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コミュニケーションを最適化する|ミヤラジ起業塾#2

ミヤラジ起業塾は毎週土曜日20時~FMプラプラにて放送中!

第2~4回の放送では、ゲストをお呼びして対談形式でラジオをお送りいたします。起業方のお話を聴いて、起業についてより興味をもっていただけると幸いです。

今回は第2回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開していきます!

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🌼第2回のゲスト🌼
株式会社ジェネックス代表取締役 松丸昂平さん

1. 事業紹介

松丸さん:
株式会社ジェネックスは2016年の4月に創業し、現在ちょうど6年目に入りました。長いようで短い5年間でした。創業当初はデジタルサイネージというデジタル看板を小売店や飲食店、ホテルなどの色んな業種で使ってもらおうと営業活動をしていました。その他にはチラシやウェブページの作成なども行いました。

その後、事業がシステムの開発に切り替わりました。今はセルフオーダーシステムが主力商品になっています。このシステムを使うと飲食店やホテルで自分のスマートフォンから注文をすることが可能になります。

津田(ラジオパーソナリティー):
お店の人がお店用の端末を持って注文を取りますが、そうではなくて自分のスマホでそれができるんですね。

松丸さん:
自分のスマートフォンから注文できるのでお店の人を「すみませーん」と呼ばなければいけないということもありません。僕はコミュ障なので「すみませーん」と呼んだのにこないと恥ずかしいなと思ってしまうんです。でも、我々が今開発しているセルフオーダーシステムを使っていただければ自分の好きなタイミングで注文ができるのです。


2. 顧客が何に困っているかをヒヤリングする

松丸さん:
サービスをつくるときには顧客が何に困っているのかをヒヤリングすることが非常に大切です。

温泉地の課題を解決する際には箱根でバス停に並んでいる観光客のお客さんにアンケートを取りました。自分たちが何をできるのかを考えたというよりは聴いて回ったという感じです。そこで自分たちができることとして行きついたのはセルフオーダーシステムです。

当時はインバウンドが流行っており、外国人観光客が沢山いました。そのため、ホテルは人手不足で業務を効率化しなくてはならない状況になりました。その状況を解決できないかなという想いで事業を進めていきました。

完成してからお客様にソフトを納めるのですが、思うように動かないときがあるんです。頑張って作ってきて、お客様の課題を解決しようと思ったけれど思うようにシステムが動かなくて、逆に課題が増えてしまう…。

例えば、注文をシステムで受けようと思っていたのに上手く動かないと紙伝票に戻さなければなりません。それが現場の負担になってしまいます。できることとやりたいことは目の前にあるのになかなか上手くいかないのはやっぱり辛かったですね。

3. 顧客に喜んでもらうことが原動力になる

松丸さん:
顧客に楽しんでいただくことが自分の喜びにも次への原動力にも繋がると思っています。

印象的だったのは旅館の案件ですね。システムを納品し、お客様に非常に喜んでいただきました。効率化ができることや簡単に使えることで喜んでいただいたということが嬉しかったです。

我々のサービスっていわゆるB to Bの営業スタイルで企業に販売しています。そのため、宿泊されたお客様、飲食店にご来店されたお客様など一番最後のユーザーの反応が見えません。

その状況でなぜお客様の反応がわかったかと言うと、そのホテルの口コミに「このホテルにこんなシステムが入っていて良かった」と書いてあったんですね。ホテルだけではなくて、エンドユーザーの消費者の方にも喜んでもらえたことで認められたなという感覚はありました。

4. コミュニケーションを最適化する

松丸さん:
「コミュニケーションを最適化する」というのが我々の実現したい世界です。

今まではコミュニケーションを密にすることが良いと捉えられていました。しかし、コミュ障の僕としては必要なところはコミュニケーション取りたいんだけれど、取りたくないところは取りたくないなと。そこを最適化するのでコミュニケーションを0にするという意味ではなくて、自分のとりたい量のコミュニケーションが取れるようなシステムを目指してます。

デジタルを入れることによってコミュニケーションが0になってしまう、尺があったものが0になってしまうというイメージがあるかもしれませんが、我々は100のコミュニケーションを必要な分の50にするという感覚を持っています。

コミュニケーションを最適化することで今までよりコミュニケーションが楽になったり、システムを使うことによってコミュニケーションがより密になったりすると思います。

5. これから起業する方へ

松丸さん:
お客様への課題に向き合うことが非常に大事だなと起業してみて気付きました。さらにそれを今も常に追い続けているのでぜひこれから起業する方も顧客が抱えている課題を解決するということを意識してもらえたらと思います。そのことを意識してサービスだったり製品だったりを提供していただきたいですね。

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▼第2回の放送はこちらからご視聴できます

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