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もし翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんなことでもしなさい「ココ・アヴァン・シャネル」

Bonjour!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回紹介する映画の主人公は、みなさんご存知ココ・シャネル。
田舎の仕立屋のお針子、ナイトクラブからパリ、そして世界のシャネルへと、コネクションも財産も教育もない孤児院育ちの少女が、並みの人間には想像できないような体験を重ねながら、やがて伝説のファッション・デザイナーとなる物語。

自分が生きる時代のしきたりを息苦しく感じた彼女が身にまとってみせたのは、男性たちの服。
女性のファッションが美しく飾るだけだったこの時代、ココ・シャネルのデザインした服は、機能的でシンプルでエレガント、それまでの「男性が描く理想の女性像」から、「女性が描く理想の女性像」へと価値が移行していった時代の象徴ね。

アンは、ここがココの人生のターニングポイントになったんじゃないかと思ったのよね。そのシーンを紹介しますね。

運命の人との出会いによりココは、夢の実現に向けて大きく舵を切ります。
ココのビジネスの手腕やセンスを認めていた唯一の男性、イギリス人の実業家ボーイ・カぺル。

男性社会で仕事をして成功したいと願うココ。

ココ「ここでは誰も働かない。あなたは、働いてるの?それとも働くフリをしてるの?」
ボーイ「本気か、フリか、選択肢はなかった。母には、父と結婚するには“ある物”がなかった。貴族の家柄だ。母は日陰の身。僕は他人の手で育てられた。」
ボーイを真剣に見つめるココ。
ボーイ「そんな顔をするな。僕は不幸に見えるか?そうでなければ、読書や旅で学ぶこともなかった。」

恵まれない環境で生まれたことを悔やむことなく、むしろ、自分の力で将来を切り拓く覚悟をもって、心に小さな火を灯しているボーイ。
お互いに似た境遇であり、夢に向かって突き進む原動力をそなえていることを共有したことで、二人の距離は一気に縮まります。

そして、ボーイの生き方をみて、教養やクリエイティブな精神を持ちあわせていれば、この社会の既成概念と戦うことができると確信したのだと思います。

このシーンをきっかけにココは変わります。
孤児の服、または男装かと笑われるほど、独創的なクリエイティブを発揮し始めます。
パーティーでも決して群れない。人の意見にも考えを曲げない強い心。

現代の女性の地位向上への第一一歩とも言えるわね。

両手をポケットに入れて、肩で風を切って歩く姿。咥えタバコと真剣な眼差し。アンにとっては誰よりも大切な存在、ココ・シャネルでした。

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