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元物理学徒が挑戦するプロマネのお仕事

プロマネってとらえどころがなくて、正直何やってるかわからないですよね。学生時代の自分が聞いたら、何そのよくわからない仕事??ってなっていたと思います。

そんな私自身が気づいたら正式にプロマネになりました。

以前、キャリアとプロマネについての記事も書きましたが、今回はもう少し自分の仕事を紹介してみたいと思います。

プロマネって大変

プロジェクトマネージャー(通称プロマネ)は人やタスクを管理してプロジェクトをスケジュール通りに進めるお仕事です。

そしてプロジェクトというのは面白いぐらい進みません。さすがに自分は悪くないだろうと思うような外部の問題が次々発生して遅延の繰り返しです。経験者や社会人なら、わかってくれる方も多いかと思います。

ただそんな問題にもめげずに頑張らないといけません。頑張るってとっても漠然としていて馬鹿っぽい表現ですが、それでもやはり頑張るというのが正しい表現だと思います。

さて、その“頑張る”とは具体的に何をすれば良いのでしょうか。今回はそんなプロマネのお仕事について紹介したいと思います。

クリティカルパスをしっかりと抑える

プロマネにとって大事な能力の一つに戦略的な思考があります。

プロジェクトにはクリティカルパスと呼ばれるものがあります。最も時間がかかったり、ときに問題が生じたりするけど避けては通れないタスクのことです。

このクリティカルパスを正確に抑えていかないと、スケジュール通りには進みません。はじめから納期が異常に短い場合ではクリティカルパスを見逃せば命とりです。

そしてタスク管理の際には、このクリティカルパスを主軸に置きながら多くのタスクの時間配分とタイミングを考えます。それはまるでパズルゲームのようなものです。

どこをどう当てはめれば納期までに仕事を終えられるのかを考えなければなりません。(初めからそんな短い納期を飲まなければいいんですが、実際下っ端の私に命令を突っぱねる権限はありません…)


落とし穴は前もって取り除く

一方で、プロジェクトを遅延なく進めていくためには前もっての根回しや準備が必要です。特に、プロジェクト管理において時間というのは何よりもしっかりと考えなければなりません。

「時は金なり」という言葉がありますが、何なら「金よりも時」の方が重要です。

直前になって実行しようとするとすごく時間がかかるのに、1か月前に実行するとすんなり進む課題なんていうのもたくさんあります。そのため、適切なタイミングでタスクを進める計画を練らなくてはなりません。

中には、問題が発生しそうなタスクというものあります。そのような初めから落とし穴がわかっているような課題に対してはあらかじめ手を打っておきます。

ビジネスの世界ではリスクヘッジとか言われますが、徹底的に落とし穴を見つけ出し、穴を埋めておくことで、未来の自分たちを助けてくれます。

もちろん全ての可能性を考慮することは時間的にできません。そのため、その落とし穴の深さとその対処にかかる労力を考えてコスパが良いと判断できるものだけ対処します。コスパが悪い事前準備をしても、想定していた問題が発生しなければ無駄骨ですからね。

未来を先読みして、想定可能な問題に対してあらかじめ対処することをいかにできるかが鍵を握ります。

情報収集も大事

プロジェクトが前に進まないとき、大きく分けて2つの観点が考えられます。(現時点の新米の視点では)

1つはチーム内の問題により前に進まない点です。こちらに関しては良く見えているチーム内の問題なので比較的身近な問題です。もちろん対処が難しいときもあるとは思いますが、予測可能であることが多いです。

もう1つはチーム外の問題です。つまり、自分たちのチームとは関係ないところでプロジェクトに影響を及ぼすステークホルダーによって前に進まなくなることがあります。こちらは突然問題が発生したように感じるので予測することが難しいです。

そのため、なるべく小さな情報でも収集することが大事になります。ちょっとでも自分たちのチームのプロジェクトに影響がありそうなことであれば、情報を取得しておくことに損はありません。

こちらは社内の関係性なども関わってくるので容易ではありませんが、今まさに挑戦している最中です。

最後に

今回はプロジェクトマネージャーのお仕事について紹介しました。

ひたすら管理するだけの仕事であまり実務をやっている感覚がないため、個人的には手触り感がないな~と日々感じていますが、将来、人の上に立つポジションにつきたいと思ったら絶対に必要なスキルだと思います。

実際にプロジェクトマネジメントというのは一つの職務スキルとして認知されているぐらいですからね。

とりあえず、今自分に与えられた仕事を精一杯やるだけです。たとえそれがやりたい仕事でなかったとしてもです。とにかく実力さえつければいずれ自分の挑戦したいことができると信じて頑張り続けるしかないですね。


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