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お互い何が見えているか分からないとしたら、どうやってそれを教えあうの?「ヤンヤン 夏の想い出」

哈囉~!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

1980年代におこった台湾ニューシネマを代表する映画監督、エドワード・ヤン監督。
台湾の社会を見つめ続けてきたエドワード・ヤン監督の遺作となった作品「ヤンヤン 夏の想い出」。

今回の映画の舞台は台湾の台北市。
経済発展をとげた台北市におけるグローバリゼーション、ITバブル、家族関係あるいは都会ならではの疎外感といった社会問題が背景にあるのです。

映画の主人公は、台北の文教地区にある高級マンションで暮らす家族。
脳卒中で倒れ意識不明となる祖母。経営が悪化しはじめたIT会社で起死回生をねらい経営の立て直しに奔走する父NJさん。
隣の部屋に引っ越してきた同年代のリーリーさんとの関係に悩む長女ティンティンさん。介護生活に疲れ新興宗教に救いを求める母。
そして、身体が小さく周囲の女の子や教師にいじめられている少年ヤンヤンくん。
あらゆる「かけ違い」により物語は進みます。

映画の冒頭で描かれるヤンヤンくんの叔父さんの結婚式。
家族ぐるみで良好な関係を築いていた女性がいながらも、別の女性を妊娠させてしまい「できちゃった婚」をすることとなってしまった叔父さん。
結婚式場にやってきた叔父さんの元恋人は納得いかず大暴れします。
ある人間にとっての幸せな場所には、ある人間にとっての不幸が存在する。
ものごとには表と裏があり、一方向から見るだけでは、もう一方のことは分からない。
そのような現実に対して、ヤンヤンくんは子どもらしい純粋な視点で、お父さんに質問するシーン。

「お互いに何が見えているのか分からないとしたら、どうやってそれを伝えるの?」
「真実の半分だけってあるの?」
「前からしか見えないなら、半分しかわからないということでしょ?」

あなたはなんて答えますか?

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