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世界は意外とやさしさであふれている。電気車椅子の風刺漫画家ジョン・キャラハン、やさしさと生きる希望に満ちた人間賛歌「ドント・ウォーリー」

Hello!
ピザが無いと生きていけないとエンピツカフェの店員さんに噂されているアンです。今日もピザ、もぐもぐとほおばってます。
お気に入りの世界の映画を紹介しますね。

今回の舞台は、オレゴン州ポートランド。
主人公は、世界で一番皮肉屋な実在の風刺漫画家ジョン・キャラハン。
赤い髪をなびかせ、ポートランドの街を電動車椅子に乗ってものすごいスピードで走りまわっていた破天荒な風刺漫画家ジョン・キャラハンって知ってますか?

59歳で短い生涯をとじたジョン・キャラハンさんの人生は、波瀾万丈そのもの。生まれてすぐに母親に捨てられ、十代からアルコール依存症となり、アルコールに頼りながら“ダメな人生”を送っていたジョン・キャラハンさん。
21歳のとき、泥酔した悪友の車に同乗して交通事故に遭い、胸から下が麻痺し、車いす生活を余儀なくされます。

誰かの助けを借りなければならない生活のなか、ジョン・キャラハンさんはもがきながらも、もちまえの皮肉で辛辣なユーモアを発揮して不自由な手で風刺漫画を描きはじめます。

いつだってユーモアを欠かさないジョン・キャラハンさん。かけがえのない周囲の人たちに支えられながら、創作活動に打ち込むことで心が救われ、27歳のころには禁酒に成功。風刺漫画はやがてポートランドの地元新聞「Willamette Week(ウィラメット・ウィーク)」に掲載されるようになりました。

ジョン・キャラハンさんは、めぐまれない環境への不満をもらしてばかりいたら、「文句ばかり言って何もしていなかった自分」に気がついちゃったのよね。
過去の記憶がぽつぽつとよみがえるうち、自分はなぜ酒におぼれ、なぜそこから抜け出そうとしているのか、ジョン・キャラハンさんは自分に問いかけます。結果的にたどり着いた答えは「自分自身をゆるすこと」。

単純に正解の出せない人生という方程式。
とりとめのない無数の過去の記憶。
何であのとき君に、こんなこと言ってしまったんだろう?
どうしてあのとき君に、こんなことしてしまったんだろう?
そんな記憶の隙間から、人生がぼんやりと浮かびあがってきたりすることありませんか?
過去は取り戻せない。それでも前を向いて進むために「自分自身をゆるすこと」。これはとても大切なことなんですね。
いつだって心にユーモアを。

「Keep Portland Weird(ポートランド、ずっと変わり者のままでいようよ)」をスローガンにしたオレゴン州ポートランド。
ポートランドの街を電気車椅子で疾走するジョン・キャラハンさんの姿も痛快だけど、車椅子が転倒してなすすべもないジョン・キャラハンさんと、通りすがりのスケボー少年たちとの交流もポートランドらしい風景でおすすめです。

さらに、アンも大好きなポートランドのライオット・ガール、アンダーグラウンド・フェミニスト・パンクバンドSleater-Kinney(スリーター・キニー)のCarrie Brownstein(キャリー・ブラウンスタイン)も出演してます。
元Sonic Youth(ソニック・ユース)のKim Gordon(キム・ゴードン)も、ロックファン垂涎。

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【UMUMさん主催】こどもの感性を引き出し、思いっきり表現できるオンラインアートワークショップの作品を大公開!
「+KOKOLO」さんのチャリティーTシャツは、フェアトレード製品である100%オーガニックコットン、さらに自然エネルギーを使って1枚1枚プリントしている「人にも環境にも優しい」Tシャツなんですよ。
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