自分の経験を本にしたら、2日で増版が決まった話(1/2)〜立ち上げ編〜
「いつか本を書いてみたい!」
そんな夢を持ちながら、日々を過ごしている人は少なくないと思います。
でも、
一般人の自分が、売れる本なんて書けるのか?
ぼんやり書きたいテーマはあるけど、どんな構成にすればいいの!?
そもそも、本を書く流れもわからない!
しかも、一冊書き切る自信もないぞ!
なんて。
本を書くって敷居が高いですよね。
そうなんです。本を一冊完成させるには、ざっと以下のスキルが必要です。
おいおい、そんなこと言われると、「よし、本を書くぞ!」と振り上げた拳の行き場に困っちゃいますよね。
でも、大丈夫です!
現に私は、「本を書こう」と決めて55日でつくり上げ、2日間の即売会で初版を完売させました!
この記事を読めば、本づくりの一連の流れがわかり、どんな人でも書ける自信が持てます。
今回は、その体験談(前編)をお伝えしたいと思います。
本を書くって?
小説、ビジネス本、写真集、技術書、専門書、自伝・・
本にはさまざまな形がありますが、自著をもつことで得られる直接的なメリットは大きく3つあります。
世の中に影響を与えられる
本自体があなたの名刺代わりになる
本の販売による収益が得られる
頭の中にある漠然としたアイデアや、散漫としたノウハウや経験を具体的な形にし、一冊の本にまでつくり上げることは、自分自身の能力を大きく向上させます。
Webの記事やSNSで情報発信する人は多けれど、「本をつくる」ことは依然として敷居が高く、ある一定の権威性も持たせることができます。
本づくりは、創造であり、製造であり、作業であり、本当にさまざまなスキルが求められます。
「このスキルには自信がある」と思っていても、全部を持っている人は少ないでしょう。
出版社から依頼をうけて本を執筆する場合の「著者」の場合は、“執筆”すれば良いですが、能動的に「自分で本をつくりたい」と考える場合は工程が長く複雑です。
コミュニティで本づくりをする
こうやって書いていると改めて思いますが、
いやほんと、本づくりって敷居が高い!
私は昔、雑誌の編集や、書籍の編集などを経験したことがありますが、そんな自分ですら、「自分が著者となって原稿を書く」「一冊の本をつくる」ってめちゃめちゃハードルが高く感じてしまいます。
でもでも!
「このパーツだったら協力できるよ!」という人が集まって、得意分野で本づくりを手伝いあえるコミュニティがあったら・・?
アイデアの壁打ちが得意な人が、企画だしを手伝ってくれて、
デザインが得意な人が図版や装丁を考えてくれて、
進行管理が得意な人がケツを叩いてくれて(超重要)、
校正ができる人が事実確認や論理の破綻を指摘してくれる。
本が好きでも、「本をつくるのが好き」って人には出会ったことがない。
でも、本が好きな人って、潜在的にどこか、本づくりに関わりたいって思ってるんじゃない?
そんな思いから、世界初の本づくりコミュニティ・ZINE Communityを立ち上げてみました。
コミュニティの共同発起人であり、本づくりの経験者である まさとらん さんの言葉です。
ちなみに、私が本をつくりたいと考えたきっかけは、
特別な人じゃなくても、コンテンツは生み出せる
地域でもどこに住んでいてもコンテンツで稼げる
を証明したかったから。
ZINE Communityへの参加を呼びかけたところ、集まったのは合計10名。
所在地も、キャリアも、得意分野も違うメンバーたちで、みんなで協力しながらの本づくりがはじまりました。
ZINE Communityについての詳細は以下に詳しく書いています。
ZINE Communityに参加したい方はこちらから
商業出版じゃなくて自費出版
前にも書いた通り、私は編集者として商業出版に関わったことが何度かあります。
商業出版では、出版社の企画会議で「売れそうな本」の企画出しを行い、通った企画について著者に依頼をし、制作を進めます。
ここでは「売れるかどうか」が最重要指標であり、著者が書きたいものを書いたり、ニッチな世界に刺しに行く企画は、なかなか通りにくいのが現状です。
私たちは、「本をつくりたい」コミュニティだからこそ、まずは自分たちが“何が書けるか”“何を書きたいか”を最重視しようと考えました。
そうすると、自ずと自費出版となります。(というか、すぐやりたいから商業出版で企画通すほど悠長に待てない)
自費出版だと、最初に印刷費はかかるけれども、売り上げは基本的に著者に入ってきます!
私が目指す「どこに住んでいても、ナニモノでもなくても、コンテンツで稼げる!」を証明するには、まずは自費出版一択です。
・・・とはいえ、売れなければ意味がない!
なので、本を書きたい!メンバーに対し、コミュニティの有志メンバーで壁打ちを行い、
「自身がもつスキル・経験」の中で「世の中のニーズに合いそうな」内容で、「面白そうな切り口」を考えていきました。
これが、背景が異なる大人たちが集まり、コミュニティとして本づくりをする最大の強みであります。
ここからは、具体的なコミュニティでの本づくり(私の経験談)をお伝えします。
後編へ続く!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?