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エンの採用担当File(武井さん)ー 「導くのではなく一緒に考える」新卒人事の私が学んだこと

今回から新たなシリーズ、「エンの採用担当File」を連載していきます!

普段は面接や面談で質問する側になることが多い採用担当。だからこそ、ここでは逆に質問攻めにしちゃいます。

記念すべき初回のゲストは、新卒採用担当の武井奏さんです。


採用担当(武井さん)のプロフィール

―—簡単に自己紹介をお願いします
2020年に新卒でエン・ジャパンに入社しました。入社後3ヶ月は人事として新卒採用を経験。入社4ヶ月目に社内異動でコンサルティングセールスにキャリアチェンジして営業スキルを習得後、同年11月に再度人事になりました。現在は、企画マーケティングコースの新卒採用責任者をしています。

武井さんへの100の質問↓


―—今までの経歴を教えてください。

武井 長野県安曇野市出身です(鹿やイノシシが出ます)。大学の専攻は心理学。2020年に新卒でエン・ジャパンに入社し、新卒採用人事→engage事業部 セールス→新卒採用人事、というキャリアです。

入社1年目での人事配属というのは当社でも6年ぶりとのことでした。「実体験をもとに就活生にリアルなやりがい厳しさを伝えたい!」という思いもあり、engageに異動して半年間の現場修行を経て人事に戻ってきました。

社内留学のような経験をさせてもらったことで、よりリアルにエンの魅力を伝えられるようになったと感じています。

こんな自然の元で育ちました!

―—どんなご家族の中で育ちましたか?

武井 父:中学校教員(休日はサックス演奏)、母:ピアノの先生、弟:3歳差(バスケ→アカペラ)、トイプードル1匹、という4人+1匹家族。

父と母も、私と同じく大学でビッグバンドジャズをやっていてそこで出会ったそうです。

2人とも今も楽器を続けているので、小さいころから社会人バンドの練習に一緒に連れて行ってもらったり、街中でやる父のライブを見に行ったり、家族で演奏したり。

音楽はスポーツと違って「自分をどう表現するか」「お客さんにどう感じてもらうか」が大事な世界なので、「人からの見られ方」には敏感な性格になったかもしれません。

幼少期。面影ありますか?(笑)

学生時代に注力していたのは「音楽」

―—学生時代はどんなことをしていましたか?

武井 とにかく音楽ばっかりやっていました。3歳からピアノ、小→中→高はずっと吹奏楽部、大学ではラテンジャズビッグバンドのサークルでサックスという楽器を吹いていました。

吹奏楽と同じくビッグバンドにも大会があり、私のサークルは近年全国トップ5には入賞しているバンドでした。同期の中にはプロとして活動している人もちらほら。ちなみに本番の衣装が決まっていて、真冬でも「アロハシャツ+裸足」で演奏していました!

社会人になってからも楽器は続けています。同期のライブを見に行くことも。ライブ会場は軽い同窓会のようになります(笑)

大学時代のサックス演奏中の一枚。この下は裸足!

―—音楽をしていたことで、その後の価値観への影響はありましたか?

武井 めちゃくちゃありました!といっても、それは音楽そのものというよりは「組織」に対する価値観が大きいです。

小中高大通して、吹奏楽など大所帯の組織で音楽に向き合う経験をしてきました。経験が長いこともあり、どのバンドでも運営代では部長やコンミスなどリーダー職についていました。

組織運営をしたことがある人は共感してくれると思いますが、“モチベーションの差”や”音楽という明確な正解がないものに向き合う不安”にぶち当たりすぎて、「いい組織ってそもそも何なんだろう?」と病むことも。

でも実は、そういう【カオスな組織を動かしてよりよくしていくこと】が人一倍好き、ということに気付き、そこからは自分なりの「良い組織の定義」をさがしていくことが人生の一つの目標になっています。

大学のサークルの引退前最後の瞬間!

―—周りに驚かれる癖や習慣はありますか?

武井 ドラマやアニメは最終話が公開されてから1日で一気見するタイプです。しかも、一気見するときは第1話を見たら先に最終話を見て結末を把握。その後第2話からじっくり結末までの道筋を楽しんでいます。

「作品に対する冒涜だ!」なんて言われることもあるんですが、どうしても先に結末を知りたくなってしまうんです。究極の結論ファースト主義かもしれません(笑)

―—仕事にも影響はありますか?

武井 この性分はプライベートだとあまりよくないと思っているんですが、仕事では活きる瞬間があります!

例えば何かプロジェクトの一部分の仕事を任された時には、自分の責任範囲だけではなく必ずプロジェクトの全体像や直近数年間の変遷、なぜこのプロジェクトをやることになったのか等、徹底的に調べつくします。

自分がこの仕事を任された背景、全体にもたらす影響をすべて把握してから取り掛かりたいんです。結果として期待されている以上の成果を出すことにつながります。

ちなみに私のケミストリー(エンが開発したチーム相性診断テスト)は
「不確かなことであっても状況を察知して、要点をつかんだうえで、合理的な判断や対応をする」と言われている「直観-論理」タイプ。 とにかく全体像と結末を知りたがる私は、まさに!という感じですよね(笑)

万人ウケを狙った企画は、誰にもウケない

―—仕事をする上で、大事にしているスタンスを教えてください!

武井 大事にしている言葉があって「万人ウケを狙った企画は、誰にもウケない」。

冒頭の方にも書きましたが、もともと周りの人からの見られ方をすごく気にするタイプだったので、私生活でも仕事でもとにかくすべての人に気に入られるように動いていました。

この価値観を変えるきっかけになったのが、入社2年目にプロジェクトリーダーとして任せていただいた、社長登壇の会社説明会。就活生にとって会社の第一印象を決定づける重要な入口を任され、これまでにないプレッシャーを感じていました。

2時間のコンテンツ企画をゼロから任されていた私は企画当初、「すべての就活生にエンを良いと思ってほしい」と考え、手あたり次第ヒットしそうなエンの情報を羅列していく説明会を企画をしていました。

ですが、壁打ちをした上司に一発目に言われたのは「この説明会、誰に届けたいの?」。言われてハッとしました。万人受けを狙ったセミナー企画はいつの間にかコンセプトや一番伝えたい内容がぼやけ、結果として「誰にも刺さらない」説明会になっていたのです。

そこからは「特にどんな就活生に届けたいのか」「一番伝えたいことは何か」「この説明会でしか伝えられないことは何か」を意識して、ターゲットを狭めることを恐れずに企画していきました。

ミスマッチを防ぎ入社後活躍を実現できるよう、あえて会社の厳しい面も伝えるパートも盛り込みました。

いよいよ迎えた初回説明会。「こんなに尖った内容だけど本当に大丈夫か…」という不安はありましたが、結果として全体の満足度は100%。

学生からは「HPではからない、この説明会でしか知れない内容を知ることができた」「あえて厳しい面も社長から伝えてくださったことで、むしろ志望度が上がった」というような感想もいただきました。

初回の説明会成功後も社長の鈴木さんと何度も改善ミーティングを重ね、全開催通しての満足度は98%。また選考希望率は95%を達成することができました。

常にターゲットを明確に、伝えたいことを明確に。という意識はその後のほかのミッションでもとても活かされています。企画業務のキホンのキではありますが意外と忘れがちなこと。今後インターンやグループディスカッションで企画をする方はぜひ意識してみてください。

ある日の鈴木さん(社長)のブログ

導くのではなく、一緒に考える

―—就活生と日々向き合う中で、大切にしていることはありますか?

武井 「導くのではなく、一緒に考えること」です。かっこいい言い方をしてしまいましたが、要は対等に話し合える関係性を大事にしています。

社会人と学生の立場なので、どうしても「教えてあげる、導いてあげる」スタンスになりがちなんですが、その学生さんにはその学生さんの道があって、正解は本人が決めるもの。

「どの道を選ぶのが○○さんにとって一番いいんだろう」というのを一緒に本気で考えることを大事にしています。最終的に選ぶのがエンであれば、もちろんうれしいです。

私と話す機会があれば、正解を探りながら自分を良く見せようとする必要は全くありません。「何に悩んでいるかすらわからない!」も含めて全部打ち明けてください!一緒に本気で考えます。

―—武井さんの新たな側面を知ることができました。武井さん、ありがとうございました!

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