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傷ついた若者たちが、新たな一歩を踏み出すまでを鮮烈に描く希望の物語「WAVES/ウェイブス」

Hello!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

監督自身が、“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、今回紹介する映画の魅力は、なんといっても全編に流れる31の楽曲が、主人公の感情に寄り添い、歌詞が心の声を伝える、というところね。
そして、躍動するサウンド、息をのむ美しいカラー、心揺さぶられるストーリー、うねるカメラワーク、映画という文脈とは少し違った体験ができる映画ね。
そうね、あえていうならSNSのような「盛られた日常」、いまっぽい「若さ」が詰まっている、という印象かな。

「WAVES/ウェイブス」は、ある兄妹を中心に描いた青春ドラマ。

アフリカ系アメリカ人のウィリアムズ一家は、厳格な家庭。
父親は愛情ゆえに子どもたちに厳しく、兄タイラーさんにはときにスパルタな一面も見せ、非常に厳しくしつけをしていました。

レスリング部のエリート選手である高校生の兄タイラーさんは、予期せぬ肩の負傷によって選手生命の危機に直面し、さらに恋人の妊娠が発覚。
徐々に狂いはじめた人生の歯車に翻弄され、自分を見失っていく兄タイラーさん。
そしてある夜、兄タイラーさんと家族の運命を変える決定的な悲劇が起こってしまうんです。

とある事件により兄タイラーさんは終身刑となってしまいます。

世間から非難され、心を閉ざしてしまった妹エミリーさんの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークさんがあらわれます。
妹エミリーさんは、ルークさんの不器用な優しさにふれ、閉ざしていた心を開きはじめます。やがて二人は恋に落ちるのですが、ルークさんもまた同じように心に大きな傷を抱えていたんです。
そして妹エミリーさんとルークさんは、お互いの未来のためにある行動に出るというお話。

そうなんです。「WAVES/ウェイブス」は、前半と後半で主人公が交代する構成になっているんです。
前半は、兄が加害者になっていく悲劇の物語。後半は、被害者になった妹が再生していく物語。

一般的な映画のように、ひとりの主人公が苦難を乗り越え再生していく物語ではなく、犯罪者に成り下がる兄と最悪の状態から再生していく妹。
つまり、妹エミリーさんが喪失や苦難を乗り越えていこうとも、心の傷はなくなることはない。
家族に犯罪者がいるという事実は消せないし、妹エミリーさん自身は被害者なのに世間からは加害者の関係者にみられてしまうという現実をうまく表現していると思うわ。

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