【写真10枚】新疆ウイグル自治区に行ってみた 第1章
はじめに
赴いたのは天津に留学中の2018年の夏でした。新疆と言えば人権問題のイメージが強いですが、今回は政治背景関係なく、人権問題に触れずにお話ししていきます。
なぜ新疆に行こうと思ったのか。
それは新疆のイリ・カザフ地方出身の学生と知り合ったことでした。
そこから新疆について調べていくと、留学先の天津から距離は3000キロくらい離れています。(直線距離にして北海道沖縄間ぐらい)
実際に体験したことは他民族ならではの文化に多く触れることができました。この経験が今の行動力に繋がっているのかなと思います。
人と違うことがしたい私はただ「新疆に行った」という経験が欲しかったのかもしれません。しかしそんなことはどうでもいいくらいに新疆は魅力的な地域でした。
是非最後まで読んでください。
計画
旅行の計画は以下の通りです。
7月31日~8月12日の13日間(移動日が4日くらい)
観光地から観光地までの費用、食費までみっちり計算されています。
移動手段はお金がなかったので火車(鈍行列車)の硬いベッドで50時間ほどかけていきました。
1日目~2日目 火車生活(天津~ウルムチ)
直線距離にして北海道-沖縄間より遠い距離を50時間かけていく列車はまさしく無限列車編でした。
ここをくわしく
毎回車内は「狭さ」と「蒸し暑さ」と「騒音」の3点セットでした。外の景色は内陸部に行くにつれ広大な大地が見えてきます。同乗者の方とお話もして時間は経っていきました。これから1週間移動の旅、第一関門でした。
3日目~5日目 乌鲁木齐(ウルムチ)
3日目
早朝ウルムチ駅に着くと背伸びをして、パンパンのリュックを背負って遊牧民族気分で移動を始めました。中国のホテルは外国人禁止のホテルが多いのですが、うっかり確認が漏れており受付ではじかれました。あそこのホテルなら外国人OKかもと教えてもらった所もダメと振り回され結局青年旅舍というモーテルに行きつきました。
昼頃でした。モーテルのオーナーさんと少し会話をして「別の日本人が今日から泊まるから同じ部屋にしてあげるよ」と気を利かせてくれました。1時間程昼寝をし、オーナーさんに起こされ日本人の方を紹介してもらいました。(すみません名前忘れたので仮名の佐藤さんで行きます。)佐藤さんは、四国から自転車で世界一周をしている旅人でした。話を聞かせてもらうと天津から自転車で北京→モンゴル→ウルムチというルートでした。モンゴルからウルムチまで2か月かかったそうです。モンゴル族の遊牧民族の家に遊牧しながらホームステイした話、野宿の話。話がぶっ飛びすぎてて面白かったです。その日の夜は佐藤さんと一緒に観光地のバザールを見に行きました。
ウルムチは漢族が割と多く街から中国語が普通に聞こえてきました。そして200m毎の感覚で漢族の警察官が立っており、自分は外の人間に思われたのか荷物検査を歩くたびにされ身分証の提出を求められました。2、3年前に暴動が起きたから気を付けてと中国の友達に言われたので、その事が関係しているのかもしれません。治安は安定していました。(もしかしたらそれが関係なくてもこの状況かもしれないです。)
真実はわかりませんが、観光地以外で新疆の街の写真を撮っていると警察官にジャーナリストか何かと疑われ写真の中身を消すように言われるみたいなものを聞きました。
4日目
一人で新疆博物館見学、街ぶらしてご当地フードをいただき、まったりとしました。
モーテルには佐藤さんと同じように自転車で世界を旅をしている人がいました。ポーランドの方で最終目的地であるイリを通ってきたそうです。マチュピチュで死にそうになったお話等、同じく話が興味深く面白かったです。佐藤さんとは逆ルートでその後11月頃天津で再開を果たしました。
世界には色んな人がいるんだなと。。出会いに感謝です。
5日目
皆さんとお別れの日です。僕もウルムチ最終日です。佐藤さんの自転車に乗せてもらいましたが、重すぎてバランスが取れず運転ができませんでした。佐藤さんは逆にこれに馴れて普通の自転車が運転できないらしいです。
今も元気に旅をしていることを日本から祈っています。
6日目~8日目 吐鲁番(トルファン)
2つ目の地点ウルムチから高鉄に乗り2時間程。
(火車と比べめっちゃ快適でした笑)
トルファンは日差しが強く、湿度は低く焼けるように熱いです。熱いなあと一休みしていたら、たまたま婚車からエキゾチックな歌が近づいてきて、僕を出迎えてくれました。(結婚の時、中国では婚車という、花飾りをした車で移動します。)
6日目 「クムタグ砂漠」
鄯善(ピチャン)県「库木塔格沙漠 クムタグ砂漠」
モーテルで荷物を下ろして、さっそくお目当ての砂漠へ出発。
バスで23元で2時間程。バスの中が熱くてクーラー付けてくれと思いながら汗だくになりながら到着。
入場権を購入し、車に乗って砂漠の麓まで行くらしい。
砂漠の光景を待ち構え、砂が見えてくると砂の山がありました。
なんだこんなものか写真と全然違うなと思ってその山をとりあえず登ってみると
どこまでもずーっと広がる砂漠でした。写真を何枚も撮って30分くらいその景色を眺めていました。
最後に
以上で第1章は終わりです。
ずっと聞きたいことがありました。
「新疆の人は漢民族のことどう思ってるのか。」
なんて聞けない。でも気になる。
第2章ではその事についてと7日目以降について書いています。
そちらの方も是非読んでみてください。
以上、ありがとうございました!
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