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2月25日の日記:不幸も幸せも相対評価はできないという話

こないだの日曜日。
目覚ましをかけずに起きてのんびり身支度をして、
午後から出町柳でスナップ写真を撮り歩いた。

出町桝形商店街、人々の生活の温度が感じられる"生きている"商店街で、撮るのが楽しい。


夕方から出町座でナイト・オン・ザ・プラネットを鑑賞。


追加のパイプ椅子が出されるほどの満席で、往年の名作なことが伺えた。

ナイト・オン・ザ・プラネットは91年公開の映画で、LA、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキのタクシー運転手とその乗客の様子が順に映し出されるオムニバス作品。みんなの会話劇からキャラの濃さが伝わってきて楽しい!
身の上話とか悩みって、何も知らない他人の方が案外話しやすかったりするよね。

私は映画を見ると気持ちが揺さぶられてぐったりしてしまい、次の日まで引きずることが多いのだが、これはプラスにもマイナスにも大きく感情が振れる感じではなく、見た後に程よい余韻が残る映画だった。

ただ、私が常々考えている「人には人の地獄」がこの作品でも描かれてて、やっぱりそうやんな〜とはなった。

ほとんどの人がある側面から見れば不幸で、辛い過去や一生背負っていかなければならないものがある。
でもまた別の側面から見れば幸せなところもある。
そして不幸も幸せもその人だけのもので、相対評価はできない。

自分が辛いと思ったら、他の誰がなんと言おうと絶対に辛いし、幸せだと思ったら、どんなに倫理的にアウトでも、それは本人にとって間違いなく幸せなのだ。
社会的に正しいかどうかは別の話で。

帰宅後に映画の特典ポスターを壁に貼って、友人にもらった入浴剤を入れてゆっくりお風呂に浸かる。
なんて素晴らしい一日。

壁が賑やかになってきた

自分のことは好きになれないけれど、食べるに困らないお金と好きなものに囲まれた生活を回せていて、今のところ幸せ。

いつかこの幸せが崩壊する恐怖に怯えながら、それでも仕事から帰宅してMarshallからジャズを流す時間を、毎週末の京都散策を、ミニシアターで観たい映画を、UNITED TOKYOの新作を楽しみに生きている。

本当に京都に住むの楽しすぎる。
でももし私みたいなミーハーが大学から京都に住んでいたら(京都でキャンパスライフ満喫してる自分エモすぎ)ってプライド鬼高くなってたと思うわ。
社会人になってからでよかった。


今日のライフハック: 日曜の夜にいい映画を観るとあまり気分が沈まない


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