勉強や仕事の生産性が上がる【フロー状態】とは?
こんにちは、サイフーです。
集中して本1冊を1日で読み終えたこともあります。
みなさんの多くが抱えている問題は、仕事や勉強に集中できないこと。
何かに集中し没頭することは、辛い体験のフラッシュバックを軽減し、不安を和らげる効果があるのだそう。
もちろん、仕事の生産性を上げるためにも不可欠です。
今回は「フロー状態」を使って集中しやすくなる方法を解説します。
✅記事の内容:
フロー状態とは?
高いアウトプットを出すためにはどうすればよいか?
実は答えは単純で、「集中」すること。
人間の脳は、1度にたくさんのことを認識するようにはできていません。「今この瞬間」しか認識できないのです。
今ではない、過去、未来のことを思い浮かべると、あっという間に意識がそちらにいってしまう。
横から話しかけられたり、仕事を言いつけられたりしても意識は揺れ動いて、集中が乱されてしまいます。
職場での仕事に限らず、趣味や何かの作業に没頭していて、気づくと何時間も経っていた。
そんな経験をしたことは誰にでもあるでしょう。
この状態のことを、心理学用語で「フロー」と呼びます。
意識が最適化されて最高のパフォーマンスを発揮できるようになり、同時に心の充実感を感じられる。
フロー状態はフロー体験とも呼ばれます。
フロー体験とは、心理的エネルギーを1つの目標に向けて集中して、行動できている状態のことです。
フロー体験は心理学者のM・チクセントイハイによって提唱され、著書『フロー体験 喜びの現象学』にまとめられました。
いまや「幸福」や「創造性」に関するポジティブ心理学の代表格ともいえる概念です。
今回はフロー状態について詳しくお伝えします。
フロー状態は 学習や仕事のほか、ビジネスでも注目されています。
たとえば、マッキンゼーの調査によれば、経営者がフロー状態を経験することで、その会社は5倍の生産性を発揮できるようになるという結果も出ています。
要はフロー状態ですごくポジティブなエネルギーを出しているから、社員も共感でき、経営もよくなる、ということです。
フロー状態の3つの効果
フロー状態に入った人間の出すパフォーマンスは圧倒的です。
みなさんが一番気になるのがその効果です。
心理学者のミハイ・チクセントミハイ博士(フロー提唱の人)はこう言っています:
「同氏は、我を忘れ、時間を忘れて何かに没頭するフロー状態に入れば、どんなに難しいことでも可能になる」
すごいですよね?
フロー状態に入るとおもに3つの効果が出ます。
1.高いパフォーマンス
2.楽しさを獲得
3.自己の「成長と発見」
>1.高いパフォーマンス<
フロー状態に入った人は、尋常でない集中力により、そのひとの最大限のパフォーマンスを発揮します。
仕事やスポーツ、勉強で効率のよい習得を期待できます。
>2.楽しさを獲得<
みなさん、ゲームをしている時を思い出してください。
集中していると、あっという間に時間がたちますよね。
これが、楽しさです。
自分にとってちょうどいい課題に対して、自分の全力をもって取り組んでいるからです。
>3.自己の「成長と発見」<
上記で言った通り、
フロー状態に入ると最大限のパフォーマンスを発揮します。
よって、自分の成長や新しいスキルの発見につながります。
以上です。
もっと深掘りしていくと、
アメリカの教育機関による組織「Flow Genome Project」によると、フロー状態に入ることで、以下の効果・働きが出るそうです:
・創造性・課題解決能力が4倍になる
・新しいスキルの学習スピードが2倍速になる
・モチベーションを高める脳内物質が放出する
・痛みや疲労を感じなくなる
上で紹介しましたけど、
マッキンゼーの調査によれば、経営者がフロー状態を経験することで、
その会社は5倍の生産性を発揮できるようになるという結果も出ています。
アメリカのスティーブン・コトラー博士いわく、
1日のうち15%でもフロー状態に入ることができれば
「仕事の生産性は通常の2倍に上がる」とのこと。
「フロー状態」を手っ取り早くつくるには?
実はフロー状態に近づくのは簡単です。
この後紹介する2つの方法を実践することによって、集中力が上がりますよ
2つのコツは:
1.タイムアタック法
2.ToDoリスト
まず最初にタイマーを用意しましょう。
スマホのタイマーはダメ!
その理由は、スマートフォンをタイマーとして使うとメッセージの通知などが目に入り、集中力を妨げてしまうから。
スマートフォンが視野に入るだけでも、操作を始めたくなってしまう危険性があります。
「タイムアタック法」とは、時間制限を設けることによって、集中力が増して効率良く勉強や仕事ができる方法のこと。
しかも、時間内にやりきることにより、やる気ホルモンといわれる脳内物質ドーパミンが放出され、ますます意欲が高まります。
ポモドーロ法と似ていますよね!
次にToDoリストを作ってください。
ただ課題を書くだけでなく、何分、何時間でやるかを書くこと。
例えば:
>英単語を覚える(30分)
>メールチェックをする(25分)
より制限時間に対して意識的になるので、ますます集中力が高まるはずです。
【上級者向け】フロー状態へのステップ
上記の方法が簡単すぎる、本格的なフロー状態を体験したいと思う方のために上級者向けのステップも紹介します。
① 目標の設定
② 能力と課題のバランスをとる
③ 現在起こっていることへの注意集中
④ 直接的に体験を楽しむ
① 目標の設定
なぜこの行為をするのかではなく「どのようになったらクリアになるのか」を考えてください。
スポーツ選手では優勝することや高得点を取ることが目標なので、
フロー状態に入りやすいのです。
② 能力と課題のバランスをとる
2つ目に自分の能力をわかりましょう。
英語の初心者なのに「Present Perfect Continuous」を覚えたって意味がありませんよね。
挑戦する課題に対して能力が高すぎると、「退屈」に感じてしまいます。
逆に課題に対して能力が低すぎると、「不安」や「絶望」を感じることでしょう。
この退屈と不安のあいだにフロー状態があります。
高くも低くもない能力の課題を見つけましょう。
③ 現在起こっていることへの注意集中
注意リソースの使い方のポイントです。
目の前のこと、設定された目標に関係することだけにリソースを使います。
目の前のことに集中するコツは:
マインドフルネス瞑想、
日記を書く
④ 直接的に体験を楽しむ
ちょっと哲学、心理学的な話になります。
フロー体験の目的を考えましょう。
行為の先にある報酬ではなく、行為の達成自体が目的です
課題に対して興味や楽しさを見つけると、生産性が上がります。
まとめ
今回はフロー状態について解説しました。
簡単にまとめると:
・フロー体験とは、心理的エネルギーを1つの目標に向けて集中する状態
・タイムアタック法とToDoリストを活用してフロー状態を作る
・4つのステップを意識することでフロー体験に入りやすくなる
記事を読んでくれてありがとうございました!
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引用:
https://learn-tern.com/flow/
https://studyhacker.net/columns/seisan-flow
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