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ヴァイオリンも定期検診をします

ヴァイオリンのSさんが、最近ヴァイオリンの調整に行かれたそうです!
調整されて楽器が生き返ったとか。その調整の様子を見せて頂けたとのことで、今日は皆様に共有できればと思います!

今や私の生活の一部になっているアマチュアオーケストラでのバイオリンの演奏


この楽器を私の演奏パートナーになってからかなりの年月が経ちますが、楽器も人間の身体と同じでメンテナンスが必要です。

切れた弦は自分で交換できますが、バイオリン本体の調整は自分では出来ません。なので、季節の変わり目のあたりにバイオリン工房に定期検診に行きます。

先ず、弓の毛の張替え。馬の尻尾で出来ているこの弓の毛は当然消耗品です。ずっと弾いていると摩耗してきて、そのうちにツルツルしてきますから、これは工房で張替えをお願いしています。

また、この弓の毛の張替えもただ張り替えるというものではなく、毛替えをする季節と次の季節の事を考えて、弓の毛の長さを考えます。

毛替えをしてから冬に突入する時には、冬という湿気の少ない季節の事を考えて長さを少しだけ長くしたりします。何故かと言うと、冬の寒い時期だと空気が乾燥し、湿度も低くなるため、こうした状況の中で弾いていると弓の毛が自然に張ってきてしまうのです。

ベテラン職人はこうした季節や湿度も事も考えて、弓の毛の長さを考えて張り替えます。

そして、次はバイオリン本体のメンテ。音を司るバイオリンの一番肝心とも言える音色と音の響きを、私は工房に行って調整してもらっています。

バイオリンには魂柱という、表と裏との2枚の板と中に立っている木の棒の様なものがあり、ずっと弾いているとこの魂柱がずれたりします。
この魂柱を何ミクロンの世界なのですが、動かして調整することにより音の響きや音色が抜群に変わるのです。

私がお世話になっているバイオリン工房は、社長兼職人であるご主人が、楽器の持ち主に自分で弾かせて、バイオリンの表のF字孔から専用の工具を入れて、バイオリンの心臓である魂柱をカーンという音を立てて0点何ミクロンの世界だと思うのですが、動かして行くと音がみるみるうちに変わって行きます。
私が行っているこの工房では、演奏会でどんな曲を弾くのか?どんな響きが良いか?と聞かれます。(私はいつも、下手くそでも上手に聴こえる音が良いです!と答えますが。(笑))

そうすると職人が、じゃあ、このくらいかな?と言って、演る曲のイメージに合った音の響きに変えてくれます。正にマジックです。

今日本のバイオリン工房でこうしたやり方で調整してくれる職人は本当にいないか少ないかだそうです。

楽器は買ってはい、終わり!ではありません。弾いている限りメンテナンスをしなければ、いい音を維持していくことはできません。

メンテをしないで楽器を弾いていると、次第に音が汚くなり、自分の納得出来る音から段々と遠ざかっていってしまいます。
楽器もメンテをしながら弾いてあげたら、相談それに応えて、健康に長生きをしてくれるのです。

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アンサンブルSAKURA第41回定期演奏会≪オーケストラの休日≫
日時:2024/08/18(日)13:00開場14:00開演(予定)
会場:IMAホール(都営大江戸線光ケ丘駅前)
指揮:高石治
入場料:1,000円(当日券あります)

曲目:
軽騎兵序曲/スッペ
パノラマ(眠れる森の美女)/チャイコフスキー
葦笛の踊り(クルミ割り人形)/チャイコフスキー
情景(白鳥の湖)/チャイコフスキー
威風堂々第1番/エルガー
「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲/マスカーニ
禿山の一夜/ムソルグスキー
交響曲第4番/チャイコフスキー

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