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先生、いま何に困っていますか?コロナ禍における体育の課題。

長期の休校と外出自粛、また学校再開後も体育が十分にできていないことの影響が少しずつ表面化してきています。

いま学校の先生は、体育の授業において何に困っているのでしょうか?

5月末よりENGINEの「体つくりカード」の提供と同時に、先生方に現在の課題をヒアリングしてきましたので、その結果をお伝えしたいと思います。

全国200校以上の小学校の先生方から具体的なご回答いただきました。
(カードの申し込みは1,000件を超えました!)

■先生の声

回答は、主に「①コロナ対策、②普段の体育における課題、③その他」、の3つに分類することができます。実際の回答は以下です。

学校現場のリアルな声をまとめました。

①コロナ対策

「3密を避けた体育、物の共有ができない中での体育が難しいです!」
「コロナの中でどういう活動をすればよいか分からず、縄跳びばかりしています。どうすればよいでしょうか。」
「密や共有がダメと言われ、何ができるのかイメージしにくくなった。周りからの目も気になる。」
「体育の授業時間が削減されているので、家庭でできる運動事例を探しているが、良い素材がなかなか無い。」
「コロナでもできる体育、検討中です。走る、ハードル、たんなわの3種目しかできておりません。」
「子ども同士の距離感か難しい。距離を意識しすぎて、運動量が落ちてしまっている。」
「休校中に子どもたちの体力が想像以上に落ちていたが、まだ制限も多くどうすれば良いか、分からない。」


②普段の体育における課題

「学習カード作りに時間がかかる」
「身体が小さい子が、体力テストの時、体格差が考慮されずに実施されることを疑問に思っている。」
「とび箱やマット運動の指導が難しいので、カードが欲しい。」
「発達段階に合わせた各種運動の学習カードや子どもたちが意欲的に取り組む持久走または縄跳びカードがあれば助かります。」
「自分が運動ができないせいもありますが、1年生から6年生までいつも同じ技ばかりやっている感じがしています。」


③その他

「マスクの着用の是非」
「暑さで体力が落ちてきています。そんな時に取り組める体に負担の少ない活動があれば、知りたい。」

①②③は全てリンクしていますが、どれも学校現場の苦労が伝わってくる回答でした。

■回答の分類


​回答を分類した結果は以下です。
※全203件の回答。

Q.現在体育で困っている事があれば教えてください。 (1)

ヒアリングする前はほとんど感染症対策関連だろうと予想をしておりましたが、意外だったのは、「普段の体育に関する課題」が半分近くを占めたこと。

この結果から、何が見えるでしょうか?

■体育はもともと大変。コロナ禍ではもっと大変。

コロナ以前から体育の指導に悩んでいる先生は多いのです。そしていま、もともと大変だったことが、もっと大変になっているのです。(※もちろん体育だけでなく、学校教育全般に言えることだとは思いますが。)

いままでnoteのマガジンでもお伝えしてきた通り、コロナ以前から小学校体育の指導には様々な課題があります。

【小学校体育の課題】
・担任の先生が教える。
・体育の運動領域だけ、唯一教科書が無い。
・指導する子どもたちの体力が低下したり、二極化が進んでいる。
・運動や外遊びの三つの間(空間・時間・仲間)が減少している。

などなど。


Q.現在体育で困っている事があれば教えてください。


■いまこそサポートすべき時。その仲間も募集したい。

体育の授業や家庭での運動を少しでも支援するために提供を始めた、ENGINEの「からチャレカード」は現在第1弾~第6弾まで提供中(※無料)です。いまこそ我々が先生と子どもたちをサポートすべき時だと思っています。学校現場の先生のご意見も取り入れて、第8弾まで作成予定です。

★お申込みはこちら

【「からチャレカード」シリーズ】
<第1弾:体つくりカード>
①体のやわらかさを高めよう
②体のたくみさを高めよう
③体の力づよさを高めよう
④うごきつづける力を高めよう
※家庭用・授業用の2つのパターンがございます。

<第2弾:なわとびビンゴカード>
①なわとびマスターになろう(初級)
②なわとびマスターになろう(中級)
③なわとびマスターになろう(上級)

【第3弾・鉄棒ビンゴカード】
①てつぼうにチャレンジしよう!(初級編)
②てつぼうにチャレンジしよう!(上級編)

【第4弾・リズムに合わせて】
①リズムに合わせて(各20秒ver)
②リズムに合わせてやってみよう(各30秒ver)

<第5弾・からチャレポイントカード>
①からチャレポイントカード(A3)
②からチャレポイントカード(A4表裏)

<第6弾:ボール運動(バルシューレ)>
①ボールを自由に使いこなそう!
②ソーシャルディスタンスを確保したボール運動のアイデア集

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第4弾まではENGINE&提携校の先生だけで制作をしてきましたが、現在は
コンテンツ制作のパートナーも募集をしています!近々あるパートナーさまとのコラボ企画も発表いたしますので、ぜひご期待ください。

「学校に届けたいコンテンツがある」
「私も学校をサポートしたい」

という企業・団体・個人の方がいらっしゃいましたら、contact@engine-s.jpもしくはENGINEのホームページから、ぜひご連絡ください。

(文:ENGINE・櫻井)

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★1/20更新★「からチャレドリル」モニター募集!

このたび低学年の体つくり運動を対象にした「からチャレドリル(テスト版)」が完成いたしましたので、実際に学校の授業や宿題でお使い頂けるモニター校を募集開始しました!

【概要】
・モニター募集校数:50校 
・1校につき「からチャレドリル」を200部寄贈
(ハーフパッケージの場合、100部)
・対象:小学校低学年
※日本国内の小学校(公立・私立問わず)であれば、どなたでも応募可能です。


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【ENGINEウェブサイト】
https://www.engine-s.jp/

【ENGINE Facebookページ】
https://www.facebook.com/ENGINE.by.kyoikudojinsha/





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