equity design

2030年までにジェンダー平等を達成します。

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最近の記事

「マジョリティの特権」を乗り越えるための具体的な方法について

・「マジョリティがマイノリティの視点に寄り添うこと」でしか対立は乗り越えられないのであれば、マジョリティにカードが渡っているということ、マジョリティが鍵を握っているということ ・であれば、マジョリティにアクセスする必要があるということ ・しかし、「マジョリティのあなたが変わってください」ではなかなか変われない ・なのでまずは、マジョリティである人が、自身のマイノリティ属性の憤りやもやもやを受け止めてもらう、理解してもらう経験を先にしてもらう。先にいーっぱいマイノリティの自分の

    • 「男性の生きにくさ」にどう向き合うか

      SNSやセミナーなどの場で、「女性の生きくさ」について発信する機会が多いのですが、最近よく聴かれるのは 「男性も生きにくいですよね」 「男性の生きにくさについてどう思いますか?」 「男性の支援もやっていく必要はあると思いますか?」 などの、「男性の生きにくさ」についての質問や意見。 毎回、文脈も異なるのですが、この数週間でこの質問を私にしてくださった方(いずれも女性)の立ち位置も様々。 ①「女性の生きにくさ」ばかりを主張するフェミや女性支援者に対しての疑問と少しの不満。 ②

      • 朝日新聞「フェミニズム『感じよく』存在感」について私的解説③ーポピュラーミソジニー

        3回目のキーワードは、「ポピュラーミソジニー」です。 記事にも説明がありますが、「ミソジニー」というのは、「女性嫌悪」という意味です。 性差別的な人の発言の中には、ちょいちょいこのミソジニーが見え隠れします。 そして、この記事で取り上げられているのは「ポピュラーミソジニー」。ポピュラーなミソジニーって怖いですね。 1個目のキーワードであるポピュラーミソジニーと結果的に繋がる話ではありますが、「ポピュラー」の使い方が1個目とは異なる、と感じましたが、どうでしょうか? 記事

        • メモ●安倍政権の7年半を振り返って

          先日、新聞記者さんが突然立ち寄ってくださる、との連絡が。 時々、こうやって記者さんが情報収集とか相談に来られるのですが、私にとっても頭の体操になる、楽しい時間です。 今日は何を聴かれるのかな?と気楽に待っていたら、すごく大きな問いをいただきました。 「安倍政権の7年半の女性活躍施策をどう考えたらいいでしょうか?」という、ご相談でした。 なかなかうまく整理してお伝えできませんでしたが、こんなふうに答えました。改めて、文字にしてみたいと思って自分のメモとして投稿します。長くて、面

        「マジョリティの特権」を乗り越えるための具体的な方法について

          朝日新聞「フェミニズム『感じよく』存在感」についての私的解説②ーインターセクショナリティ

          朝日新聞のフェミニズムに関する記事を、知っている男性から「解説してほしい」と言われて答えた内容を記事にした第2回です。 今回は、2つ目のキーワード「インターセクショナリティ」についてです。 1回目はこちらです。 さて、インターセクショナリティの辞書的な意味はこちらです。 差別について考えるとき、「人種や宗教、国籍、性的指向、性自認、階級、障害など、一人ひとりの持つ属性や、それによる差別の構造は多層的で“交差”している」という考え方。 「複合差別」という言葉を聴いたこと

          朝日新聞「フェミニズム『感じよく』存在感」についての私的解説②ーインターセクショナリティ

          朝日新聞「フェミニズム『感じよく』存在感」について私的解説①ーポピュラーフェミニズム

           7月14日の朝日新聞に「フェミニズム『感じよく』存在感」という記事が掲載された。 長くジェンダー平等に関わる仕事をしている私にとって、この記事はモヤモヤしていた状況をうまーく整理してくださっていて、とてもタイムリーで今っぽい記事、そして賛否分かれるテーマをバランスよく書いている、という印象で、ピックしていた。 一方で、新聞の朝刊にこのテーマ…、みんなどう思って読んでいるのだろうか、とも気になった。非常に読者を選ぶ記事だな、と。 ジェンダーのことを「よく知っている人」「よ

          朝日新聞「フェミニズム『感じよく』存在感」について私的解説①ーポピュラーフェミニズム

          電車で泣いている女の子を叱るおじさんと話してみた

          先日、電車で。 私は後ろのほうに乗っていたのですが、真ん中位の場所に、いつも乗っているお母さんと女の子。女の子は今日は機嫌が悪いみたいで、いやいやと泣いているのが聴こえ、微笑ましい気持ちに。 しかし、男性の大きな声が聞こえてきました。 「お嬢ちゃん、ちゃんとしなさい!」 後まで響く声に、女の子、おそらく相当びっくりしたみたいで、だまってしまいました。 私は心臓がドキドキして、何か声をかけなきゃと思い、お母さんと女の子のほうに行きました。とりあえずお母さんに「び

          電車で泣いている女の子を叱るおじさんと話してみた

          「SDGsナイトー当たり前を揺さぶれ!」新聞に掲載いただきました

          2月25日に函館で開催した「SDGsナイトー当たり前を揺さぶれ!」の記事を、函館新聞さん、北海道新聞さんに掲載いただきました。 こちらは、函館新聞 金子記者、ありがとうございます! こちらは、北海道新聞函館支社の西本記者、ありがとうございます! こちらは編集委員の関口記者のSDGsの連載記事。イベントについて、触れてくださいました。ありがとうございます! さらに、ゲストとして協力いただいた金工作家の堂前理子さんの記事も、西本記者が書いてくださいましたよ。 一つのイベ

          「SDGsナイトー当たり前を揺さぶれ!」新聞に掲載いただきました

          GGI 121位の国に住んでいて

          「見たい思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」というガンジーの言葉が死ぬほど好きです。 そして、2019年12月にこの記事の見出し画像をニュースサイトで見たとき、「自分が見たいと心から願う世界の変化」が、視覚化されたような気がして、びっくりしました。  12月に組閣されたフィンランドの連立内閣の女性大臣たちの写真です。34歳の女性が首相になったこと、内閣の女性比率が6割を超えたことが話題になりました。  別に女性ばかりの内閣、若者ばかりの内閣ができたらいいと願っているわ

          GGI 121位の国に住んでいて