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関西在住のんびり社会人。更新はだいたい深夜。

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  • 休職日記

    新卒2年目でメンタルをやってしまい休職(2023/01/11~3/10)。 2ヶ月間で日々感じたことを書きとめました。 今つらい思いをしている貴方の支えになれば嬉しいです。

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新卒2年目、休職します。私が心療内科に行くまでに感じた心身の異変

病院で「抑うつ状態」という診断が下り、2ヶ月休職することになった。 せっかくなので、休職までに感じた心身の異変を記録として残しておく。 辛い気持ちを抱えながら頑張ろうとしている貴方に、 「ヤバくなる前に心療内科にふらっと行くのもアリだよ」 「1回お休みするという選択肢もあるよ」 ということを伝えられたらと思う。 ①完璧主義が招いた長時間労働 体調を崩した原因は、仕事をこなしきれずに1人で抱えてパンクしたからである。 入社前から色々な仕事に携われるとは聞いていたが、予想以

    • 家で仕事をしていたらこんな時間。 上司はよく「考えるのはタダ」と言っている。その通りだなと思う。誰も正解を持っていないことをひたすら考え続ける仕事。難しいけど楽しい。

      • 2023年9月〜12月の日記供養

        この期間、忙しくて手書きの日記帳を開く気力がなく、「後でまとめて日記帳に転記しよう」と寝る前に携帯のメモに書き溜めていた。 でも、結局今になっても転記できていない。メモ帳に眠ったままなのも悲しいので、ここで供養する。 9/12 つかりた。残業後に20分くらい上長と話したの楽しかった。上長は潜水艦ものの映画が好きらしい。あと登場人物になんかしらの複雑な事情がある系。 好きな作品について熱く語る上長がウキウキしてて面白かった。過去に見た作品についてあんな分かりやすく詳細に語れる

        • 木漏れ日の瓶詰め

          ベッドから手を伸ばし、ノールックで頭の後ろのカーテンを開ける。 掛け布団を数十分こねくり回し、やっと起き上がる。 電源を入れっぱなしのスピーカーで、Men I trustの曲を再生する。 歯磨きをしながら部屋中に掃除機を滑らせる。 観葉植物をベランダに出し、霧吹きで水をかけてやる。 最近買ったスパティフィラムの葉っぱが1枚茶色くパリパリになっていた。左手でそっと撫でる。 根腐れじゃないことを祈る。 今住んでいる部屋は立地も広さもパーフェクトなんだけど、日当たりが良くないの

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        新卒2年目、休職します。私が心療内科に行くまでに感じた心身の異変

        • 家で仕事をしていたらこんな時間。 上司はよく「考えるのはタダ」と言っている。その通りだなと思う。誰も正解を持っていないことをひたすら考え続ける仕事。難しいけど楽しい。

        • 2023年9月〜12月の日記供養

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          7本

        記事

          素っ気なさとやさしさは共存する/人間交差点(映画「ゴースト・トロピック」感想)

          レイトショーで「ゴースト・トロピック」を観た。 ベルギーで掃除婦として働く主人公が仕事帰りの終電を乗り過ごし、夜のブリュッセルの街をひたすら歩く話。 警察官。 救急外来の医者・看護師。 ガソリンスタンドの店員。 道中で出会うのは、寝静まった街の番人達。 みんな最初はそっけないのだけど、身の上話をしてくれたり車で送ってくれたり、なんだかんだ優しい。 そういえば、昔ヨーロッパに留学していた時もこんな感じだった。 めちゃくちゃ愛想が良いわけではないけど、困っていると声を上げ

          素っ気なさとやさしさは共存する/人間交差点(映画「ゴースト・トロピック」感想)

          第二新卒で転職して1年経った今、思うこと

          今の職場に入社して、ちょうど1年が経つ。 今の会社で一生働くつもりはないが、入社してから今日まで一度も「もうヤダ!辞めたい!」と思ったことはなく、あっという間に今日まで来ていた。 丁度いい節目なので、転職活動から入社後までを振り返り、感じたことをまとめてみる。 第二新卒の転職ってどうなの?結論。 めっちゃしんどかったけど何とかなった。 でもめっちゃしんどかった。() 第二新卒(入社2年目)。 無名の中小企業。 未経験の職種・業種への転職。 転職が難航する要素フ

          第二新卒で転職して1年経った今、思うこと

          救いのない日々の中で、他人の地獄を救えるか(映画「夜明けのすべて」感想)

          パニック障害の山添くんと、PMSの藤沢さん。 同じ職場でお互いのことを知った2人に、友達でも恋人でもない不思議な繋がりが生まれる話。 ※以下ネタバレを含みます 人には人の地獄最近、「人には人の地獄がある」というひとつの解(?)まではたどり着けていたんだけど、本作品ではその先にある「自分の地獄はコントロールできないけれど、他人は助けることができるかもしれない」という、自分に見えていなかった世界が広がっていた。 自分のこともままならない時に他人を助けられるわけがないとずっと

          救いのない日々の中で、他人の地獄を救えるか(映画「夜明けのすべて」感想)

          信じることに疲れた

          この人の事は信じたい、と思ったのに、 また駄目だった。 こんなことが一度じゃなくて何度もあると、さすがにうっすらと人を信用出来なくなる。 私に見る目がないんだと思う。 疑うことが下手で、言葉通りに受け取って、 何でも信じてしまうのが駄目なんだろうな。 もう疲れた。 信じることに疲れた。 はじめまして、よろしくお願いします、本好きなんですね、おすすめありますか?面白そうですね読んでみます、ご出身は?そこ昔旅行で行ったことあります、いい所ですよね、私の地元は○○なんです

          信じることに疲れた

          もしかして:2ヶ月の休職ではうつ状態は治らない

          私生活の人間関係での悩みと仕事が立て込んでいる精神的な辛さと、連日の仕事で溜まった肉体的な疲労で、日曜日は何も出来ずベッドの上でぐったりしていた。 月曜の朝も体が動かず、(これはダメなやつだ)と思ったので会社に連絡して休みをもらった。 一日中寝たが、今も関節と頭が痛い。 こんなことで休んでしまうなんて情けない。 最近思うのが、2ヶ月の休職を経て今の会社に転職したけれど、2ヶ月程度休んだところでメンタルの不調なんて治らないのかもしれない、ということ。 前職で会社に行けな

          もしかして:2ヶ月の休職ではうつ状態は治らない

          華々しくもなく、たいした事も成し遂げていない地味な人生だったと思い続けていたけれど、今周りにいる友達が私の歩んできた日々の答え合わせだとしたら、もしかすると最高の人生かもしれない

          華々しくもなく、たいした事も成し遂げていない地味な人生だったと思い続けていたけれど、今周りにいる友達が私の歩んできた日々の答え合わせだとしたら、もしかすると最高の人生かもしれない

          2月25日の日記:不幸も幸せも相対評価はできないという話

          こないだの日曜日。 目覚ましをかけずに起きてのんびり身支度をして、 午後から出町柳でスナップ写真を撮り歩いた。 出町桝形商店街、人々の生活の温度が感じられる"生きている"商店街で、撮るのが楽しい。 夕方から出町座でナイト・オン・ザ・プラネットを鑑賞。 追加のパイプ椅子が出されるほどの満席で、往年の名作なことが伺えた。 ナイト・オン・ザ・プラネットは91年公開の映画で、LA、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキのタクシー運転手とその乗客の様子が順に映し出されるオムニバス作品。

          2月25日の日記:不幸も幸せも相対評価はできないという話

          生きるとは祈ることを諦めないこと (映画「Perfect Days」感想)

          早めに仕事が終わった日、レイトショーでPerfect Daysを鑑賞した。 私はあらすじ説明能力が皆無なのでストーリーについては公式サイトで見ていただくとして、ここには私の感想を書き記しておく。 ※若干のネタバレを含みます 理由を聞かない優しさ 主人公の平山は東京でトイレの清掃員として働いており、古いアパートで一人暮らしをしている。 どういう事情があるのか聞きたくなるところだが、姪っ子のニコちゃんも、ニコちゃんの母(平山の姉)も、アヤちゃんも、詳細は聞かない。 そして

          生きるとは祈ることを諦めないこと (映画「Perfect Days」感想)

          私は毎日手書きでつけている日記を一部抜粋、加筆修正してnoteに載せることが多いんだけど、noteになると急に良いこと言ったった感というか、安っぽいエモい(笑)文章になるの何でなん 日記だとこんなクサい文章じゃないのに…人に見せると思うと文章もええかっこしちゃうんかなぁ

          私は毎日手書きでつけている日記を一部抜粋、加筆修正してnoteに載せることが多いんだけど、noteになると急に良いこと言ったった感というか、安っぽいエモい(笑)文章になるの何でなん 日記だとこんなクサい文章じゃないのに…人に見せると思うと文章もええかっこしちゃうんかなぁ

          口にすれば「本当」になってしまうので何も吐き出せない

          私は人よりも「喜怒哀楽」全てのパンチが強い。 良く言えば感情表現が豊か。悪く言えば情緒不安定。 嬉しい時はニコニコだし、楽しい時はデカい声で笑うし、落ち込むと海底まで沈み込むし、ムカつけば脳内で放送禁止用語が暴れる。 ただ、プラスの感情は言葉にも態度にも存分に出すけど、愚痴や悩みやマイナスの感情(怒哀)は口に出さないと決めている。 私の場合、言い出したらキリが無いし、言葉にすれば「本当」になってしまう気がするから。 頭の中にあるうちは誰にも知られない。 でもひとたび口に

          口にすれば「本当」になってしまうので何も吐き出せない

          不器用な自分を嫌わない

          年が明けてから残業が続いている。 会社の最寄り駅は普通電車しか止まらないため、退勤する時間をミスると寒い駅でしばらく待つことになり、さらに帰宅が遅くなる。 待ち時間にSNSを徘徊するのも飽きてしまい、最近は本を読むようになった。 今読んでいるのは太宰治の「女生徒」。太宰が稀代のモテ男だったことがよく分かる。女心分かりすぎてる。 残業をしても、やることはまだ溜まっている。 前職でもよくやっていた持ち帰り残業をまたやってしまっていて、駄目なのは分かっているけど、結局私はこうでも

          不器用な自分を嫌わない

          ここにいてもいい、ということ

          転職して8ヶ月。 ここにいてもいいのかもしれない、と思い始めた。 最近は社内広報誌とウェブサイトに掲載する新しいコンテンツの作成で忙しい。 作っては同じチームの人に意見を貰い、修正し、また意見を貰い…を何度も繰り返して数ヶ月。正解が無く、会社としても初めての取り組みなので手探りだったが、少しゴールが見えてきた。 ひとつひとつの言葉や文章の繋がり、デザインを、何度も穴が空くほど見てくださる上司達。 「これ文章おかしくない?」「ここ一文が長い!」ズバズバ指摘されるうちに、内

          ここにいてもいい、ということ