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茄子は飲み物です
『カレーは飲み物です』とか言うじゃん。いやいや、具が入ってるからね?じゃがいもとかお肉とか、飲んだら喉痛いからね?飲み物という形容が一番ピッタリ来るのは茄子です。カレーではなく、茄子です。(カレーも好きです。)
茄子は飲み物です。
茄子の一番好きな調理法は『蒸す』なんだけど、なぜか今年は『焼く』の登場回数が多かった。
お盆を過ぎて、『蒸す』の出番です。
野菜には「面調理」が美味しいものと、「全方向調理」が美味しいものがあるというのが持論ですが、茄子はオールマイティ。『焼く』は面調理だけど、『蒸す』は全方向調理です。
さて、茄子を蒸す。どうやって蒸すか。まずは、ピーラーで皮をむいて蒸す。
ちなみに私がまるごと皮をむいて蒸すのが好きなのは左上の茄子。小ぶりで丸い(一番安い)茄子です。右の色が薄くて細長いやつは油たっぷり吸わせて調理するのが美味しいと思う。
蒸したら、冷蔵庫で冷やしておく。もうね、宝石箱にルビーやサファイア、ダイヤの指輪をいくつも入れておくご婦人の気持ちがわかる!いや、そんなご婦人の知り合いはいないけれども。そんな気分になる。「私の冷蔵庫には蒸し茄子が冷えてるもんね」って強気で仕事できます。
ごま油と塩で食べるのが王道、酢じょうゆも素敵。ラー油や豆板醤を添えるのもいい。葉物を足してドレッシング掛けてサラダにするのも最高。
そんなふうに蒸した茄子をすり鉢で荒く潰して、芝麻醤をお水で溶いたところに塩とごま油を足したタレをペトリと落とし、にんにくすりおろしをトッピングした『茄泥』は酒徒さんのレシピで知った。
芝麻醤はたんなる『ゴマペースト』だと思ってた私、不勉強の極みだった。茄子がいくらでも食べられてしまう危険な料理を知ってしまった。この写真は茄子の下に冷やしうどん0.5人前が敷いてあって、茄子は4本分です。一瞬で飲める。
お次は皮付きのまま縦に4つくらいに切って蒸した。こちらも前述酒徒さんのレシピの蒸し方で蒸した。タレはミニトマトと酢漬け唐辛子、黒酢、酢、醤油、にんにく、しょうが、ごま油。
文句なしに飲めます。茄子は飲み物です。
これは今日のお昼、というか、おやつ。
まるごと蒸した茄子を切って、芝麻醤と辛子、醤油と砂糖を混ぜたタレで和えた。ポカリより体に沁みる。これを食べるために頑張って働いてきて良かったと思える。
茄子は飲み物です。「1日の上限10本」の誓いを守るのが厳しくなってきた。