自分に”しか”出来ない仕事なんてほとんどないということは喜びか、悲しみか

在宅勤務の時間が増え始めている今。
自分自身の業務を洗い出したり、周囲と共有したりすることがこれまで以上に増えてきた。

一人で完結していたことも、状況によっては代理対応をお願いしなければならないことが出てきたりもする。

”自分にしかできない業務”
と思っているものが、きっと誰しもあるはずです。
だからこそ、出来る限り出勤を減らしてという国や会社からの要請を受けても、出社をする人たちは後をたたない。

私自身、持ち帰って出来る仕事が少ない分、また自分の業務だからと、その業務を行うために出社し続け、また短縮された営業時間に従うことなくこれまで通りの8時間労働を続けてきた一人です。

ですが、やはりそうはいかなくなってきた今。
在宅勤務の取り入れと、勤務時間の短縮を実現するために、出来る限り自分の業務を周りに代理対応してもらうことが増えてきました。

そこで気付いたのは、その気になれば、案外自分にしかできないなんて業務はないということ。
何だかんだで、誰かしらが代理での対応は出来るのです。

それを寂しいと思う人もいれば、気持ちが楽になったと喜ぶ人もいる。
私は間違いなく後者です。

そしてこんな世の中の流れの中で、意外にも活発化しているのが「転職市場」。
コロナに関わる業績悪化で実際に解雇されたとか、そういった理由で転職せざるを得ない人も確かにいる一方で、解雇はされていないが、自分の会社での存在意義に疑問を持ち、転職を試みる人は増えているようです。

企業も、新卒採用は見送る傾向がある一方で、コロナ騒動が落ち着いた後の企業活動を不安視し、即戦力での中途採用は継続する企業も多いとか。

企業にとどまることを決めるか、これを機に自分の居場所を見直して動き出すのか。
今、まさに悩んでいる人も少なくないのかもしれません。

この状況がいつ終息に向かうかは未だ不透明ですが、いろいろな意味で、水面下で動き出す人は増えてくるかもしれません。
人材の流出、それは、企業にとって危機を迎える要素の一つに加わることになるでしょう。

自分にしかできない仕事なんてほとんどない。
そう気づいた時、皆さんはどう感じるでしょうか。

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