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トットちゃんからの、ヘアバンドアイマスク

はじめに💖

すごい好き💖


映画。窓ぎわのトットちゃん。Instagram🔻




窓ぎわのトットちゃんから学ぶこと


お好きな方は分かると思う。

読んだ瞬間から、その世界観に一気に引き込まれる。


良き本というのは、ありのままの文体で書かれており、その方の表現が素直に描かれている物なのでしょう。

窓ぎわのトットちゃんが売れ続けている理由は、そこにあるのだと思います。



文脈を無理にカッコつけるのではなくて、思ったことを素直に書く。

自分が楽しく、ありのままの気持ちで、そして読み手さんの存在無くして作品は完結しなく、読者を楽しませる気持ちを置き去りにしてはならない。

カッコつけた文章はバレる。

そんな心根で書ければ、必ず楽しく良い文章が書け、伝わる。


と、ユニークな小説家、町田康さんの言葉を一部お借りして自分なりに練って綴ってみました。

私自身への言葉でもある。

カッコつけるとカッコ悪い。

ナルシスト風とナルシストは別物。
ナルシスト風は、文字通り風である。
流されて飛ばされて、消える。

書き手の気持ちは文体に乗ります。カッコつけなければ、それはとても機嫌良くノリノリです⭐️



私のゆるゆるヘアバンド【ユーモアエッセイ📖ショート】


私は徹子さんも好きだし、徹子さんのカチューシャが好きだ。


私も大きなリボンのカチューシャをしたい。


でも、今は持っているのは100円のゴムが伸び切った黒くて古いヘアバンドだ。


いつか、カチューシャのデザインをして販売したいと、淡い夢を抱いている。

それくらい好きなのに、カチューシャは一つも持っていなくて、頭に付けているのは使用感にどっぷり浸かったヘアバンドだ。


そんなゴムが伸び切ったヘアバンドは、時々眉毛付近までズリ下がる。


そのふざけた顔に、母と妹はとても笑う。

しかし旦那に披露したら、冷静に私と会話を続けた。

「よくこの状況を見て笑わないね?」
と、私はヘアバンドそのままに、真顔で聞いた。

「え?よく似合ってるから」
と、旦那も真顔で答える。


「じゃあ一緒に歩ける?」

私が聞いている間、ヘアバンドはどんどん下がり、視界が狭くなった。


旦那はまだ冷静だった。
「いいよ。5メートル後を歩くから大丈夫👌」

「それ、一緒と言わないのよっ!」

と言った瞬間、私のヘアバンドは一気にズリ落ち、完全に目を覆った。


わぁ〜あったかいんだから〜♪

頭部の熱でぬくまったヘアバンドアイマスクの出来上がりだ。一石二鳥である。

ここでやっと、旦那は笑った。
堪えていたものを吐き出すようにケラケラと笑い出した。

「異次元で最前線のファッションだと思うよww」
と、殿方。

「そお?ww」

アハアハアハと、肩を揺らせ、小気味に笑う度に下がっていくゆるゆるヘアバンド。

ちょっと頭皮の香りがした。

私はこのゆるゆる加減が好きである。



最後までお読みいただきありがとうございました♪
また来てね⭐️


〜おまけ〜

窓ぎわのトットちゃんは、児童書というのもあり句読点が多い。
句読点が多いと読みにくいと思っていたが、それは違っていた。
句読点がどうのとか、一文の文字数とか、なんちゃらかんちゃらのしがらみは、関係ないようだ。

そう言えば、私が好きなミステリーのライトノベルも句読点が多い。
でも、とある好きなユーモアなエッセイ本は句読点が少ない。
作者それぞれでですね。


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