フルタイムは無理でも
三連休ってやっぱいいものだなぁ……と噛みしめている。
月曜日が憂鬱じゃない。祝日に休めるって素晴らしい。
それが当たり前じゃなかったから。
祝日休みが無い会社で働いていた時代↓
この三連休もどこへ出かけるでもなく、めちゃくちゃ寝たり、珍しく家の片づけをしたり、めちゃくちゃ寝たりしていた。
世間が休みの時はどこも混んでいるだろうからあまり出かける気にはならない。平日休み時代が長かったので、土日祝日に外へ出た時の人の多さには慣れていない。できることなら出かけるのは平日がいいと思っている。
人が少ないし、色々な料金が安かったりするし。
今は週5フルタイム働いているわけではないので必然的に平日休みもある。理想的なスケジュールだ。(お金があまり稼げないことを除けば……)
今の職場に入って1ヶ月ちょっとが経過し、勤務時間を増やしてみないかという話もされるようになった。思い上がりかもしれないが、私の力を必要としてもらえているのかと思うとそれは素直に嬉しさがある。
私も可能ならもうちょっと長い時間働けたらいいな、と思う。
しかしフルタイムはもう無理だと悟っている。
そもそも週40時間働くことに耐えられる心身を持っていなかったのだ。
新卒で最初に入った会社が良くない所だったせいもあるのかもしれないが、そこでフルタイム労働している頃は、しょっちゅう体調を崩していた。今より頭痛も多かったと思うし、生理の時はあまりの痛さに寝込んで休んでしまうこともあるくらい症状が重い時もあった。
いずれもコロナ禍以前の話だが、ストレスのせいか原因不明の熱がずっと下がらない時期もあった。咳が止まらないせいで眠れなくなって病院に行くと、肺炎になりかけていたとかで点滴を打たれたり、治ったと思ったら翌月にはインフルエンザになったりもした。
入社1年目も次の年もその次の年も、有給休暇はほとんどが体調不良のために消えていった。おまけに年末年始には(会社としての年末年始休暇が無いので)有休を5日ほど消費させられ強制的に休まされるので、その分も考えると本当に私用に使いたいという時に使えるかどうかもあやしかった。
なんだこの会社!!! と何度思ったか。それでももっとブラックな所と比べたら「休めるだけマシ」と言われるかもしれないが……。
土日祝休みではなかったので、イベント事に行きたい時には非常に困る。私は同人誌即売会参加のために貴重な1日を死守することに必死だった。
こんな生活だったのに原稿して同人誌を作っていた自分、今より若かったとはいえすごすぎる。今の方が時間があるのに本なんてとても作れそうにない。
話は逸れたが、上記のように「フルタイムで働く=心身の調子がとても悪くなる」ということは明白だった。
単純な時間だけでなく、最初の会社がストレスの多い環境だったという理由もあるとは思う。最初の会社では上層部の怒鳴り声が聞こえてくるなど日常茶飯事だった。しかし転職先にはそんな人はいなかった。老若男女、みんな穏やかなのである。仕事が立て込んで焦る状況でも不機嫌にならず、怒ったりもせず、冷静だ。軽くカルチャーショックを受けるかもしれない。
どっちが普通なのか? というと、答えられない。
そりゃ、怒鳴らない方が普通でしょう! と言いたい。でも今の会社がかなりホワイト寄りなのか? 最初の会社がブラック寄りだったのか? と考えると、中間である「普通」と言うにはどちらも違うのかもしれない。
自分は多くの会社を見てきたとは言えないので、なんともその結論は出ない。
そして今回のタイトルの件。私は勤務時間を増やすかどうするか。
きっと体調的に続けられなくなってしまうのでフルタイムで働くという選択肢はもう無い。いきなり増やすのも怖いので、ちょっとずつ……にしようと思う。幸い、その辺の融通も利く柔軟な会社だったので有難い。自分に合った働き方をある程度選べる。
とにかく今の目標は、細々とでもいいから長く働き続けること、だ。
職歴の中で一番長かったのが最初の会社なので、それを超えられたら自信になりそうだなと思う。
超えるにはまだまだ先は長い……が、これまでの空白期間も実は同じくらいの長さだった。かろうじて在職期間の合計の方が上回ってはいるのだが、年単位の空白を過ごしてしまって、その長さに改めて虚無感を覚えたりもする。
一応その間に資格を取ったりもしていたが、これだけの時間があればもっとちゃんと何かを成せていたのでは……20代の貴重な時間を無駄にしてしまったか……などと考えると落ち込んでしまう。
でも、この空白期間を経験したからこそ今の会社に巡り合えたのかもしれない。ここに決まる前に受けていた別の業界にもしも行っていたら、闇だったかもしれない……
など、考え出せばキリはないが、転職はとにかくご縁だなぁと思う。
働くことは向いてないけど、ちゃんと仕事をこなせるようになりたい。辞めずに続けたい。自信は無いけどなんとか今日も生きている。
応援したいと思ってもらえたら、サポート頂けると励みになります。限界生活の糧にします。