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父子二人でミラノデザインウィークへ 2 ~準備編

持ち物

何を持っていくかというのは、特に海外の場合は行先によってそれぞれ検討が必要になりますが、今回はミラノの街中での滞在がメインなので、最悪なんでも現地で調達できます。

とはいえ、旅程が短いこともあり買い物で無駄な時間を使うのも避けたいところですし、特に子どもにとって食べ物が口に合わなかった場合の対策は現地では対応が難しいので事前の準備は必要かと思います。

どの程度のものを持っていくかは人それぞれかと思いますが、私の場合、極力荷物は少なくして、できれば(少なくとも往路は)機内持ち込みだけで済ませたい(ロストバゲージで無駄な時間を使いたくない)というタイプなので、航空会社の持ち込み荷物の規定も大きく影響してきます。

Air Chinaのサイトをチェックしたところ、機内持ち込みは一人二つまでで、大きさは一つ55cm x 40cm x 20cmで5kgまでとのことで、一般的な航空会社よりやや厳し目になっています。

手持ちの機内持ち込み用スーツケースが54cm x 38cm x 23cmで、これが弾かれるかどうかはチェックインカウンターまで行ってみないとわからないところですが、最悪預ける覚悟でスーツケース込みで二人で四つの荷物を全て5kg以下になるパッキングを考えます。

今回持ち物関係で特に慎重になる点としては
・飛行機内の時間が長いのでなるべく快適に過ごすための対策
・ミラノのトイレは少なく、汚いらしいのでその対策
・子供を見る大人が一人なので、迷子対策

の3点です。

飛行機対策

上海からミラノが12時間、ミラノから北京が10時間ということで、エコノミーの2席でどこまで子供に快適に寝てもらってかつ自分も寝れるかというのが肝になりますが、あまりいろいろ持っていくとかえってストレスになるので最低限まで絞り込んだのが
・エアフットレスト
・飛行機の座席のヘッドレストに固定できるネックピロー
・柔らかめのネックピロー
・子ども用アイマスク
になります。

エアフットレストは1000円程度のもので膨らませると前の座席との隙間がなくなるタイプのもので、一般的には避難時の邪魔にならない窓側の座席と中央座席のみ利用が認められているものになります。

畳んだ状態
膨らんだ状態

息子の身長が120cmくらいなので、ある程度体を横にして寝ることができますが、前の座席との間の隙間がないと自分も寝ている間にずり落ちていく心配が減ることを期待しています。

空気入れは小さい電動ポンプ(FLEXTAILGEAR TINY PUMP)を持っていきますが、小型ドライヤーくらいの音が出るので周囲の雰囲気で使うか考えます。

ヘッドレストに固定できるネックピロー(cabeau evolution s3)は、息子が横になって足か頭が自分の上に乗っていると想定したときに自分の頭部が固定されていることで余計な動きで起こす可能性が減ることを期待しています。

ボリュームがありしっかり支えてくれます
畳むとけっこうコンパクト

これは首の前で固定できるので、コルセット並にしっかり固定してくれるので、絶対に体が倒れないという安心感があります。

柔らかめのネックピローは息子の枕、アイマスクは周囲の明るさで目が覚めないようにというものです。

トイレ対策

トイレ事情の悪さはフランスでも経験しており、基本的にホテルやデパート、きれいめのレストランなどで済ませておけばそれほど問題ないですが、街中のカフェなんかだと入るのも躊躇するようなトイレも見ているので
・水に流せるトイレ掃除シート
・水に流せるポケットティッシュ
を持っていきます。

あとは息子になるべく綺麗なトイレがあるところで先に済まさせるのを徹底するしかありません。

迷子対策

もちろん迷子にならないようにするのが大前提ではありますが、最悪はぐれた際になんとか再会できるために準備したものが
・現地のSIMを入れた古いiphone
・iphoneの壁紙に名前と連絡先を書いておく
・Eufy Security SmartTrack LinkとTileをカバンと本人につける
です。

使わないで済むことを祈るばかりですが、とりあえず7歳にもなるとある程度携帯電話の使い方もわかっているのでFaceTImeでの両親、祖父母への連絡方法を教えておけばだいぶ安心感は増えます。

実際の持ち物

そんな感じで、4つのバッグの内訳はこのようになりました。

ショルダーバッグ(主に機内身の回り系)
パスポートx2
財布
体温計
フック
筆記具
のど飴
歯ブラシ、歯磨き粉
スリッパ(2人分)
電動ポンプ、エアフットレスト
機内枕
消臭袋10枚
休息時間
マスク(大人3、子供3)
薬類(痛み止、酔い止、胃薬、下痢止、風邪薬)
虫刺されパッチ、絆創膏(大小)
水に流せるポケットティッシュ
ウェットティッシュ
iPad、ヘッドホン、コード、飛行機用アダプター
充電器類、変換プラグ
モバイルバッテリー
老眼鏡、文庫

子供リュック(主に子供の身の回り系)
おやつ
水筒
タオル
おもちゃ少々
カラビナ
iPhone
機内枕
軽量折りたたみ椅子(並んでる時も座れる)
ぬいぐるみ(安眠用)
iPad、ヘッドホン、コード

大人リュック(主に現地についてから使うもの)
盗難防止チェーン
カメラ
サングラス
1回分の着替え
液体(化粧水、シャンプー、クリーム類)
水に流れるトイレ掃除シート
現金袋

スーツケース(主に宿につくまで使わないもの)
洗濯袋
現地行動バッグ
Eufy
ふりかけ、さとうのごはん
シリアル
単眼鏡
爪切り
石鹸
カッパ
折りたたみ傘
ピンチ付きハンガー
流せるティッシュ予備

これで全体で18kgほどで、スーツケースはどうしても本体が3kg近くあるので中に多くは入れられず、チェックインカウンターをクリアしたあとで全体の調整を行う作戦になります。

情報収集

必要書類

あらかた持ち物が決まった頃、妻が読んでいた本で「子供と2人でヨーロッパ入国の際に書類が必要な場合がある」という情報が書かれていました。

一方の親による子の連れ去りを防止するためということでシェンゲン協定加盟国の一部で入国の際に未成年の渡航同意書が必要らしく、2024年4月の時点ではイタリアはイタリア国籍の子供以外には求めないとのことでしたが、随時確認したほうが良さそうです。

8年前の一人旅の記憶で準備していましたが、考えてみると8年(しかもコロナ挟み)も経てば情報が変わるのは当然で、なにせ子供と2人での海外が初なので他になにかトラップがないか調べましたが、とりあえずこの時点ではとりたてて必要なことは特にありませんでした。

2025年からはESTAのユーロ圏版でETIASというのも始まるようで、久しぶりに訪れる場所には注意が必要だと改めて思いました。

現地情報

現地の情報として事前に気になる大きなポイントは気候と治安でしょうか。

気候は東京都それほど大きな差はなさそうなのですが、春というのは寒暖差が大きく、日によって快適なのが半袖だったり薄手のダウンだったりと幅広い対応が必要になります。

直前の予報では前半が20度後半と暑く、最終日がやや涼しいくらいな感じだったので、割と軽装ベースの旅になりそうでした。

治安については、ミラノはイタリアで一番犯罪が多いと言われていますが、その多くが軽犯罪でよほど変な場所にいかなければ命の危険はなさそうです。

とはいえ、少し前に韓国人の若者が現地で暴行を受けたり、コロナ時期にアジア人が狙われたりなどもあったのであまり閑散とした地域には近寄らないほうが良いかもくらいな印象です。

今回は子連れでかなりメインの観光地近辺しかいかない予定なのでスリ関係だけ気をつければ良いかと思います。

その他、通貨はユーロだし交通の便は地下鉄、バス、電車のどれも比較的わかりやすいシステムなので特に心配はなさそうでした。

次回はいよいよ出発になります。

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