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三つの事例のご紹介

皆さまこんにちは。広報担当のカシマです。
今回は私たちのクリエイティブの定義、そしてその考えを用いて制作しているアウトプットの事例をご紹介します。


私たちのクリエイティブとは?

今までクリエイティブワークで求められていたのは、対象となる顧客や消費者に向けていかにパーソナライズされた表現やメッセージを発信できるか、ということでした。しかし、エンビジョンではパートナーの課題解決に加えて、クリエイティブを通して課題を取り巻く社会をもより良くすること、これもひとつの重要な指標としています。

エンビジョンではパートナーの課題解決はもちろん、コミュニケーションを形にし、世の中に共感を生み、社会を変えていくクリエイティブ事業
"envision CREATIVE"と定義しました。
「ポジティブなビジョンを描く未来志向と価値観や行動に多様性をもたらす創造力で無邪気に、かつ着実に、イマを変えていく。」が世の中にクリエイティブを発信していく者の責務であり、エンビジョンの存在意義であると考えています。

"envision CREATIVE"という定義のもと、上記の図の考え方で、会社案内に掲載している表現手法を中心にアウトプットしています。
その中から、三つの事例について各制作担当がそれぞれお話しします。過去にも会社案内に関する記事を発信していますが、実例紹介は今回が初登場となります。

1)ロゴデザイン

素材へのこだわりや食品ロス削減に向けた取り組みを具現化

食料自給率を高めるために「国産の素材を大切にしていきたい」、そんなこだわりを持ったパン屋「KULU KULU」さん。その熱い想いをロゴに込めて店舗サインの提案を行いました。

ヒヤリングを通してまず初めに「国産素材重視」かつ「食料自給率向上」をテーマにKULU KULUの独自性を表現する方針を決定しました。そこから手描きによる有機的なイラストと共に、100%国産小麦から手仕込みで製作するプロセスを視覚的に伝えるロゴデザインを構想しました。ある程度タイポグラフィやマークのデザインが固まった段階で、パートナーとの綿密なコミュニケーションを重ねて細部まで調整を行い、最終的に小麦の穂による輪でロゴを囲み、食材の循環と地元コミュニティとの連携を象徴させました。

この提案を通じて、パートナーの独自性と理念を形にするお手伝いができました。
エンビジョンではブランディングやマーケティング資材のデザインにおいて、お店/企業の特徴やメッセージを効果的に伝える提案を心掛けており、単にロゴだけでなくビジュアルアイデンティティ(VI)全体の制作も得意としています。パートナーのニーズに柔軟に対応できる関係を築いていき、パートナーと緊密に連携し、魅力的で差別化されたブランドイメージの構築を目指しています。

2)UIデザイン

ユーザー目線に立ち使用場面を想定してデザイン

泳いだ距離や時間を簡単に記録できるアプリケーションのUIデザインを開発するにあたり、直感的な操作性とアクセシビリティを最前線に置きました。利用者のニーズに応じたカスタマイズが可能な設計は、全ての年齢層にフィットするようにしています。ご年配の方々でも、簡単なステップで運動データを記録し、毎日の進捗を確認できるように配慮しました。それにより日々の努力を確実に追跡し、モチベーションの向上に寄与します。

さらに、ユーザーが直面する可能性のある問題を事前に洞察し、グラフやアイコンなどを用いることで利用者が直感的にナビゲートできるようデザインし、ユーザビリティテストを行いました。一方で、プロトタイピングとユーザーテストのフィードバックを繰り返し取り入れることで、デザインの洗練を図り、操作のスムーズさと迅速なアクセスを実現しました。日々のトレーニングデータをグラフィカルに表示し、個人の成長を促進するビジュアルを提供することで、ユーザーの達成感と満足度を高めます。

3)3DCG

なぜ3DCGで自動車の走行イメージを作ったか

自動車の撮影において、イメージ通りの写真を撮ることができるようなロケーションを選定・確保するためには、車両の準備はもちろんですが、撮影スタッフのアサイン、道路使用許可の申請、天候・太陽の位置などを踏まえたスケジューリングなど、メーカーサイドとクリエイティブサイドの双方でクリアしていくべき課題が多いのが実情です。
また、発売前に広告や販促に取り掛かることが一般的であるため、撮影時点でまだ車両が開発中だったり試作段階であった場合は公道を走らせること自体が難しくなります。
しかし、3DCGを導入することにより、それらの制限がなくなり、PC上ですべてのワークフローが完結するため、このような調整が難しい課題を解決することが可能になります。

PC上でのアングルハント

15年以上にわたり車両の撮影や合成、レタッチ、3DCG制作に携わってきたノウハウを活かすことで、フォトリアルなシチュエーションをPC上で再現し、自動車メーカーが抱える課題を解決することは、引いては、クリエイティブを担う我々自身の課題解決にもつながると考えています。

レタッチ用に個別にレンダリング要素を書き出し

クリエイティブには、数多くの表現手法がありますが、3DCGは一貫して多くの人に未来のビジョンを明確に伝える強力な方法のひとつです。そのリアルで印象的なイメージは、描く未来とイマを結びつけ、ステークホルダー全体に共通のビジョンを生み出す力があり、これは事業の加速にも大きく寄与します。エンビジョンは、3DCGを「未来を描き着実に変革していくための重要なテクノロジー」の一つとして、ご提案しています。


以上、会社案内に掲載しているアウトプットから、三つの事例の制作過程をご紹介しました。
資料の中では、ご紹介した事例以外にも掲載しています。会社案内は「資料ダウンロード」ページよりダウンロードいただけます。ご検討の際の参考資料として、ぜひご活用ください!

●執筆:各制作担当メンバー
●執筆・編集:カシマ
エンビジョン公式X

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