【検証】BUMP「星」好きすぎ説

みなさん、BUMP OF CHICKENはお好きですか？　私は大好きです！　オーイエーアハーン！　このコラムでは、バンプがどれくらい「星」を歌っているかについて実際に数えた結果を発表します。更に、バンプが星以外の天体（月や太陽）をどれくらい使っているかも集計しました。

集計対象

集計したのは、ガラスのブルースから記念撮影までの販売された楽曲の中から、隠しトラックを除いた計114曲です（なので、未発表曲のBUMPのテーマや、隠しトラックの星のアルペジオ、スターダストダンスホールは含まれていません）。この中から、「星」という単語が含まれている曲を数えました。

それでは、早速結果を発表いたします。

「星」が出てくるのは計25曲、全体の約21%！

つまり、バンプの曲の約５分の１は「星」という単語が出てくるのです。使用された楽曲は、次の通りです（単語の使用箇所は、最後にまとめてあります）。

ガラスのブルース、天体観測、彼女と星の椅子、Stage of the ground、fire sign、プラネタリウム、東京賛歌、voyager、Merry Christmas、宇宙飛行士への手紙、三ッ星カルテット、分別奮闘記、セントエルモの火、angel fall、友達の唄、トーチ、サザンクロス、ray、ファイター、コロニー、流星群、GO、アンサー、リボン

「多い！」と思うのは早計です。なぜなら、この中には「幾星霜」のような、星とついているけれど別の意味を表わしている単語が入っているからです。

そこで、空に浮かびキラキラ輝く星、つまり恒星と彗星関係のみを再集計しました。

結果は……。計22曲、約19%でした。

太陽や月の出てくる曲は？

「星」の出てくる曲が、全体の約２割ということは分かりました。では、星に似た、月や太陽の出現頻度はどれくらいなのでしょうか？　集計結果は……。

「太陽」は５曲！　「月」は６曲です！

太陽は全体の約4%、月は約5%です。星に比べて少なっ！　内訳は次の通りです。

太陽：Ever lasting lie、ベンチとコーヒー、ダンデライオン、宝石になった日、GO

月：くだらない唄、ナイフ、Stage of the ground、セントエルモの火、ディアマン、流星群

注意する点は、「月」という単語は年月日という意味でも使われるところです。そのため、voyagerとflybyは除外してあります。

意外だったのは、オンリーロンリーグローリーがないことです。この曲に出てくる「光」という単語は、太陽を意味しています。なので、登場すると思っていたのですが、ありませんでした……。

興味深い発見

調べた結果、メジャー2ndアルバム「ユグドラシル」の中には夜空の星は出てこないことが分かりました。これは、その時期のB面曲も同様です（「fire sign」で「星」が登場しますが、これは地球という意味です）。

これに対して、メジャー4thアルバム「COSMONAUT」以降の楽曲では、ひとつのアルバムごとに、約5曲ずつ、星という単語を使っていることが分かります。

結論

やっぱり、バンプは星が大好きなんだ！

おわりに

BUMP OF CHICKEN のもっとも有名な曲は「天体観測」でしょう。しかし、有名な曲で使用されていても、本当に好んで使っているかは分かりません。そのため、今回は実際に使用箇所を調べてみることにしました。どうして調べたのかって？　知りたかったからだよ！（単純）

よろしければ、スキを押してくだされば幸いです。

残りは巻末資料です（長いです）。

星が含まれる楽曲の使用箇所一覧

01. ガラスのブルース

・あぁ僕はいつか空にきらめく星になる
・ガラスの眼をもつ猫は星になったよ

02. 天体観測

・始めようか 天体観測 ほうき星を探して
・「イマ」という ほうき星

03. 彼女と星の椅子

・星に向けて 歌を唄ってる

04. Stage of the ground

・未来永劫に 届きはしない あの月も あの星も
・あの月も あの星も 全て君の為の 舞台照明

05. fire sign（地球を意味しているので除外）

・星は廻る 世界は進む
・星を廻せ 世界を掴め

06. プラネタリウム

・一番眩しい あの星の名前は 僕しか知らない
・四畳半の片隅には ここにしか無い星がある
・この星は君じゃない 僕の夢
・実在しない星を 探す心が プラネタリウム
・一番眩しい あの星の涙は 僕しか知らない

07. 東京賛歌

・嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐
・嘘が多いのはどこでもだろう 星が見えたって どうせ飽きるだろう

08. voyager

・ズット 通リ過ギル星ノ 数ヲ数エテ 飛ンデキタ

09. 才悩人応援歌（地球を意味しているので除外）

・生活は平凡です 平凡でも困難です 星の隅で 継続中です

10. Merry Christmas

・大声で泣き出した 毛糸の帽子 空に浮かぶ星を取って 飾りたいと言う
・ずっと周り続ける 気象衛星
・信号待ち 流れ星に驚く声

11. 宇宙飛行士への手紙

・そしていつか星になって また一人になるから

12. 三ッ星カルテット

・恒星を3つ目印に

13. 分別奮闘記（別の意味の単語のため除外）

・君の夢がゴミと化して はや幾星霜
・君のゴミが夢と化して はや幾星霜

14. セントエルモの火

・星が綺麗な事に 気付いてるかな

15. angel fall

・星より光り 光を願い 祈る様に踊る 今は無い星を
・抱きしめた胸に 今もある星を

16. 友達の唄

・知らない空に一番星

17. トーチ

・震える足でも進めるように 今も星空が広がるように

18. サザンクロス

・星を読んで位置を知る様に 君の声で僕は進めるんだ

19. ray

・透明な彗星をぼんやりと でもそれだけ探している
・星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ
・あの透明な彗星は 透明だから無くならない

20. ファイター

・その声は流れ星のように

21. コロニー

・閉じた目に 真昼の恒星 キラキラ無数に散らばった

22. 流星群

・空は曇って塞いでいる 流星群 極大の夜
・流れ星よりも見たいから 解らないように 探している
・集めてきた星が砕けて消えても そこからここに響くよ

23. GO

・忘れられてもずっと光る 星空は君が作ったもの

24. アンサー

・気付けなかった流星のような 涙を貰った

25. リボン

・君の勇気を 僕が見れば 星だ 並べても同じでありたい
・嵐の中を どこまでも行くんだ 赤い星並べてどこまでも行くんだ

太陽が含まれる楽曲の使用箇所一覧

01. Ever lasting lie

・赤く燃える太陽に 身を焼かれても 必死で 這い上がろうとする

02. ベンチとコーヒー

・これから昇る太陽が 東の空を染めました

03. ダンデライオン

・橋の向こうで出会ったヤツは 太陽によく似た姿だった

04. 宝石になった日

・太陽は何も知らない顔 完璧な朝を連れてくる

05. GO

・君の行きたい場所を目指す 太陽は今日のためにあった

月が含まれる楽曲の使用箇所一覧

01. くだらない唄

・「三日月が光る頃この絵と 同じ丘で待ってるよ」

02. ナイフ

・満月のカケラにも少し似た

03. Stage of the ground

・未来永劫に 届きはしない あの月も あの星も
・あの月も あの星も 全て君の為の 舞台照明

04. セントエルモの火

・寝転んでみた夜空に 静寂は笑って 月が滲んで揺れる

05. ディアマン

・閉め切った窓 三日月が覗いてた

06. 流星群

・月が明かりを忘れた日 冷たいその手をぎゅっとして