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氷山モデル(発達支援にも仕事にもつかえる考え方のモデル)

こんにちは。
今日は困った時の氷山モデルシートをご紹介します。

氷山モデルとは
発達障害のある人の行動の困難さを理解する上で、TEACCHプログラムの氷山モデルがあります。

課題となる行動を水面上の氷山の一角と捉えて、氷山の一角に注目するのではなく、その水面下の2つの要因に着目し、行動支援を計画 します。

氷山モデルシート


【水面下の2つの要素】
本人の特性
発達障害のある人の情報処理の特性は、行動面に影響を与えます。
行動の要因になっている特性をここに記入します。
環境・状況の影響
周囲の環境や状況の刺激や複雑さは、発達障害のある人の行動に影響を与えます。“ある環境”と“ない環境(未学習・未経験)”の両方から、多面的に環境の情報を記入すると、支援計画が充実します。

※ 以上の2つの要因が相互に作用して、水面上の本人の行動に影響を与えると 考えます。支援計画は要因にアプローチするものを検討します。

氷山シート記入例

このように記入していき、改善できる場所を模索するのにとても適したシートです。
健常者にも利用でき、例えば新人の子の職場環境の改善に使えたりもします。
まずは対象となる人のことをじっくり観察しましょう
でないとシートに書き込んでいけないので。
一人で考えても作れるシートではありますが、できれば何人かの意見を聞きまとめてから書くと、新たな発見や対策法も増えるでしょう。
是非一度お試しください。
これも深堀していくと奥が深いのですが、浅くても役に立つのでおススメです。

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