電車で泣いている女の子を叱るおじさんと話してみた

先日、電車で。
私は後ろのほうに乗っていたのですが、真ん中位の場所に、いつも乗っているお母さんと女の子。女の子は今日は機嫌が悪いみたいで、いやいやと泣いているのが聴こえ、微笑ましい気持ちに。
しかし、男性の大きな声が聞こえてきました。


「お嬢ちゃん、ちゃんとしなさい!」
後まで響く声に、女の子、おそらく相当びっくりしたみたいで、だまってしまいました。
私は心臓がドキドキして、何か声をかけなきゃと思い、お母さんと女の子のほうに行きました。とりあえずお母さんに「びっくりしましたね」「ひどいですね」と伝えました。
女の子が降りるときに「元気で今日もがんばってね」と言うと、ハイタッチをしてくれて、ほんとにすごく可愛い子なのです。


その後、男性と話し合ってみることにしました。
「お話ししてもいいですか?さっき、お子さんに注意をされましたよね」
「はい。そうですが何か?」
「大きな声で、すごく怖いと思いました。」
「それはすみません」
「色々な考え方があります。ここは公共の場なので、お子さん連れのお客さんも多いので、私たちが我慢することも必要だと私は思います。」
「それはあなたの考えでしょ?あなたの考えと私の考えは違う。それでいいじゃないですか、どちらかが詫びることではない」
「私もそうだと思います。だから対話をしたいんです」
「もうあの子は親をなめているから、親が言ってもダメなんですよ。」
まぁ、でも子供だし、機嫌が悪い日があって当たり前じゃないですか」
「あの子はいつもあーじゃないですか」
「でもまぁいろいろな性格のお子さんがいますし」
「(聞き取れず。おそらく、ちゃんと言えばちゃんと聞く的なことを言っていた感じ)」
「あなたのご経験ですか?」
「私の子供たちは、あの位の歳でも、乗り物に乗ったらちゃんとさせてましたよ」
「それはすばらしいお子さんですね。」
「素晴らしくないですよ、当たり前でしょ」
「ほんの数10分、我慢したらいいじゃないですか。公共の場なんだから」
「我慢ばかりしていても(すみません、ここのあたりがよく聞き取れませんでした)」
「わかりました。また色々と話し合っていきましょう」

みたいな感じでした。
すごく不機嫌そうでぶすっとしていたけれども、年下の私に対して敬語だし、降りるときに「失礼します」と言ってくださる礼儀正しい方でした。
きっと悪い人じゃない。でも、いい人か悪い人かと、子供たちをみんなでどう育てるかは別の話なので。


ちょっとわかりづらいかもしれませんが、私はかなりドキドキしてすごくしたてに、すごく丁寧に話しかけました。でも、あんなにへりくだりすぎる必要はなかったんじゃないかなとも思います。
またあったら、話しかけてみたいと思います。

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