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地域と共にある建築

GWも早いもので、終盤に入りましたね。
夫の実家が広島にあることから、娘が生まれてからは帰省できるときは極力帰ろうと思っており、今回のゴールデンウィークも広島に帰っています。

娘は到着してすぐは、人見知りを発令していますが、少しずつ打ち解けて、すっかり仲良くなり、両親からたっぷりの愛情を注いでもらっているのをみると、来てよかったなと改めて感じます。

そして、私個人としては、広島に帰るともう一つの楽しみがあります。
西日本の建築を見に行くことができる事です。
少し車を走らせて、普段なかなか行けない建築を見に行くことが密かな楽しみであり、今回は少し遠出をして、ずっと行きたいと思っていた、島根県芸術文化センター「グラントワ」へ行ってきました。

島根県芸術文化センター「グラントワ」 エントランスへのアプローチ

そして、久しぶりに、素晴らしい建築を見て感動しました。

中庭

屋根、外壁ともにこの建物が建っている地元で作られている材料、「石州瓦」がふんだん使われています。
そしてこの瓦が、陽の光、時間の経過と共に移ろっていく姿が何とも綺麗で、時が経つのも忘れてしまうひと時でした。

「グラントワ」内 石見美術館

内部も、石州瓦の色を踏襲した床のフリーリングに木材やコンクリート、素材感や光と影、本当に素敵な空間でした。
2005年の開園から既に16年以上経っているにもかかわらず、全く古びた感じもなく、むしろそれぞれの素材が経年変化し、良い感じに味が出ている感じです。

この地域で車を走らせていると赤色の石州瓦で切妻の屋根が多く、この建物が現れたとき、この地域をリスペクトするような建物だなぁと。

建築には色んなあり方があると思いますが、個人的に良い建築だなぁと感じるのは、その土地の風土や気候にあって、その地の素材などを用いながら、主張しすぎず、街並みに馴染んでいる建物です。

特に地方に行くと、それぞれの地域の風土に合った建物の街並みが多く、それを活かし、踏襲しながらどうアレンジしていくかというのがとても楽しいです。

以前、長崎の雲仙市で担当させて頂いた保育園でも、この土地の赤土色を踏襲した建物としました。

この土地の赤土色の外観

それぞれの地域に寄り添った建物のご提案をしてきたいと、改めて強く感じるひと時となりました。

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