただ自分のやりたいことに邁進できる。
それに加えて、もし安定した生活が保証されると言われたら、人は誰だって嬉しいと思える。

でも、本当に幸せを感じ続けることが出来るとは言い切れない。

この世

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誰もが苦しい立場に置かれている今は誰かを恨むより思いやることが大事

未だに増え続けるコロナウイルス感染者。
芸能人でも感染する人や死去する人が出てきており、恐ろしいウイルスであることを、皆がじわじわと実感せざるを得ない状況におかれている。

しかし、数日であれば誰でも、外出を避けたり人に会わないようにしたりということが出来ても、さすがに何週間、何ヵ月もの間となると、ストレスや気の緩みが出てくるものだ。

状況は好転しているとは言い難い状況であるにも関わらず、商店街

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「困難な道ほど燃える」と言える人はほぼいない

困難や壁には、誰もが直面する。
多い、少ないの違いはあっても、苦しまずに生きていくことが出来る人はほぼ皆無だ。

そんなときに、「よし!やる気が出てきた!」とすぐに思える人は、正直ほぼいない。
ほとんどの人が、打ちのめされたり、落ち込んだりする時間を乗り越えて、最終的に「やるしかないんだ」と自分で自分を奮い立たせることで前に進む。

自分で自分を立て直す方法を心得ている人は、状況によって若干の違い

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