かわばた

猫とか0歳児とか縁側のおじいちゃんみたいな文章を書きたいです。素性は、都内のIT企業広…

かわばた

猫とか0歳児とか縁側のおじいちゃんみたいな文章を書きたいです。素性は、都内のIT企業広報:郊外で自動車免許失効した小学生母=4:6

最近の記事

絶対消えないコンプレックスなら、抱えたまま走ってやる。と決めた2021年

本当に365日だった? 645日くらいあったよね? 2020年はそのくらい怒涛で濃密だった。 いちばん大きな転機はコロナ禍での転職。 時給1,050円の近所のクロ○コ○マト営業所のパートに応募しようと考えていた私が、まさか第2創業期資金調達後イケイケドンドンのTHEベンチャー企業で広報をやってるなんて、我ながら意味がわからない。 年末年始休暇に入ってからは完全に仕事やSNSから離れてモブサイコ100と約ネバを読みあさっていたけど、仕事のリハビリも兼ねて、2020年の振り返

    • 入社して1ヶ月経ったので、ただの偏愛記事を書いてみる。

      2020年8月1日、広告分析のSaaSツールを提供する会社に入社しました。 あっという間に1ヶ月経ったので、この1ヶ月でやったことや今の気持ちなど書いてみようと思います。 まだ入社して日が浅いですが、会社と、一緒にはたらく人たちが好きすぎて偏愛記事っぽくなりました。常々人を好きになりたくても距離感をおいてしまう苦悩を抱えてきたので、自分がこんな記事を書けることが奇跡だなあとい思っています。 いままでの経歴と自己紹介どこかに所属する人間としてnoteを書いてこなかったので、

      • ビジョン・ミッション・バリューがわからなくなったので仏教にすがった話

        小学生の頃、どうしても算数の公式が理解できなかった。 先生も親も「公式を覚えて使えばいい」と言う。 でも、なぜこの公式で解けるのか、理由がわからないのに使えない。 今仕事で、その時と同じ状況に陥っている。 変わりゆくなかで、残ってきたものビジョン・ミッション・バリューを新しくするタイミングで入社した。 私の役割は、経営陣や創業メンバーがいままで考えて行動したこと、つくってきたもの、変えてきたこと、諦めたこと、諦めなかったことを全部汲み取って、理解して、形にして、世の中

        • 「編集者ひとりではなにもできない」コンプレックスを克服した話

          仕事が1年続かなかった。 それまでやってきた編集の仕事から少しずれ、採用コンテンツを作り採用マーケティングをするのが私の役割だった。 だけど、なかなか仕事に慣れず、思ったような成果も出ない。 試用期間をずるずると引き伸ばした末、退職した。 難しいけどやりがいのある仕事。 気にかけてくれる同僚。 能力の高い本気なひとたち。 そんな環境のなかで、ずっとボタンをかけ違えたシャツを着て仕事をしているような感覚があった。なんで直せないんだろう? 自分ひとりだけ、ずっと身支度が整わ

        絶対消えないコンプレックスなら、抱えたまま走ってやる。と決めた2021年

        • 入社して1ヶ月経ったので、ただの偏愛記事を書いてみる。

        • ビジョン・ミッション・バリューがわからなくなったので仏教にすがった話

        • 「編集者ひとりではなにもできない」コンプレックスを克服した話

          「おめかし」にゆるされる

          「おめかし」はゆるしのことばだなあ、と思う。ドアを広く開けてどんなひとでも迎え入れてくれる寛容さがある。完成形がどんなでもいい。他人に認めてもらわなくてもいい。そのときを楽しんで幸福を感じれば、いつどんなときでも「おめかし」なのだ。 これが「おしゃれ」になると一気にハードルが上がる。他人から「おしゃれ」だと思われないといけない、そんな承認のハードルが生まれる。見えない足切りの線がどこかに隠れている気がしてひるんでしまう。 * 小学生の頃、朝顔のことを「おしろい花」と呼ん

          「おめかし」にゆるされる

          感動した時に「感動した」で終わらせない練習

          いい歳なので「自分軸」を持ちたいと思っていて、タイトルに書いたような練習を始めた。自分軸っていうのは、「自分はどう思うか」という自分主体の価値観や判断基準のこと。 周りから「意思がはっきりしてる」とよく言われていたので、自分は自分軸を持ってるほうだと思い込んでいた。 だけどよく考えると「なんか嫌だなー」には特別敏感なくせに、「心地いいこと」に対する感度が異常に低い。 自分の好きなもの、やりたいこと、心地よいものがわからない。自分のことであっても、私のことをよく知ってる他者

          感動した時に「感動した」で終わらせない練習

          犬派でも猫派でもない何か

          人間を犬か猫のどっちかに分けようとする慣習がどうも好きになれない。 犬みたいな人にも、猫みたいな人にもなりたくない。 * 犬っぽい人。 こっちから興味を示さなくてもグイグイ話に入ってくる。可愛がったり褒めたりすれば飛び跳ねて喜ぶ。放っといてもめげずに尻尾を振っている。歩けばぴったりとくっついてくる。 確かに、人間でそんな人いたら良い人としか思えない。 自分からグイグイ行けない私にとっては特にありがたい人材だ。 だけど、見てて切なくなる時がある。 ずっと無視されてるのに

          犬派でも猫派でもない何か

          正直でいるのは繕うよりも難しい

          猫を被ってる時間が長いなあと思う。 素の自分で正直にいられたら、もっと自由に軽々と生きていけるのかなあと思っていた。 でもこうやって、しがらみや人の目を気にせず自由に書ける場所ができて気付く。 正直でいるのは難しい。 伝えたいことを、嘘なく、背伸びも卑下もせずに書き残すことがこんなに難しいのかと毎日思っている。 正直に書こうとどれだけ強く意識しても、書いているうちに小さな嘘や小さな背伸び、小さな卑下を無意識に書いてしまう。 なんか違うなあ・・・そんなモヤモヤを抱えたま

          正直でいるのは繕うよりも難しい

          本名もハンドルネームも恥ずかしい

          自意識過剰な話だけど、SNSのアカウント名をコロコロ変えてしまう。自意識過剰な上に飽きっぽいので、どんな名前にしてもすぐ居心地が悪くなるのだ。 本名でもハンドルネームでもそうだから困る。自分のツイートを見返した時、アカウント名を呼ばれた時、「Twitter教えて」と言われた時、恥ずかしさに泣きたくなる。 *  本名は、単純に好きじゃない。漢字・ひらがな・カタカナのどれで書いても間が抜けている。だからといって「太ももぽっちゃり」「毒蝮四太夫」とかやっつけで考えると3日で冷

          本名もハンドルネームも恥ずかしい

          人前で話すのが苦手すぎる私が始めたこと

          人前に立って話すのがとても苦手だ。 顔はこわばるし、全身がプルプル震えて、マイクを落とさないように持っているのが精一杯になる。 どこを見ても緊張するので目が泳ぐ。 目が泳いでいることに気付いて焦る。 目や手や身体の震えを気にしていると、自分が何を言ってるかわからなくなる。 どのくらい苦手かというと、20名ほどの保護者会で3行の文章をそのまま読み上げるだけでパニックになるくらい苦手。 小学校の役員の仕事で、保護者会の司会をすることになった。 短い文を細切れに読むだけだし大丈

          人前で話すのが苦手すぎる私が始めたこと

          生きづらさの意味とか

          大学生の頃、チェーンのカフェでバイトをしていた。 同じバイト先にいた2学年上の先輩。 彼はMARCHクラスの大学に通っていたけど、茶髪にパーマをかけ彼女がコロコロと変わり、酒と煙草に溺れている人だった。 人間的にあまり好きになれない人だったので、彼が就職浪人したと聞いた時、私は内心喜んだ。 先輩は、就職浪人が決まったくらいの時期にバイトを辞めた。 1年後、彼が再びバイト先に顔を出した時、あまりの変わりように絶句した。 先輩は別人だった。 リクルートスーツに身を包み、落ち

          生きづらさの意味とか

          転職して7日で、最低から最高になった話

          大手からベンチャーへの転職2019年8月、2年半働いた人材コンサルティング企業からIT系ベンチャーへ転職した。 転職したいちばん大きな理由は「成長スピードを上げたい」。 その希望を叶えつつ、文章に関わる仕事×人生の選択に関わる仕事×成果が見える仕事という軸で探したときに、採用メディアの運営とHRマーケティングができるいまの会社がぴったりハマった。 優秀な人たちが、大手の10倍のスピードで進んでいく世界入社して数日、いちばん食らったのは、働いてる人のレベルが異常に高かった

          転職して7日で、最低から最高になった話

          憧れのリリィについて

          感情の起伏が激しい私は、安定感に憧れがある。 私の思う安定感というのは、関わる範囲を決めていること、努力すべき上限と下限がわかっていること、ひとりでいる時間と誰かといる時間のバランスがちょうどいいこと、そして必要なときに必要最低限の要求ができること。 つまりは、自分を理解していて、周囲との距離感をいちばん快適な状態に保ち続ける能力があることだと思っている。 大きいしゃぼん玉をまとっていて、必要があれば割る。用事が済んだらまたまとう。そんなイメージ。 * それがリリィ

          憧れのリリィについて

          ブログが書けなくなって3ヶ月考えたこと

          ブログが書けなくなりました2015年から3年くらい書いてきたブログが書けなくなった。 書けなくなったのは、私の素性を知ってる人が見るようになったからだ。 文章を書くのは、私にとって解放。 私はたぶん縛られたくない気持ちが人より強い。 だから、ちょっと窮屈な気持ちになってしまった。 ずっと続けてきた唯一のこと30歳を目前に控え、同年代の友人たちは「やりたいこと」がだいたい決まってきているように見える。 「やりたいこと」がなくても、「得意なこと」や「できること」、「ずっとや

          ブログが書けなくなって3ヶ月考えたこと