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対話から学びが深まった『生徒指導提要』読書会
生徒指導観のDXなしに、学びの変革はないと思っています。
児童生徒一人一人と社会のWell-beingを実現するってどういうことなのか、本当の意味の「個別最適」ってどういうことなのか、
そのために学校はどんな支援ができるのか、
所属チームを超えて対話的に深く考えるために開催しました。
こういったことを考えていけば自ずと授業デザインも変わり、
学びの変革に繋がるのではないかと思うわけです。
開催に至るまで、はこちら👇。
リレープレゼン
今回は、『生徒指導提要』第1・3・9・10・11・13章の読書会になりました。
あらかじめ希望制で割り振っておいた担当の章を読んでもらい、
A4用紙6枚にサマリーをまとめてきてもらいました。
読書会当日は、ひとり4分前後でサマリーをプレゼンする、
リレープレゼンからスタートしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671531688908-UG3hc2H27W.png?width=1200)
ギャラリーウォーク
その後、ペアになり、リレープレゼンを聞いて気になったところや
理解を深めたいところなどを、対話しながらギャラリーウォーク。
この時間もとても豊かでした。
例えば、不登校について、「今までは無理矢理迎えにいったりしてきた。でももはや学校だけが選択肢ではなく、別の選択肢がニーズに合うならそれでいいと思う。それこそが個別最適だよね。以前迎えに行って学校に連れてきたりしていた児童生徒は苦痛だっただろうなと反省する。」など、生徒指導観のDXも感じられました。
ギャラリーウォークを経て、さらに気になった点に、個人でシールを貼っていきました。
下の写真、緑色のシールが貼ってあるの、わかりますか?
![](https://assets.st-note.com/img/1671531886707-DPMwMICaIK.png?width=1200)
多くシールが貼られた箇所が、対話に繋がるポイントとなりました。
対話セッション
今回は、「関係機関との連携」まで含めた「チーム学校での支援」に関する箇所に多くシールが貼られました。
ここからはグループでの対話です。
参加した先生方はみんな、これまでの経験と結びつけて、
「もっとこうすればよかったと思うことがたくさんあるけど、実際具体的にどう進めたらよいのかわからなかった」
「頭ではチーム学校とか連携とか理解してるけど、実際の支援はそこまでいってなかったなと思う」
「外部機関、繋ぎ先がわからないこともあるけど、繋いだ方が(書類やフォローなど)多忙になる不安とかストレスも先生方にはあるのかも」
「もっと気軽に相談できる外部機関があるといいな」
「SSWの話を聞いてみたいし、SSWと気軽に相談しながら支援できるといいな」
「繋ぎたいけどそのニーズを感じていない子供や親に対し、児相の通告義務みたいに、半ば強制的に繋げる支援システムとかないのかな。どうアプローチしていけばいいのかとか、気軽に相談したいよね。」
などなど、どんどん本音での対話が進みました。
(お菓子とお茶を用意して茶話会風にしたのがよかったかも?😊)
![](https://assets.st-note.com/img/1671532965559-l26VHQvh6R.png?width=1200)
対話の最後の方に、
「どうしたら同僚の先生方に、外部機関と繋いだ方がいいことがある!
(得だ!)と感じてもらえるかな?」
という解決志向的な問いも出てきて、
「うまくいった事例を知れたらいいのかも。」
「そもそも校内でSSWの支援がどう進んでいるのかうまく共有できていないことも多いから、進捗も共有していけるといいね。」
「繋いだ良さは、やっぱり小さな成功体験を積んでいくと感じられるんだよね。先生方も成功体験大事だよね。」
「生徒指導の話って、指導がうまくいってないとか支援に困ってるとかの話が多くなるけど、うまくいったこともどんどん共有していくといいのかもね。」
この対話の間、机上のホワイトシートにいつでも気付きや学びをメモできるようにしておきました。落書き風です。
そして、その落書き風メモを参考にしながら、最後に振り返りコメントを一人ずつ話して読書会を閉じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671541974601-nnTdQFgVgW.png?width=1200)
参加者からの声
終了後、
「所属チームを超えて話せてほんとによかった」
「こういう対話の場なんですよね、欲しいのは」
「学校でもこういう時間生み出せると変わっていくんじゃないかと思う」
「サマリー作成、大変だったけど、作成するために読み込めてよかった」
「自分がわからない点を話すのは恥ずかしいかなと思っていたけど、話してみてみんなも悩んでることがわかってよかった」
「リレープレゼンは5分ぐらい欲しいと思った」
「2時間あっという間。もっと対話したいと思った」
と多くの声も寄せていただきました。
さすがに1回じゃ読みきれない生徒指導提要。
第2回目読書会を1月に、第3回目を2月に行うことにしました。
今回の改善点を活かしながら、更に「参加してよかった」と思ってもらえるような豊かな会にしたいと思います。
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初めての教員研修でのABDファシリ、自分もプレゼンや対話に参加しながらのファシリでしたが、及第点がつけられるくらいはできたと思います。
それもこれも、前の記事に書いた通り、背後で支えアドバイスをくださった山梨県のMP先生のおかげです!前日に応援メッセージも送ってくださり、励まされました!ありがとうございました!
こちらのサイトにMP先生も紹介されています。👇
次はもっともっと生徒指導観のDX・学びの変革に近づけるよう頑張ります!
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