なぜ部下を信じるのか?
こんばんは、ラクエスタです。
部下を持っている方に質問です。
あなたは部下を信じることができていますか?
私は自信を持って「 できている 」と言い切れます。なぜそう言い切れるのか?
私は現在20人程度の部署の部門長をやっています。2年に1度の割合で、新卒が配属されます。
個性は様々です。
大卒で、会社に近いという理由で会社に入ってきた体育会系の新人。能力は高いが、あまり喋らない。
高卒で訳ありの家庭事情を持つ文化系の新人。先輩に感謝の言葉を伝えられなかったり、遅刻の常習犯。
部門長になってからは、こういった新人を会社の方針に沿うような道に導かなければなりません。
人には能力の違いがあります。普通の人がすぐできることでも、全くといっていいほど手順を覚えられない人もいます。
そういう人に対して、周りはどう思い、行動するのか?
「 アイツは使えない 」
「 なんでお前はできないんだ、もっとちゃんと意識してやれ 」
年上の先輩からは「部門長のお前がもっと厳しく言わなきゃダメだ」なんて言われたこともあります。
私は理解不能でした。アイツはダメだ、もっとちゃんとやれ。
その「 マインド 」で、その「 言葉 」で相手は本当に変わるでしょうか?
だから絶対に自分はその部下を信じるって決めました。
私の意地だったかもしれません。
私は言葉にして怒ることってできないんです。モノに当たることはあっても、言葉に出すことができないんです。
小さな頃、両親が喧嘩をしている時、サッカーのコーチが怒鳴っている時、私は恐怖でしかありませんでした。
恐怖は人の行動を制限してしまう怖さを持っているんです。
怒られないように、ミスしないように。
そうやってチャレンジできない人間になるんです。
私は何があっても承認し続けました。もし、失敗が起こっても次どうしたら良いのかを本人に考えさせました。
今、その部下はどうなっているか?
先日、部署内でトラブルがありました。本来表示されるべき札が製品箱に入ってなかったのです。
その日私は有給を取っており、家にいました。夕方その部下からLINEで連絡がありました。
「 またトラブルが発生してしまいました。対策を考えておきましたので、後で確認お願いします 」
私は涙が出そうでした。
本当に信じて良かったって素直に思えた瞬間でした。彼は主体的に動ける人間になったのです。
私を成長させてくれた部下に本当に感謝しています。
人間の能力は決められている。いや、伸ばせるものだ。
どちらの考えが幸せに生きられるでしょうか?
今日も読んでいただき、ありがとうございます😊
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