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国の「恥」とまで言われた男は、世界中の人々の「自由」と「誇り」のシンボルになった「トム・オブ・フィンランド」

Moi!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回紹介する映画の主人公は、アートでLGBTQの権利を訴えたアーティスト「トム・オブ・フィンランド」ことトウコ・ラークソンさん。

同性愛が厳しく罰せられていた第二次世界大戦後のフィンランドから、エンピツ1本でゲイカルチャーに革命を起こした実在のアーティスト「トム・オブ・フィンランド」。
彼が、レザージャケットにワイルドな口ひげというゲイの理想の男性像を確立したと言われているのよね。

彼から影響を受けた人の中には、著名人も多く、クイーンのフレディ・マーキュリーをはじめ、アーティストのアンディ・ウォーホルや、ロバート・メイプルソープ、デイヴィッド・ホックニー、さらにデザイナーのジャン=ポール・ゴルチエに、トム・フォードなど、そうそうたる顔ぶれ。
また、彼のアート作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やアート・インスティテュート・シカゴなどにも収蔵されているわ。

終戦後、帰還兵のトウコ・ラークソンは、昼間は広告会社のアートディレクターとして絵を描き、夜は鍵をかけた自室で「己の欲望」を、エンピツ片手にドローイング。部屋にはいつも、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々、全身レザージャケットの男の幻影がいます。
彼は、フィンランドの田舎町でこっそりと、理想と欲望とともに生活をしていました。

そんな彼に転機が訪れます。
トム・オブ・フィンランドの作家名でアメリカの雑誌の表紙を飾ったことをきっかけに、ゲイカルチャーのヒーローとして、彼の評判は世界中に広がっていきます。
彼のすごいところは、いままで社会がゲイの男性たちに押し付けてきた「ひ弱」なイメージを、髭をたくわえた筋骨隆々の全身レザージャケットという「ポジティブ」なイメージに変えてしまったことね。
性的マイノリティに対する差別を受けて、肩身がせまい思いをしてきた彼らは、「誰でも望めば、トム・オブ・フィンランドが描く理想的な男になれる!」と信じ、自由とプライドを手に入れることができたのよね。
気になる人は観てみてね!
それではみなさんMoi Moi!

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