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映画ログ:「インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル」をうっかり見てしまった感想

普段、ハリウッドのドッカンバッキュンアクション系の映画はそもそもほとんど見ないのだけど、先週の日曜日に夫と子供たちが映画館に行くと言うので仲間に入れてもらいたくて、ついていった。ところで最近は映画って、2000円になったのですね。平日朝のサウナスと同じ料金か・・・と思うとちょっと目線が厳しくなるワタクシ。

戦時中のイギリス軍とドイツ軍の争いのシーンから始まって、建物が崩落したかと思ったら電車の屋根の上を歩いていたりなんだか色々起きる。何やら古代ギリシア数学者のアルキメデスが作ったと言う古代から伝わるダイヤルをめぐって争っているという。

ああ、もうちょっとついていけないなあ無理があるなあどうしようかなあ、と思ってふと横を見ると、子供たちは開始30分で入眠している。(結局最後まで起きず、高いポップコーンを食べにいっただけになってしまっていた)言い出しっぺの夫まで途中からうとうとしている始末。高いお金も払ってるし、なんだか悔しいからどうせならと思って全部見たのだけど、全然理解できないままに終わってしまった。1980年代からのファンが固定客でついていて、もうとにかくハリソン・フォードが出てきてドッカンバッキュンすればもういいよね、ってことなのか、あるいは私の教養と文脈の理解が足りなすぎて正しく味わえていないのかは不明。

でも、ヘレナ・ショー役の女優、フィービー・ウォーラー=ブリッジがただの従順な美人さんじゃない、狡猾で現実的な存在として描かれているのは今時のアメリカっぽいと思った。女性は強くて狡賢くなくちゃね。

ちなみに、最後はアルキメデスのいる古代ギリシアにタイムトラベルをしたかと思ったら、現代アメリカにまた戻ってくるという展開。ハリソン・フォードが長い夢(あるいはタイムトラベル)から目覚めると関係がうまく行かなくて別れたはずの奥さんがなぜか家に戻ってきて抱き合ってキスをする。
いやいやいやいやいやいや、それは高齢男性の妄想ですから!!それまで長年ちゃんと扱わなかった奥さんに、熟練離婚されても、もうその人戻ってきませんよ〜。これはおとぎ話ですよ〜。タイムトラベルと同じくらい無理筋ですよ〜。ということでファンタジー物語として首尾一貫していたことだけは確かに受け取りました。


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