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今日の名言は、「許しを与えるより、憎む方が簡単だからね。あんたたちも加害者よ。」

パンケーキ大好きなかおるんです。いつもエンピツカフェの決まった席で本を読んでいます。
悩みごとがあるときに、ふっと何か大切なものを気づかせてくれる先人の名言を紹介しますね。

激動の時代にイギリスとドイツ、敵国同士を結ぶ平和の架け橋となったある英雄を描いた物語「キーパー ある兵士の奇跡」という映画。
第二次世界大戦で捕虜となったナチス兵のバート・トラウトマンさんが、終戦後のイギリスで、やがて国民的ヒーローとして敬愛されることとなったという驚くべき実話から生まれた物語なんだって。

1945年、第二次世界大戦の前線で戦っていたナチス兵のバート・トラウトマンさんは捕虜として、イギリスのランカシャー収容所に送りこまれてしまいました。
ほどなくして終戦を迎えますが、降伏したドイツ兵はすぐ帰国することができず、しばらく過酷な労働を強いられていました。

きつい環境から救ってくれるのは束の間の仲間との時間。バート・トラウトマンさんはサッカーすることを特に楽しんでいました。彼はゴールキーパーとして天才的な才能を持っていたんです。
彼の才能を最初に見出したのが地元のサッカーチームのジャック監督。そして名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」。
バート・トラウトマンさんは見事マンチェスター・シティFCの入門テストに合格したのですが、ユダヤ人を中心としたマンチェスター・シティFCのファンは大激怒し、バート・トラウトマンさん初出場の試合では大ブーイング。

その状況を見かねた妻のマーガレットさんが、マンチェスター・シティFCの本部に乗り込み、激高する人々の前で訴えたときの一言。

「戦争から立ち直ろうとしている者に全員で束になって鞭打つの?
許しを与えるより、憎む方が簡単だからね。あんたたちも加害者よ!」

その後、マンチェスター・シティFCの守護神として大活躍。
1956年にはFWA年間最優秀選手賞を外国人として初めて受賞。
マンチェスター・シティでは1964年までプレーし、545試合に出場しました。さらにサッカーを通じてイギリスとドイツの相互理解を深めたことが評価され、2004年には大英帝国勲章を授与されたということです。
奇跡の裏にある、信じられないほどドラマティックかつ波乱万丈の人生を描いた映画「キーパー ある兵士の奇跡」でした。

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