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愛する私の子供達五匹

今日はむしょうに
昔お世話していた犬達の気配を感じます

もう凄い気配で
まるですぐ隣にいて
手に息が掛かるような位、気配がプンプンします
どうやら五匹全員で里帰りかな?
お盆過ぎちゃったけど、
遅れて帰ってきたのでしょうか

五匹そろって会いに来てくれて嬉しいよ



五匹との出会いは
私が20代の時に勤務していた会社です。

会社の番犬で飼われていた彼らは

短い鎖でつながれ
炎天下の中、小屋以外の日陰もなく
毎日散歩も連れていってもらえない
酷い酷い環境で生きていました

正直、命を命と思っていない境遇

見ていられなくて
犬達を散歩に連れていったら、他の従業員さんに叱られました
「毎日散歩出来ないなら、一生散歩に連れて行かない方がこの子たちの為だよ」完全に私、偽善者扱いされました。
でも正直、おいおいコイツ正気か?と思ったものです(^^;)
その従業員さん犬好き、とよく豪語していたけど
この子達を見過ごして、よく犬好きを名乗れるな!
と人間性を疑ったものです。

じゃあ、毎日散歩しようじゃないか!!
と、五匹の子供達の散歩がスタートしました。

五匹の犬達は中型犬で
まぁまぁ大きい体格揃い

しかも散歩なんてした事ないものだから
お散歩ルールも全然知りません(^^;)

右に行く子いれば
左に行く子もおれば
何故かジャンプばかりする子も…空を飛ぶ気かな?

1回で三匹のお散歩トライは
もはや犬ぞりでした。
スポーツジムに行く位、凄まじい筋トレ。
それでも毎日指導しながら根気良く散歩をして
なんとか…マシなレベルになっていきました。

でもね
年々、少しずつ年齢順に
一匹一匹…弱っていきました。

最期まで本当にかわいい子供達でした
若くて未熟だった私に懐いてくれた純粋な子達
目がキラキラ輝いていて
私を見てくれる瞳は
愛と喜びだけでいっぱいでした

今はもう一匹もいない
私の昔話 


でも

今日は子供達の気配がたくさんします

もしかして

皆で帰ってきてくれたのかな?

本当はいつも側にいたのだろうけど

今日は、すぐ隣にいるように気配を感じるよ



おかえり

ずっと会いたかったよ









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