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大学中退した時の話。

私の中で一番しんどかった時期の話を書いていければと思います。

一番しんどかったけど、一番変われた。
だから私にとって大学中退は悪いことではなかった。

今そう思えるからこそ、もし今苦しんでいる方がいるのなら読んで欲しいです。
少しでもきもちが楽になれば幸いです。

どうして中退したの?

建築系の大学に第8志望、超超滑り止めで受かった私。(え)
キャリアウーマンに憧れてた私は、建築系で資格取れたら就活役に立ちそうだし〜となんも考えず入学。
1年生の時は大変だったけど教養授業多めでなんとかついてはいけてたものの、
2年生に上がるタイミングでコロナ流行、オンライン授業が始まりました。
とにかくパソコンやチャットが苦手な私は授業も難しくてついていけない。そもそも課題提出の仕方すらわかんないような状態でした。
その状態でてんやわんやしていたら、8月のある日突然パソコンの前に座ると泣きそうになる、手が震える、なんか怖い。。という感情になりました。
それでも頑張ったけど、手が震えるから製図できないし、日に日に自信がなくなってグループ制作もアイデアどころか上手く話せなくなってしまいました。
もう全部が怖くなってオンライン授業なのに参加できなくて、集中力も無くなり、
できてない自分が嫌で苦しくて毎日ずっと泣いていました。
父に相談し、泣きじゃくる私を見て中退してもいいよと言ってくれました。
今でも、こんな私を認めてくれる父には感謝しかありません。
そこからしばらく判断力もない私は退学するのかしないのかずっと迷って色々あったけど最終的に退学を決めました。

苦しかったワケ

私はもともと勉強が嫌いではなく、中学校、高校、ずっと部活と並行して勉強も頑張ってきてました。
大学受験のタイミングで精神を病み(後々話します)第一志望の国公立はおろか受験は大失敗に終わったけど、それでも大学でも勉強に励みそこそこの成績でした。
頑張ればできるとわかっているからこそ、頑張れていない自分、授業の課題を出せていない自分が許せない。いい大学に入るために高校は勉強を必死に頑張ったのに、大学辞めていいわけ?と自分で自分を追い詰めていました。
ずっと、7月の頑張れてた自分に戻りたい。なんでちゃんとできてないのおかしいと、意味もないのに過去の自分に取り憑かれ、現在の自分を全否定する毎日でした。
今考えたら自分を責める必要はなかったって思うし、私以外誰も私のことを責めていなかったのにどうしてあんなに、、と思います。

変わったタイミング

1月、退学届を出し、受理されたタイミングで、なんだかスッと心が軽くなったのを覚えています。もう大学生じゃないんだなーとか、今フリーターになってるなんて誰が想像した??とかなんかフワフワした気分でした。
そこから鬱っぽい気持ちも消え、早く就職しなきゃと何故か義務感が出てきて(親は好きなことしたら〜と言ってくれていました。)履歴書書いたりする日々。
大学中退、そのレッテルはなかなか就活でネックになったけどどうにか内定をもらい、夢だった一人暮らしを始めることに。
怒涛の日々の中で自信もついて、この頃には暗かった自分はもうどこかにいなくなっていました。

悪いことではない

私は、大学中退してから何かが変わりました。言葉に表すことはまだできません。
でも、中退したけど、認められたい。中退した私でも楽しく生活できていたい。そんな私のプライドが原動力になっている気がします。
初志貫徹、継続は力なり、とか続けることはいいこと、途中でやめることは悪いこと。なんて考える人がやっぱり多いと思うけれど、私は途中でやめることは悪いことではないと思います。
物事に取り組む中で嫌になったりできなくなったり、苦手になったりすることは、ずっとそれを好きでいること、やり続けることより当たり前に起こりやすいこと。
だから私は、途中でやめて、また好きなものを見つけて頑張ることも悪くないと思います。
そのほうが私にとって合っている気がするからです。

この考え方をできるようになったのも、大学を中退してからです。
今私は休職中だけど、そんな自分も認めてあげることでちゃんと休めています。
今苦しんでいる方も、この文章を読んで少しでも気楽になってくれたら嬉しいです。



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