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IBSとは、すっぴんを見せること

今回は過敏性腸症候群(IBS)のお話です。

「IBSとは、まるですっぴんを見せることだ」と気づいたのは、とあるIBS患者さんの記事を見たからでした。

その方は、学生時代、周囲の人に素直に自分の症状、困りごとを話してきたそうです。そして配慮を受けてきた、と。
例えば、テストは別室で受けたり。集会などは先生に言って参加しないなど…。

自分のことを率直に話し、伝え、自分にとって快適な環境を作ってこられたそうです。

この考えには、心底驚きました。
衝撃でした。
なぜなら、私は周囲にIBSのことを話すことが出来なかったからです。話す勇気がありませんでした。

その分、苦労しました。我慢して苦しい環境に身を置き、自分を追い詰めてしまいました。

中高時代はミッション系の学校だったので、毎朝 講堂に集う 礼拝がありました。なかなか途中でトイレに行きづらい礼拝は、その度に緊張して腹痛に苦しんでいた訳ですが、誰にも言うことが出来ませんでした。先生にも友達にもほとんど話せず、自分1人で抱え込んでいました。


そんな私とは対照的に「伝える選択」をした方の体験談を読んで、弱みをさらけ出しても良かったんだなぁ、と思いました。弱い部分を見せる。素を見せる。

まるですっぴんを見せるかのように、ありのままを見せて、自分に適した環境を自ら作ることが必要だったんだなと気付きました。

未だにIBSのことを話すのには苦手意識がありますが、少しずつでも周囲に話して、自分らしく心地よくいられるよう努めていきたいです。

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