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菖蒲理央に関する愚察

合理主義者の理央が、珠生への感情を矛盾なく理屈が通るように自分の中でかみ砕いていった結果、運命という最も非合理的な結論に辿り着いてしまうこと自体が、名状しがたい、少なくとも一般的には軽くはない想いの強さの証左になっている事実がりおたまの良さであり、私が1番に好んでいる要因である気がする。 物語での言動から見るに、基本的には不確定要素をできる限り排除したい、できるだけ効率的に動きたいと考える傾向はある気がする。そういう意味では、感情というものは最も曖昧で、形や結果として手に取

    • 『灰色のアルカディア』プレイ感想

      1億年ぶりぐらいに新作BLゲームが発売されたので早速購入。 以下ネタバレ プレイ時間 25時間 攻略順 理央→芹→亨一先輩→真相 好きなキャラ 理央 総評 全体的に丁寧な作りで、各攻略キャラの掘り下げもされているから、最終的には全キャラに愛着が湧きました。真相もストーリーのところどころに布石が敷かれているので、一気に真相を長文説明される不快感やストレスがなく楽しめました。 悪い点を挙げるとすれば、用語が統一されていなかったりモブの名前が突然変わっていたことが

      • 紙の本を触ったり眺めたり頁を捲っているときの心に静寂が訪れる感覚が心地よい

        • 幸せであり続けるために何もかもを諦める癖が付いてしまうのはよくないなと思いつつも、結局幸せというものがどういう状態であるのかに気付くためには何かを諦めるという経験がないと難しいという結論に辿り着いてしまって、空虚感でいっぱいになってしまった。

        菖蒲理央に関する愚察

        • 『灰色のアルカディア』プレイ感想

        • 紙の本を触ったり眺めたり頁を捲っているときの心に静寂が訪れる感覚が心地よい

        • 幸せであり続けるために何もかもを諦める癖が付いてしまうのはよくないなと思いつつも、結局幸せというものがどういう状態であるのかに気付くためには何かを諦めるという経験がないと難しいという結論に辿り着いてしまって、空虚感でいっぱいになってしまった。

          この世の中を精一杯生きている人たち全てに敬意を持ってどんな人に対しても親切でありたい。

          この世の中を精一杯生きている人たち全てに敬意を持ってどんな人に対しても親切でありたい。

          決まった手順で安易にやりすごしている毎日の生活の中にこそ、人生と世界の深みはひそんでいる。そのことに気づいたとき、日々はがらりと変わり、何もかも新しくなる。

          決まった手順で安易にやりすごしている毎日の生活の中にこそ、人生と世界の深みはひそんでいる。そのことに気づいたとき、日々はがらりと変わり、何もかも新しくなる。

          ファッションドリーマー始めました

          ファッションドリーマーをプレイし始めました。 発売前情報にグチグチ文句を言いながらも、ガルモの実質的後継タイトルであろうという期待はあったのでなんだかんだ楽しみに待っていました。 今のところの所感 発売からまだ一日も経っていませんが、今のところ凄く楽しい。元ガルモ女児おばさんではあるので、着せ替えが自由にできるというだけで結構楽しめます。ただ、発売前から懸念していた通りストーリーモードは用意されておらず、1時間程度のチュートリアルを終わらせると後はマップに放り出されてしま

          ファッションドリーマー始めました

          『プリムス×ホリック』プレイ感想

          10月のJ庭でTropetteさんが出展されていらっしゃったんですが、ちょうどその時にサークルさんと本ゲームの存在を知り、これは絶対に面白いだろうなと思い、ようやく購入してプレイできました。 普段からBLゲームを嗜んではいるんですが、BL同人ゲームは殆どプレイしたことがないんですよね。プレイしたことがあるのはTennenoujiとガチ夏ぐらいかな。 概要 攻略キャラは3人で1人1~2時間程度で攻略できるので気軽にプレイできるボリュームでしたね。ボリュームは少なめですがスト

          『プリムス×ホリック』プレイ感想

          誰かを好きになったとき、その誰かからの好きを得る必要はないと思うんですよね

          誰かを好きになったとき、その誰かからの好きを得る必要はないと思うんですよね

          『Friendly Lab』プレイ感想

          無事に全てのエンディングを見終わりました! tennenoujiの久々の新作であったことやシナリオライターが斉藤伊里さんだったこともありPCでプレイできることを楽しみにしてはいたんですが、発売直後は夢たしに夢中になっていたのでプレイ開始するまでに1ヶ月経っていました。 元々アプリ版でリリースされている内容だし、そこまで複雑な攻略であったり流血・暴力表現もないだろうと高を括っていたんですが、思っていた以上に攻略が難しいし何より暴力・流血シーンが多くて気が滅入りました…。 実

          『Friendly Lab』プレイ感想

          『夢を確かめる』プレイ感想

          面白過ぎて2週目をプレイしていたらいつの間にか9月下旬になってた。 本当は1週目攻略後に何かしら感想を書きたかったんですが、上手く言語化できずにさ迷いまくっていたら2週目のプレイに入っていましたね。 士戸先生の読ませる文章には圧巻でした。本当に何度読んでも飽きないですね。 1つの結末に辿りついているのか怪しいこの作品について、こういうあらすじで各ルートの話はこうで結末はどうだった、というような形式で書くことがあまりにも難しいので、この『夢を確かめる』の感想では私自身がプレイ

          『夢を確かめる』プレイ感想

          薔薇木の凌辱ルートが未だに釈然としないという話

          凌辱ルートを受け入れられないのは単純に自分の好みの範疇から外れているからじゃないかと思っていたんですけど、フルコンプリートしてからしばらく経ってもモヤモヤが晴れないので、このモヤモヤの原因を言語化してみることにしてみました。 誤解しないで欲しいんですが、凌辱ルートを好きな人の嗜好を否定したいというわけではないです。ただ燻ったまま放置しておくことに納得がいかないというか、取り合えず理解できなくても理解できない理由だけは捉えておきたいという気持ちがあるだけなので、こういう意見が全

          薔薇木の凌辱ルートが未だに釈然としないという話

          薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク プレイ感想

          ※ 2023/8/28にX(旧:Twitter)に投稿した内容を加筆修正したものです。 普段全面的に攻略サイトに頼りきっているのに何故か薔薇木だけは自力でフルコンプリートした…。 実はずっとプレイしてみたくてリマスターじゃない方のPC版を買ったりはしていたんですけど、私のPCじゃ起動しなかったんですよねー。プレイしたい過去のゲームがPCで動作しないのはエロゲーマーあるあるだよね。 全体の感想 期待していた通り凄く面白かった!!以前に同じシナリオライターさんが担当していた

          薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク プレイ感想