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スキー場で得られるたくさんのもの。



北海道生活2年目のわが家。

今年もスキーシーズンがやってきた。

元々、私と夫はスノーボードの経験はあったが、スキーは北海道に来てから始めた。子ども達は未経験からのスタート。初回は北海道在住の友人一家が手取り足取り教えてくれ、スムーズに始められたと思う(N家の皆さん、いつもありがとう♡)。

それでも、昨シーズンは色々あった。

この後、娘は冬休みのスキースクールの合宿(日帰り4日間連続)に参加し、ジュニア検定まで受けた。わが家で一番早く上達した。

学校のスキー学習でも2回山に行き、現地育ちの子ども達と変わらず滑れている。

息子は、学校でのスキー学習は校庭だけなので、合宿に行くこともなく、公園で(雪山があるんですよ!)練習したり、数回家族でスキー場に行ったりした。

途中まではなかなか思うように滑れなかったり、寒さや恐怖心からくじけていたりしたのだが、去年の3月、転機が訪れた。

九州からいとこが遊びに来て、一緒にスキー場に行ったのだ。3つ年上のいとこのSくんに教えるんだと張り切っていた。そして、スキー場でも、怖がることなく、お手本を見せるかのようにスイスイ山を滑り降りていく。

基本的な技術は習得していたので、後はハートの問題だったようだ。急に上達していく息子を目の当たりにして、私は嬉しさとともに、ちょっと焦った(置いていかないで)笑。

その日から、スキー場での息子は変わった。

調子に乗って、

「うちで一番スキーが上手いのは○○ちゃん(娘)。次がパパで、その次が俺。で、まだまだ微妙なのがママ。」

などと、言い出す。でも、私もそれなりに滑れるようにはなったのだ。



そして先日、今シーズン初めて、家族でスキーに出かけた。息子のお友達親子もお誘いして。

久しぶりだったので、どうかな、滑れるかな、と思っていたけれど、みんなすぐに昨シーズンの感覚を取り戻し、案外スムーズに滑り始めた。


去年はまだ早いかな、と思っていたロングコースや中級寄りのコースにも挑戦。

家族みんなでスキーを楽しめる日がやって来るとは。南国育ちでインドア派の私にとっては、驚くべき収穫だ。


そんな冬のスキー場、得られるものがたくさんある。

まずは、前述した通り、子ども達の成長だ。技術面はもちろん、精神面でも。

娘は本当に頼りになる。ふかふか過ぎる雪に板が引っかかり、転んで立つのに苦戦している息子の脇を抱え、ひょいと立ち上がらせたり(私は共倒れになりそうなので見守る)、私のペースに合わせて滑ってくれたり(どこまでも心配される母)。

息子は、「スキー、楽しー!」と大声で叫ぶ程に興奮し、爽快感を味わっている。お友達にも「○○、速いな~、上手いな~。」と言われ、ちょっと得意気。毎朝「学校行きたくない」と言っている姿からは想像もつかない。得意なこと、好きなことが増えるって素晴らしいね。


それから、地上ではなかなか見ることの出来ない絶景。これは天気にもよるので、完全に運なのだけれど。先日は吹雪の後に晴れた日だったので、リフトから降りた山の上で、こんなものを見ることが出来た。


青空と樹氷。



パリッと冷たい澄んだ空気に映える真っ白な世界は、目を幸せにする。


思わず「うわ~!」と声が漏れる。

白い森林の中をひたすら滑り降りるロングコース(なだらか)は、異次元。違う国に来たのかなと錯覚してしまう。


レストランの食事も醍醐味。北海道に来てから5ヶ所ほどのスキー場に行ったけれど、外れたことがない。どこもメニューに工夫があって、美味しいのだ。


そして、スキー場を後にする時に感じるのは、運動した後の爽快感、達成感。普段ほとんど運動しない私が言うのはあまり説得力がないが、ストレスも発散されると思うのだ。

ついでに、翌日から数日筋肉痛になるのまでがワンセットだけれども。



札幌に住んでいても、スキー場にわざわざ行かない家庭は多いと聞く。雪のある世界が当たり前過ぎるし、スキーやスノボはお金も時間も費やす遊びだからだ。スキー場でも半分以上は観光客かな、と感じる。

でも、声を大にして言いたい。こんなに素敵なスキー場に自宅から片道30分~1時間ほどで行けるなんて、皆さん、すごい事なんですよ!!(余計なお世話)。


残念ながらあと2ヶ月で、九州に戻る私達。時間の許す限り、あと数回はこの楽しさをしっかり味わっておきたいと思う。




最後までお読みいただきありがとうございました♩

日々の雪かきではヘトヘトになっていますが、スキー場は格別ですね。パウダースノー、最高です。

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