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仏像?そんなもの価値ゼロです!

<禅語>
金仏(こんぶつ)炉を渡らず、木仏(きぶつ)火を渡らず、泥仏(でいぶつ)水を渡らず

<意味>
金で作った仏像は炉に入れると溶けてしまう、木で彫った仏像は火に入れると燃えてしまう、泥で作った仏像は水に入れると崩れてしまう。

本当の仏とは決して壊れたりしない。仏とは仏像の様な形あるものではないということを示唆した言葉。

<ひとりごと>
栄西は貧しい人に建仁寺の本尊を壊してその一部を渡して、質屋にいれるようにアドバイスした。弟子たちが罰があたると師匠の栄西を止めようとすると、「貧しい人を助けない仏像なら、それは仏ではない。罰が当たるどころか、仏もきっと同じようにするだろう」と言ったエピソードが残っている。

じゃあ、私たちがあり難く拝む仏像って何?
あれは、あのような仏が自分の中に存在するということを確認する行為。
仏像はあなたの鏡みたいなもの。
手を合わせて拝んでいるのも、自分の中に有る仏、つまり自分自身を拝んでいるということ。

だから、仏さまのようによい事たくさんしないとね。




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