Food|食べることで見える風景
食の未来を、美術史になぞらえながら考えていくことをライフワーク的にしているなかで、一般的に「なぜ食の未来を美術史になぞらえる必要」がどこにあるのか、がなかなか見いだせずにいたのだが、おぼろげながらそれが見えてきたので、メモ的に書いておこうと思う。
食がもつ広大なフィールドが見えなくなってきている食べるという行為には、さまざまな文脈がある。ヒトが狩猟民族から農耕民族に変わり定住をしたことで、文明が生まれたことからも、食べ物が文明を生んだといってもいい。
家族や社会の定義も、