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サッカーを学べるイギリスの大学 サウサンプトン ソレント大学

イギリスには、フットボールマネジメントなどサッカーに関して学べる大学がいくつかあります。

今回はその中からサウサンプトン ソレント大学(以下 ソレント大学)をご紹介します。この記事内では、日本からソレント大学でフットボールマネジメントコースで学ぶための入学条件、学費、生活費、現地での生活について書いていきたいと思います。

サウサンプトン

まずはサウサンプトンの町について簡単に説明します。サウサンプトンは海に面したイギリスの南にある町です。タイタニックがサウサンプトンの港から出港したことでも有名です。ご存知の通り吉田麻也選手が所属していたサウサンプトンFCのホームタウンでもあります。サウサンプトンの東にはブライトン、西にはボーンマスと近年プレミアリーグに定着し始めたクラブのホームタウンもあります。ロンドンからの距離も比較的近く、電車やバスで約1時間半で行くことができます。

イギリスの大学について

コースの内容を紹介する前に、まずはイギリスの大学について簡単にご説明します。イギリスの大学学士課程は通常3年です。ただ、2年次終了後に、1年間のインターンシップを挟むことが一般的であり、それを含めると学士課程の修了には4年かかることになります。インターンシップとは簡単に説明すると、給料をもらい就業体験をすることです。これによって、卒業後の職探しに大きなメリットが生まれます。多くの学生は2年次にインターンシップ先を自ら探して応募することになります。イギリスの修士課程は1年間で修了します。その分ハードですが、日本からは修士課程のためにイギリスで学ぶことを選ぶ人が多いように感じます。

コースの内容

ソレント大学にはフットボールに関する以下のコースがあります。ここでは 学士課程からFootball Business Management のコースをピックアップしてコースの内容、入学条件についてご説明します。

学士課程

Football Business Management

Football Studies

Football Science

修士課程

Football Science

https://www.solent.ac.uk/subjects/sport-and-fitness/football

3年間で学ぶカリキュラムは以下の通りです。

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入学条件

次に入学条件について見ていきましょう。

日本からイギリスの大学の学士課程で学ぶには以下の2つのルートがあります。

大学1年次に直接入る

ファウンデーションコースを経由して大学1年次に入る

まずは大学1年次に直接入る方法から説明します。イギリスの大学1年次からのスタートを目指す場合、UCASというイギリスの大学出願システムを通して大学から入学許可を得ることが必要です。このUCASについては日本の留学エージェント (BEO, SI-UKなど) が無料でサポートしてくれる場合が多いので、一度相談してみることをお勧めします。

以下が入学条件となります。96-112のUCASポイント、そして英語非ネイティブの場合、IELTS、もしくはTOEFLのスコアで規定の条件をクリアしなければなりません。IELTSでは、Overall 6.0かつ4技能すべてで5.5以上でなければならないとあります。IELTSについては、別記事でまた詳しい説明をしたいと思います。

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次にファウンデーションコースを経由する方法です。ファウンデーションコースとは大学進学準備のためのコースです。通常1年間ファウンデーションコースで学び、翌年から大学1年次へ進む形となります。ファウンデーションコースでは、イギリスの大学で学ぶためのエッセイの書き方、ノートの取り方、課題へのアプローチ、プレゼンの実践的な練習、グループワークの基礎、英語力の強化などが主な内容であり、日本のように異なる学習環境から来る学生にとっては非常に効果的です。ただ、学士課程の修了までに1年間余分に時間と費用が掛かります。入学難易度はこちらのほうが当然易しいです。ソレント大学には Football Foundation Yearというコースがあり、これを修了することでFootball関連の学士課程いずれかへの進学が保証されます。

以下の通りソレント大学HPの日本からの学生が入学する場合についてのページには、日本の高校卒業程度の場合はファウンデーションコースへの入学が適当である旨が記載されています。

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ファウンデーションコースの入学条件は以下の通りです。

48 UCASポイントとありますが、前述の通り、これは日本の高校卒業資格で満たせるようです。英語力については、IELTSではOverall 5.5、4技能それぞれ5.0以上と、1年次に直接入学する場合の条件よりも緩和されています。

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学費

続いて、気になる学費について見ていきましょう。先に言っておくと、イギリスの大学の学費は年々インフレが続いており、日本の私大よりも高額です。

こちらは大学1-3年次の年間費用です。年間£13,260 (約180万円)なので、修了まではこの3倍の費用が掛かります。

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また、ファウンデーションコースの費用は、£11,660 (約160万円)となっています。

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これを見てお気づきの方もいると思いますが、イギリスとEU圏内の学生の学費は、インターナショナルの学費よりも安く設定されているのです。これはソレント大学に限らず、どの大学も同じ価格設定です。イギリスの大学の方針として、インターナショナルの学生から収益を生もうという考えが透けて見えます。今まで進学先としてイギリスの大学に魅力があった間はこれでも良かったのかもしれません。ただ、Brexitによりこの先もイギリスがインターナショナルの学生に魅力的な進学先となるのかは若干疑問ですが。

生活費

少し疲れてきたので、ここでは簡単に書きます。また別の機会に追記したいと思います。家賃は大体日本と同じと考えてもらえれば良いと思います。水道光熱費も基本は家賃に含まれるので、使用料等気にする必要はありません。ただ、イギリスでは基本的に一つの家を何人かでシェアすることが一般的です。なので、部屋は一人部屋ですが、キッチン、トイレ、シャワーなどは共有することになります。また、イギリスでは食料品の価格は日本と比較して安く設定されているので、食費も抑えることができるでしょう。(※外食は高いです。)

以上がソレント大学のフットボール関係学部の紹介になります。ご質問等ありましたらお答えしますのでコメントください。


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